KezmanのゴールでAtlético de Madridが4連勝を達成
今のAtlético de Madridにはシーズン前半戦の面影はもう無い。ツキに恵まれないことも無くなった。逆にReal Sociedadは良いプレーを見せ、もう少しで勝ち点1を持ち帰るところまでこぎつけた。しかし結局Kezmanがゴールを決めてAtletiに4連勝目をもたらした。チームとしてのモチベーションも上がっており、順位もようやく一桁台に浮上した。 監督が交代したLa Realは今までと違うところを見せようと序盤からAtléticoを攻め立てた。試合開始早々にはAlvaro Novoがゴールを決めたが、これは主審に取り消された。さらにその後Gari Urangaが連続してシュートを放ったが、いずれもLeo Francoが防いだ。結局得点には至らなかったが、Real Sociedadの予想以上の攻撃的な姿勢にAtléticoは苦戦を強いられた。 しかしAtléticoも反撃に転じる。Ibagazaの素晴らしいプレーからMaxiがキーパーとの一対一の場面を迎えたが、Riesgoに阻まれてしまい、先制点は奪えなかった。さらにその2分後にはPetrovがフリーキックを放ったが、またしてもRiesgoのファインセーブによって得点には至らなかった。 しかしながら今日のAtléticoは良い流れを継続できなかった。ボールを保持するのに苦労し、効果的なプレーを出すことができない時間が目立った。カウンターを仕掛けても決定的なチャンスを作り出すこともできなかった。Atléticoは相手ゴールに迫ることに骨を折り、Riesgoを脅かすことができなかった。 前半の終盤になるとAtléticoは少し持ち直し、la Realの守備陣に仕事をさせる場面が少し目立つようになった。ただLuccinのエリア外からのシュートはポストをかすめて外れ、さらにその1分後にはFernando Torresがゴールを脅かすもののゴールにはならなかった。 前半終了間際にはla Realに得点チャンスが二度訪れた。一つ目はVelascoがSkouboにプレゼントパスをしてしまったことで訪れたものだったが、最後はそのVelascoがStevanovicにシュートをさせないようなプレーをして事無きを得た。そして二つ目はJauregiがヘディングシュートであった。 後半に入ってもla Realの守備陣の集中力は切れなかった。Atléticoは守備陣が苦労を強いられる場面はあまり無かったが、Riesgoを中心とした守りを崩せなかった。この若き守護神は試合中にも成長し、時間が経つに連れて安定感が増していった。 52分にはLuccinが良いシュートを見せたが、ボールは枠を捕らえられなかった。一方のla RealもViáfaraがフリーでヘディングを放ったが、Leo Francoがポジショニングの良さで難なく止めた。 この試合の36分にGallettiが負傷したことでKezmanが代わりに入っていたが、そのKezmanはMaxiのパスを受けて決定的な場面を迎えた。しかしシュートは上に外れてしまい、先制点を挙げることはできなかった。その後のAtléticoの攻撃は正確性を欠くものが増え、la Realは失点を防ぐのに苦労をすることはあまり無かった。 試合は無得点のまま終盤に入り、試合はこのまま終わってしまうのではないかという雰囲気がスタジアムを覆い始めた。しかしその雰囲気をAtléticoの2トップが打破した。Fernando Torresが右サイドを突破し、フリーのKezmanが今度は確実にヘディングシュートをしてようやくRiesgoのゴールマウスを破った。La Realは最後は10人で試合を終えることになり、ロスタイムに反撃を仕掛ける力は残っていなかった。結局KezmanのゴールでAtléticoは貴重な勝ち点3を手に入れた。内容的には決して良くなかったが、それでも勝利を得ることができた。状況は確実に変化していると言えるだろう。 得点経過 1-0, m.82: 右サイドを突破したFernando Torresが中央へ折り返し、フリーのKezmanが頭で決める 試合後の監督、及び選手のコメント
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Atlético 1 - 0 Real Sociedad : Fernando Torres → Kezman |