_ [Atlético] 2009年のスタートは16試合振りの敗戦

Liga Española 17a Jornada : Valencia 3 - 1 Atlético de Madrid

［ 試合の詳細 ］

新年早々あっさりと無敗記録が終了してしまいました。流れが良い状況で休暇に突入したのがマイナスだったのかも。尤もそれ以上に響いたのは Maxi と Maniche の不在だったような気もしますが。

序盤は完全にとまでは言えないまでも Valencia ペースだったと思います。開始早々には Villa のゴールが取り消され（Villa のファウル）、さらには Silva のゴールも取り消される（Silva のオフサイド）など、運は味方していましたが。いずれも誤審ではないのですが、守備が怪しげだったことは否めません。特に最初の Villa のプレーは Heitinga に対して右手を出さなくても抜け出せていたような感じも（苦笑）

たまにショートカウンターで Valencia ゴールまで迫ることもありましたが、依然として Valencia ペースで進む中34分に P.K. を与えることに。尤もこの P.K. の判定はいかがなものかと思いましたが。逆にこの4分前のプレーの方が P.K. っぽかったので、どうせならこっちで与えていろよと思ってしまいました（￣▽￣;　

Villa に P.K. をあっさりと決められて先制されてしまいましたが、ひどかったのはこの5分後。Ujfalusi のパスを受けた Pernía が油断していたのかどうかは分かりませんが、とにかくあっけなく Joaquín にボールを掻っ攫われてしまい、Silva に決められ2点差。守備ラインの不安定さはここ最近は目立ちませんでしたが、攻撃陣が決めていたので目立っていなかっただけかもしれませんね。

しかしながら前半終了間際に Baraja がエリア内で Kun を突き倒したことで P.K. をもらい、Forlán が決めて1点差でハーフタイム突入。これでチームとしても息を吹き返したと思います。

追い上げた状態で開始された後半は Atlético の方が流れが良かったと思います。この時間帯に追いついていれば逆転も有り得たかもしれません。ただそういう状況だったときに今度は Ujfalusi の軽率なパスを Miguel にカットされて Silva にロングシュートを決められて再び2点差。Silva の2点はいずれもシュートが良かったのですが、きっかけがいずれもミスですからねぇ……。この二つ以外にも Heitinga の横パスをカットされてピンチを招いたりしていたので、つまらないミスが多かったと思います。Valencia も決してミスが少なくなかったわけではなかったのですが、致命的なミスを犯したのは Atlético の方だったと言うしかないでしょう。

再び2点差にされてしまったことで意気消沈してしまったと思います。そして結局そのまま試合も終了。内容を考えれば負けるべくして負けたのではないかと。それにしても今シーズンは本当に上位対決で全然勝てませんね……。

冒頭に書いたようにこの試合は Maxi, Maniche が不在でしたが、やはりこの二人の存在感を改めて感じました。Maxi の代役だった Luis García には期待していたのですが、ほとんど空気みたいでした。後半15分過ぎに Sinama と交代になりましたが、それまでの出来を考えればやむを得なかったと思います。Raúl García もあまりボールに絡めず、存在感を示すことはできなかったと思います。ベストメンバーが組めないときにもプレーの質を落とさないようにすることが今後の課題かもしれませんね……。