TorresとKezmanがBarça戦の勝利をもたらす
AtléticoがBarcelonaと真っ向勝負を演じた。Carlos BianchiはFrank Rijkaard率いるBarcelonaをよく研究していたようで、Eto'oやRonaldinhoを自由にさせる場面は多くなかった。しかしチームがリズムに乗り切る前にBarcelonaに先制点を奪われた。ロングボールを競りに行ったAntonio LópezとPereaが交錯したことでGiulyの前にボールが転がり、Giulyが中央に折り返したボールをEto'oが流し込んだ。この時点で0-1となったが、サポーターの後押しもあり攻めに転じた。そして17分に左サイドを切り裂いたPetrovがクロスを上げ、それをFernando Torresが頭で叩き込んだ。 このゴールによりようやく今シーズンのAtlético、そしてFernando Torresのゴール欠乏症に終止符が打たれた。Torresにとっては相性の良いBarcelona戦で挙げることができた待望の得点と言えるだろう。昨シーズンも3点挙げた相手に対して、今シーズンも得点を挙げることを繰り返すことができた。さらにこのゴールは今シーズンLigaとChampionsの双方で無失点だったBarcelonaのゴールを初めてこじ開けた得点でもあった。 この得点で勢いに乗ったAtléticoは、さらにPetrovが左サイドから素晴らしいゴールを決めたかに見えたが、これはオフサイドにより取り消された。 後半は開始直後からAtléticoが攻勢に出た。46分にコーナーキックが起点となり、最後は右サイドからのMaxiのクロスにKezmanが合わせて逆転に成功した。今回のCalderónでのKezmanのゴールはスタジアムを大いに沸き立たせるものだった。 さらにPetrovが3点目を挙げるチャンスを二度得たが、それは実らなかった。そして最大の追加点のチャンスは63分に訪れた。右サイドをから中央へと単独で突破したTorresが中へパスを送り、それをMaxiがシュートしたがこれはポストに弾かれた。そしてさらにその跳ね返ったボールをTorresが押し込もうとしたが、Valdésが寸でのところで弾き出した。 しかしこのAtlético優位の流れは最後までは続かなかった。68分にEto'oが抜け出そうとしたところを止めたPablo Ibáñezが退場処分を受けてしまい、残りの時間を一人少ない状態で戦わなければならなくなってしまったからだ。しかし最後まで集中力を切らさなかったAtléticoはBarcelonaに決定的な場面を作らせず、ようやく今シーズンの初勝利を手に入れた。 得点経過 0-1, m.6: 右サイドからのGiulyのグラウンダーのクロスをEto'oがゴールへ流し込む 1-1, m.17: 左サイドをスピードに乗って突破したPetrovがクロスを入れ、Fernando Torresがファーサイドで頭で合わせる 2-1, m.46: MaxiのセンタリングをファーサイドでKezmanが右足で決める 試合後の監督、及び選手のコメント
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Atlético 0 - 1 Barcelona : Giuly → Eto'o |
Atlético 1 - 1 Barcelona : Petrov → Torres |
Atlético 2 - 1 Barcelona : Maxi → Kezman |
Pablo Ibáñez退場 |