Kameniに勝利を阻まれる

Atléticoは一試合一試合が決勝戦のような状況でEspanyol戦を迎えていた。前半戦のMontjuicでの試合は2 - 1でEspanyolが勝利していたが、この時点で両チームの勝ち点差は3ということもあり、AtléticoはEspanyolに勝ち点で並ぶチャンスでもあった。
前半はAtléticoが試合を支配したが、両チームともチャンス自体はそれほど多くはなく、序盤の見所はいずれも上に外れたGronkjaerとTamudoのシュートくらいだった。そのTamudoは38分にもチャンスを迎えたが、これはLeo Francoのファインセーブによってコーナーへ逃れ、Atléticoは失点を免れた。その3分後には逆にColsaがシュートを放つが、これはKameniに防がれた。前半最大の疑惑の判定は終了直前にあった。右サイドを突破しようとしたGronkjaerがIbarraにエリア内で倒されたが、主審のTurienzo Alvarezはコーナーキックを指示したしかしながらIbarraは明らかにボールには触らずにGronkjaerを倒していた。
前半は拮抗した展開だったが、後半はAtléticoが少しずつ主導権を握り始めた。しかしながらTurienzo Alvarezは明らかなP.K.を二つも見逃すなど判定に泣かされる場面も多々あった。しかし四度目はTurienzoも見逃さなかった。エリア内でSoldevillaが犯したハンドに対してP.K.を命じた。しかしSoldevillaへの警告は無く、このプレーの2分前にLuccinに対する反則で警告を受けていたSoldevillaは退場を免れた。しかもTorresのP.K.はKameniに弾かれてしまい、Atléticoは先制の絶好のチャンスを逃してしまった。このKameniはこの後もEspanyolを救った。特に82分のTorresのヘディングを片手で防いだシーンは圧巻であった。
結局試合はスコアレスドローで終了。Atléticoはヨーロッパ圏内進出の絶好のチャンスを逃す結果となってしまった。今週は2試合続けてEl SadarでOsasunaと対戦することになっており(水曜日にCopa、土曜日にLiga)、Atléticoとしては気を取り直して次の2試合に向かうしかないだろう。

Liga Jornada 32 : Atlético vs Espanyol (Vicente Calderón - Madrid)

Atlético
0 0 前半 0 0
Espanyol
0 後半 0
GK 25 Leo Franco 《2》
DF 2 Velasco 《3》
22 Pablo Ibáñez 《2》
21 Perea 《3》
12 Sergi 《2》
MF 4 Colsa 《2》
23 Luccin 《3》
11 Gronkjaer 《3》
3 Antonio López 《2》
FW 9 Fernando Torres 《2》
19 Salva 《2》
(8 Richard Núñez 《2》, m.74)
     


監督   César Ferrando 《3》
メンバー
GK 13 Kameni 《4》
DF 21 Jarque 《3》
4 Lopo 《3》
6 Pochettino 《3》
2 Ibarra 《2》
MF 5 Soldevilla 《2》
22 Alex 《2》
20 Corominas 《2》
(15 Fredson 《2》, m.74)
9 De la Peña 《2》
(31 Jonathan 《-》, m.83)
10 Maxi 《2》
(28 Oscar Serrano 《2》, m.71)
FW 23 Tamudo 《2》
     
監督   Miguel Angel Lotina 《3》
得点
Colsa (m.27)
Antonio López (m.70)
警告 Pochettino (m.19)
Tamudo (m.24)
Ibarra (m.56)
Soldevilla (m.62)
Lopo (m.68)
退場
12 シュート数 6
5 枠内シュート数 4
1 P.K. 0
1 オフサイド 3
7 コーナーキック 3
17 反則数 24
63% 支配率 37%
主審:Turienzo Alvarez 《1》

(名前横の数字はMUNDO DEPORTIVO紙による採点 - 4:優 3:良 2:可 1:不可)