Atlético、100周年試合の借りをようやく返す
AtléticoサポーターにとってもOsasuna戦の勝利は待ち望んでいたものだった。2シーズン前の100周年記念試合で勝利を持ち帰り、昨シーズンとあわせて2シーズン続けてCalderónで勝利を挙げられなかった相手だからだ。この試合ではFerrando率いるAtléticoが良いパフォーマンスを見せ、ようやくOsasuna戦での勝利を掴むとともに、再びヨーロッパ圏内へと浮上した。 この試合の勝利はチーム全体で献身的な動きを見せた結果だろう。しかしながらもう少し点を取るチャンスはあった。その反面Osasuna側にももっと多くの点を取るチャンスはあったが、彼らのチャンスはLeo Francoが幾度となく防いだことで結果的に勝利を勝ち取ることができたとも言えるだろう。 試合展開は目まぐるしく変化した。前半はAtléticoが試合の主導権を握り、Fernando TorresとSalvaのゴールで2点をリードしたが、ハーフタイム直前に逆にセットプレーからOsasunaに得点を許し、リードを縮められて前半を折り返した。後半も再びColsaのゴールで2点差としたが、再度1点差に詰め寄られ、苦しい試合を強いられた。 OsasunaのPablo Garcíaの退場処分は主審の判定に疑問を投げかけた。このウルグアイ人はカードを1枚もらった状態でAtléticoの選手に対してタックルを試みたわけではなくぶつかっただけだったが、このプレーで結果的に2枚目のカードをもらってしまった。しかしながらこのプレーが警告の相当するようなプレーだったかどうかは微妙なところだろう。Pablo Garcíaもこの判定に納得せず、しばらくピッチを立ち去ること拒絶した。 この試合でのAtléticoのプレーに関しては改善が見られた。得点シーンはいずれもチームとして機能したものだったからだ。先制点はLeo FrancoのロングボールをSalvaが落とし、そのパスに反応したFernando Torresが決めた。2点目はセットプレーで、Antonio LópezのクロスにSalvaが頭で合わせた。そして3点目もAntonio LópezのコーナーキックをColsaが角度の無いところから押し込み、結果的に大きくものを言った得点となった。 Osasunaも今シーズンのここまでの試合と同じように組織立ったプレーを見せ、何とか同点、さらには逆転を目指して戦った。ここ2シーズンの相性の良さもあってOsasunaは自信を持ってプレーしており、彼らには最後まで苦しめられることになった。しかしながらホームで何とか勝利を挙げることに成功した。次は再び課題となっているアウェーでの試合で、土曜日にSan MamesでAthleticと戦うことになっている。昨シーズンは最終節でこの地で戦っており、このときは3 - 4で勝利を収めている。 得点経過 1-0, m.16: Leo FrancoのロングボールをSalvaが頭で落とし、そのボールに反応したFernando Torresがそのままスピードに乗って抜け出し、キーパーとの一対一の場面で落ち着いて決める 2-0, m.30: 右サイドのフリーキックをAntonio Lópezがエリア内へ放り込み、ニアサイドのSalvaが頭で合わせる 2-1, m.46+: Muñozがフリーキックをファーサイドへ上げ、これをValdoが右足で合わせる 3-1, m.55: Antonio Lópezの左からのコーナーキックをニアサイドにいたColsaが角度の無いところからヘディングし、Elíaの手に当たってゴールへ吸い込まれる 3-2, m.74: カウンターからAloisiがセンタリングを上げ、Moralesが頭で押し込む |
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Atlético 1 - 0 Osasuna : Leo Franco → Salva → Fernando Torres |
Atlético 2 - 0 Osasuna : Antonio López (F.K.) → Salva |
Atlético 2 - 1 Osasuna : Muñoz (F.K.) → Valdo |
Atlético 3 - 1 Osasuna : Antonio López (C.K.) → Colsa |
Atlético 3 - 2 Osasuna : Aloisi → Morales |