Valenciaに勝利し、ヨーロッパまで勝ち点1に
Atléticoが前半13分のFernando Torresのゴールを守り切り、Calderónでの2連戦を連勝した。しかしながらこの試合でPereaとNúñezが負傷交代するという悪い出来事も起きてしまった。 Atléticoにとってホーム2連戦で勝ち点を稼ぐチャンスは逃せないものだった。サポーターも先週の試合の再現を期待すべくスタジアムに詰め掛けた。チームはその期待に応えるべく序盤から攻撃を仕掛けた。6分にはFernando Torresがクロスを入れるが、これはAntonio Lópezに通らず、Cañizaresが抑えた。しかし続くチャンスでAtléticoが先制点を挙げた。この試合でもAntonio Lópezが今シーズン15点目となるFernando Torresのゴールをアシストした。Fernando Torresにとっては前半戦のMestallaでの試合に続いてValencia相手に2試合連続となるゴールでもあった。 この試合でAtléticoの左サイドのSergiとAntonio LópezはValenciaの右サイドの二人(SissokoとRufete)を上回っており、相手を危険にさらす場面を作った。しかし次の決定的な場面は右サイドからで、Gronkjaerがシュートを放つもCañizaresに防がれた。Atléticoの左サイドを止めるべく、Valenciaの監督であるAntonio LópezはDavid Navarroをセントラルから右ラテラルに動かし、Marchenaをセントラルに下げ、そしてSissokoをピボテに配置した。 前半30分、Atléticoにとっては良くないことが起きてしまった。エリア内でAimarと競り合ったPereaが頭部を強打し、担架で運び出されることになってしまった。 前半はAtléticoによって試合がコントロールされ、Valenciaはチャンスらしいチャンスが作れなかったが、後半に入ってMista, Rufete, David Navarroのシュートが放たれるようになり、徐々に流れが変わっていった。特にRufeteのシュートが一番危険なもので、これはLeo Francoが防いだ。さらにこれ以降、試合は荒れ始めた。これは主審であるIturralde Gonzálezが試合をコントロールできなくなったことが大きな要因だろう。Valenciaの選手の反則によってNúñezが途中交代を余儀なくされ、さらにTorresが二度倒され、さらにAntonio Lópezが医療スタッフの補助を仰ぐような状況に陥ったにも関わらず、そのほとんどを反則としてとらない、もしくは警告に値するような反則をそうとはみなさなかった。しかもAtlético側は同じような反則をしたら警告を与えたにも関わらずである。特にSissokoの扱いはひどく、警告に値するような反則を3回も犯したにも関わらず、実際カードを提示したのは1度だけだった。 AtléticoはValenciaの終盤の猛攻に耐え、何とか勝ち点3を得ることに成功した。この勝利によってUEFA圏内まで勝ち点差1、そしてChampions圏内まで勝ち点差3に迫ることとなった。 得点経過 1-0, m.13: Antonio Lópezの右サイドのコーナーキックをFernando Torresが頭で合わせる |
|
Atlético 1 - 0 Valencia : Antonio López (C.K.) → Fernando Torres |