Atlético、Valenciaの地で貴重な勝ち点1を獲得
Atléticoはここまでの中でも良い内容の試合をして、久々にアウェーでの勝ち点を獲得した。Fernando Torresの同点ゴールはVeljko Paunovicの退場後というチームが最も苦しい状況で生まれたものだった。 試合はMistaが決定的なチャンスを外して動き始めた。直前のAimarのシュートをLeo Francoが弾いたが、こぼれ球をMistaが押し込もうとし、あわやの展開となった。またこの一連のプレーでPabloの足がAimarの顔面に当たり、試合は5分近く中断した。そしてAimarはDi Vaioと交代という形でそのまま試合から退くこととなった。 この試合でもAtléticoは安定した守備を見せ、相手の攻撃を跳ね返した。一方攻撃に関してはセットプレーで前線に上がっており、まだ残っていたPabloがFernando Torresのクロスに合わせようとしたもののわずかに届かなかった。しかしながら流れそのものはAtléticoにとって悪くは無かった。Valenciaも前半終了間際に二度ほどゴール前まで迫ったが、いずれもLeo Francoを脅かすものではなかった。 後半も同じような展開が続いたが、64分に試合が動いた。ロングボールに対してLeo Francoがまずい飛び出しをしてしまい、エリア外で彼との競り合いに勝ったDi Vaioが空っぽのゴールへシュートした。これはPabloが何とか防いだが、そのこぼれ球がAnguloの前に転がり、そのままゴールへ流し込んだ。しかしAtléticoにとって悪いことはまだ終わっていなかった。失点から5分後にPaunovicがこの日2枚目のイエローカードをもらい退場となってしまった。 しかしながらAtléticoは一人少ないことを感じさせない戦いを見せた。そして78分にSimeoneの素晴らしいパスを受けて抜け出したFernando Torresが、一旦はボールの処理に手こずったものの、3人のディフェンダーに囲まれながらも最後はCañizaresの守るゴールマウスを破った。チームが最も苦しい状況で生まれた貴重な同点弾だった。 試合終了直前にBarajaのフリーキックがバーに当たって外れるという、Valenciaにとっては非常に惜しい場面があったが、結局そのまま終了した。結果は引き分けだったが、アウェーでは今シーズン最高の戦いをAtléticoは見せてくれたといえるだろう。 得点経過 1-0, m.64: ロングボールの処理を誤ったLeo Francoとの競り合いに勝ったDi VaioのシュートはPabloが防いだが、こぼれ球をAnguloが落ち着いて流し込む 1-1, m.78: Simeoneのパスから抜け出したFernando Torersがディフェンダー3人を交わして右足で決める |
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Aimar負傷 |
Valencia 1 - 0 Atlético : Leo Francoクリアミス → Di VaioのシュートをPabloが弾く → Angulo |
Valencia 1 - 1 Atlético : Simeone → Fernando Torres |