AtléticoがAnoetaで終了間際に逆転を許す
AnoetaはまたしてもAtléticoにとって鬼門となり、アウェー300勝目も達成できなかった。Atléticoは前半こそ試合をコントロールし0-2で折り返したが、これは劇的な結末の演出にしかならなかった。Torresが1部通算50点目となる先制ゴールを挙げ、さらにKezmanが追加点を挙げたが、結果的には十分なリードではなく、KovacevicとNihatにゴールを奪われ逆転負けを喫した。 昨シーズンのチャンピオンを破った直後の試合ということもあり、その勢いで勝利を目指したAtlético。このスタジアムでの10試合で引き分け2つ以外は全て敗戦と鬼門中の鬼門と言える場所でもあり、そのジンクスを払拭したいところであった。しかもReal SociedadはMallorcaで5失点を喫する敗北を喫した直後でもあったため、絶好のチャンスでもあった。 前半はBarcelonaを圧倒した時間帯のプレーをここでも見せた。そして先制点を挙げるまでに多くの時間は要さなかった。4分のKezmanに訪れたチャンスは実らなかったが、10分にはFernando Torresが自身1部通算50得点目となるメモリアルゴールで先制した。Barcelona戦での同点ゴールと同じようにPetrovの左からのクロスに合わせたものだった。 その9分後、Fernando Torresは今度はアシスト役になり、Kezmanのゴールをお膳立てした。この時点で2点リードしたAtléticoは前半は優位に試合を進め、Leo Francoを脅かしたのはKovacevicだけだった。 後半に入るとAtléticoはカウンター狙いに切り替えたようだった。そしてPetrov, Maxi, Kezmanが相手ゴールへ迫ったが、最初の二人のシュートは相次いで枠を外れ、KezmanのシュートはRiesgoに阻まれた。 しかしサッカーとは分からないものだ。Real Sociedadは後半最初に訪れたチャンスをKovacevicが生かして追い上げ開始となったゴールを挙げた。Atléticoがダメ押しするチャンスを生かせなかった後の出来事だった。その直後の58分にはTorresに追加点のチャンスが訪れたが、シュートはバーに弾かれた。さらにPetrovに再び訪れたチャンスはまたしてもRiesgoに防がれた。 そして終盤にNihatとKovacevicにゴールを奪われ、逆転を許し、前半終了時点でつかみかけていた勝利を手放すどころか勝ち点すら持ち帰ることができなかった。これでアウェーでは2試合続けて終了間際での失点による敗戦ということになってしまった。 得点経過 0-1, m.10: Petrovが左サイドをエンドラインまで突破し、折り返しをFernando Torresが決める 0-2, m.19: Fernando Torresが中央でボールを奪い、スルーパスに先に反応したKezmanがそのままゴールを奪う 1-2, m.56: Mikel Alonsoのヒールパスを受けたKovacevicが決める 2-2, m.82: NovoのセンタリングをNihatが頭で合わせる 3-2, m.91: Kovacevicがエリア内でシュート 試合後の監督、及び選手のコメント
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Real Sociedad 0 - 1 Atlético : Petrov → Torres |
Real Sociedad 0 - 2 Atlético : Kezman |
Real Sociedad 1 - 2 Atlético : Kovacevic |
Real Sociedad 2 - 2 Atlético : Novo → Nihat |
Real Sociedad 3 - 2 Atlético : Kovacevic |