Atléticoが鬼門El Madrigalで貴重な勝ち点1を獲得
Atlético de Madridが鬼門であるEl Madrigalで貴重な勝ち点1を得た。前半は自分たちのサッカーができなかったが、Fernando Torresの素晴らしいゴールで引き分けに持ち込んだ。この苦しい試合で追いついた勢いを次のホームでのSevilla戦に持ち込みたいところだ。 前節のVicente CalderónでのRacing de Santanderとの試合で勝利を挙げて、Atlético de Madridは今シーズンの残りの試合の中でも特に重要と言えるVillarrealとの一戦に臨んだ。今シーズンのVillarrealはChampionsで快進撃を続けており、準々決勝進出を決めている。そしてAtléticoにとっては来シーズンのヨーロッパの大会への出場権を争う直接のライバルでもある。 このような相手との試合でAtléticoの目標は明快だった。すなわち勝利を挙げることだ。そしてそれはプレーにもすぐに表れ、3分にはKezmanのパスをエリア内で受けたFernando Torresにチャンスが訪れた。しかしこの場面でTorresはボールをうまくコントロールできずチャンスを逸した。そしてその後はVillarrealがLigaでも屈指のチームであることを示すプレーを見せ始めた。そして10分に右サイドのJosé Mariからのパスを受けたDiego ForlánがAtléticoのゴールネットを揺らし、均衡を破った。 1点を追いかける展開になったAtléticoだったが、あきらめることはなく戦い、落ち着いて同点ゴールを目指した。23分にLuccinが個人技からシュートをエリア外から放ったが、これはVieraの守るゴールマウスの上を通過した。しかしその後は両チームとも決定的なチャンスがないままハーフタイムを迎えることになった。Atlético側ではTorresやKezmanにチャンスになりそうなプレーがあったが、いずれもVieraを脅かすようなものにはならなかった。逆にVillarrealは40分にLeo Francoに仕事をさせる場面があったが、José MariのシュートはLeoを脅かすようなものではなかった。 前半の終盤、Atléticoはフリーキックからの早いリスタートでGallettiがKezmanへパスを送ったが、Kezmanのシュートは枠を捕らえることはできなかった。そして間もなくして前半が終了した。 後半に入ると序盤からMateja Kezmanの積極性が目立った。だがGallettiの右からのパスを受け決定機を迎えた場面ではVieraに防がれた。 順位が近いこともあり、この試合の重要性はVillarrealの選手もAtléticoの選手も自覚していたようだ。Atléticoはまずは同点ゴールを目指したが、58分にその場面が訪れた。Luccinが素晴らしいループパスをTorresへ送り、そのパスをTorresは頭でループ気味にシュートし、相手ゴールネットを揺らした。この同点ゴールで試合はヒートアップし、両チームとも勝ち越しゴールを奪おうと積極的に攻撃を仕掛けた。69分にはTorresに再びチャンスが訪れたが、この機会ではシュートは枠を外れた。 その後も一進一退の攻防が続いたが、AtléticoはKezmanの退場以後はややトーンダウンした。しかしながらVillarrealも数的優位を生かせず、試合はそのまま終了した。Atléticoは勝利こそ挙げることができなかったものの、難しい場所での試合で勝ち点を持ち帰ることは成し遂げた。 得点経過 1-0, m.10: José Mariのパスを受けたForlánが右足で決める 1-1, m.58: LuccinのループパスをFernando Torresが頭で合わせる 試合後の監督、及び選手のコメント
|
|
Villarreal 1 - 0 Atlético : José Mari → Forlán |
Villarreal 1 - 1 Atlético : Luccin → Fernando Torres |