2009年04月30日(木)

1. 休止連絡

2009年04月05日(日)

1. 散々な内容で2連敗……
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CL. EQUIPO Pts.
CL 1 Barcelona 69
2 R. Madrid 63
3 Sevilla 54
4 Villarreal 48
UEFA 5 Atlético 43
6 Valencia 43

7 Deportivo 43
8 Málaga 43
9 Valladolid 39
10 Racing 33
11 Sporting 33
12 Mallorca 32
13 Almería 31
14 Getafe 31
15 Athletic 31
16 Recreativo 30
17 Betis 30
降格 18 Osasuna 29
19 Numancia 26
20 Espanyol 22
 

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トップメニュー

今後の日程

Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor)
4月12日(日) 21時00分 【日本時間 4月13日(月) 4時00分】


2008年12月01日(月)

_ [Atlético][Copa del Rey] 対戦相手は Barça に決定

Copa del Rey 5回戦の組合せ抽選会が本日行われ、Atlético は現在 Liga 首位の Barcelona と対戦することになりました。第1戦は1月7日に Vicente Calderón で、第2戦は1月14日に Camp Nou で行われます。

それにしても今回は本当に運が無いですね。今の両チームの調子を考えると勝ち抜くのは非常に厳しいと言わざるを得ません。ただ Barça がどの程度 Copa に力を入れるのかは分からないので、実際にどうなるかはやってみないと分かりませんが……。とは言え当たるにしてももう少し勝ち進んでからの方が良かったですね( ̄▽ ̄;

ちなみに5回戦の組合せは以下の通りです。

1. Poli Ejido - Espanyol
2. Racing - Valencia
3. Sporting - Valladolid
4. Real Unión - Betis
5. Sevilla - Deportivo
6. Atlético - Barcelona
7. Osasuna - Athletic
8. Mallorca - Almería

また準々決勝以降の組合せは次のようになっています。

準々決勝
a. 7の勝者 - 3の勝者
b. 1の勝者 - 6の勝者
c. 8の勝者 - 4の勝者
d. 2の勝者 - 5の勝者

準決勝
dの勝者 - aの勝者
bの勝者 - cの勝者


2008年12月03日(水)

_ [Atlético] 無事に帰ってこられるのだろうか……

来週の火曜日に CL グループステージ最終節の Marseille 戦がありますが、状況はあまり芳しいものではないようで……。Atlético の事務所には Marseille サポ(推定)から数多くの脅迫状が届いているようですし。すでに決勝トーナメント進出は決まっていることもあり、Cerezo 会長もサポーターに Marseille での観戦を控えることを勧めています。

それにしても Marseille サポがここまで過激だったとは……。元々熱狂的ななことは知っていましたが、行く先々で問題を起こしていますしねぇ。脅迫状まで送りつけているのはサポーターの一人がスペインで8年間の求刑をされたことが引き金となっているようですが。

とは言え Anfield では Gerrard に向かって物を投げつけ UEFA もようやく調査に乗り出したようですしね。先日の PSV 戦は Marseille 戦の騒動によって無観客試合を強いられましたが、改めて UEFA が下した裁定は間違っていることが示されたのではないかと言いたくなります。

今更無理だとは思いますが、個人的には今度の Vérdrome での試合は無観客で行うべきなんじゃないかと思っています。サポーターは現地に赴くことを自粛すれば済みますが、選手たちは試合をするために遠征しなければなりません。試合以外は警備がしっかりしていれば何とかなるかもしれませんが、試合中はある意味観客にさらされた状態ですからね。安全面を考えたらこの試合こそ無観客状態で行うべきなんじゃないかと思わずにはいられません。

と言うことで今度の Marseille 戦は試合の内容や結果よりも選手たちの安全を第一に願いたいです。

_ [Atlético] 離脱者がゼロに

本日の練習は雨の中行われましたが、ようやく別メニューを消化する選手が居なくなりました。先日の Racing 戦まで戦線を離脱していた Antonio López と Luis Amaranto Perea の二人ですが、前者は昨日から、そして後者は本日の練習から全体練習への合流を果たしました。順調なら次節の Sporting 戦で Aguirre は全ての選手を起用することが可能となります。

Antonio L6oacute;pez は年内復帰は無理なのではないかという報道もあったので、12月には戻ってくることができて本当に良かったです。左のラテラルはここのところ Pernía が出続けているので、Antonio López の復帰でターンオーバーができそうです。

また守備陣の層も決して厚いとは言えないので、Perea の復帰も朗報でしょう。Ujfalusi も Heitinga もすでに戦線を離脱していた時期があったので、うまくターンオーバーをしながら年内の試合を乗り切ってもらいたいです。


2008年12月04日(木)

_ [Atlético] 現地入りは当日?

昨日の記事にも書いたように Atlético は12月9日に Marseille との一戦に臨みますが、滞在時間ができるだけ少なくなるよう試合当日の現地入りも視野に入れているようです。

通常ならば現地入りするのは国内であれば前日、国外であれば2日前なので、当日入りというのは異例中の異例と言っても良いでしょう。逆に言えば Marseille 滞在が相当危険だと感じ取っているのだと思います。いつもどおりに2日前に向かう場合、少なくとも前日は現地で練習を行うことになりますが、この練習でも何か起こる可能性を考慮しているのかもしれません。

当日入りとなると試合ではコンディション面で不安が残ることになりますが、安全面を考えるとやむを得ない措置かもしれませんね。もちろんまだ確定したわけでは無いのですが、個人的には危険はできる限り回避してもらいたいと考えているのでこの計画を実践することが良いのではないかと思っています。

ちなみにですが、現地での厳重な警備体制を要請していることは言うまでもありません。

_ [Atlético] ゼロだったのは一日だけ

前日の練習ではメンバー全員が同じメニューを消化しましたが、この日は Seitaridis と Perea が別メニューでした。

Perea はまだ完全に回復していないから、というのが理由だと思われます。前日のメニューは Perea が参加しても問題ないものだったのかもしれませんね。

一方 Seitaridis は違和感を感じたため大事を取ったとのことです。今のところ怪我をしたということは確認されていないので、戦線を離脱するようなものではなさそうです。

とは言え最悪の場合、二人とも出られないことになります。その場合右のラテラルは誰が務めることになるのでしょうか……。万全なら Antonio López で良いのですが、病み上がりですからねぇ。と言うことで今回この状況になってしまったら Heitinga を右に回すのかもしれませんね。


2008年12月05日(金)

_ [Atlético] Sporting 戦の召集メンバー

Gijón 遠征前最後の練習後に召集メンバーが発表されました。

Coupet, Leo Franco; Seitaridis, Antonio López, Pernía, Heitinga, Ujfalusi, Pablo; Raúl García, Luis García, Maxi, Paulo Assunção, Banega, Maniche, Simão; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle

一昨日から全体練習に復帰した Antonio López が久々に召集されました。また昨日は別メニューだった Seitaridis は召集されています。一方 Perea は本日の練習では全体練習に復帰したものの、今回は大事を取って召集は見送られました。。尚、他に遠征メンバーから漏れたのは Miguel de las Cuevas, Ignacio Camacho, Bernabé, Domínguez となっています。

また予定されている先発は以下の通りです。

Leo Franco; Seitaridis, Heitinga, Ujfalusi, Pernía; Paulo Assunção, Maniche, Maxi, Simão; Forlán, Agüero

前節の Racing 戦と全く同じメンバーですね。今回は中5日なので Racing 戦よりはコンディションが良いのではないかと期待しています。


2008年12月06日(土)

_ [Atlético] 2試合連続の逆転勝利!!

Liga Española 14a Jornada : Sporting de Gijón 2 - 5 Atlético de Madrid

試合の詳細ハイライト

前節に続き今節も序盤に先制されながら逆転して勝ち点3を挙げることに成功しました。最近の Atlético は先制されるとせいぜい同点どまりだったので、逆転勝利を収められるようになったことは大きいと思います。ただ2試合続けて10分経たないうちに先制されているので、序盤の戦い方に問題があるような気もしますが(苦笑)

とりあえず最初から振り返ると、まず4分にあっさり先制されました。ゴールを決めた Bilic は完全にノーマークだったので、ミスで相手に先制点を献上してしまったと言っても良いかもしれません。セットプレーで相手のゴールゲッターをフリーにしてしまうのはやはりダメでしょう。

しかしながら先制点の1分半後に Kun がオーバーヘッドを決めて同点! 先制点を決められた直後だったので嫌なムードを断ち切ってくれたのではないかと。それにしてもきれいに決まったなぁ( ̄▽ ̄;

その後は一進一退の攻防といった感じで、お互いにチャンスはあったものの決めきれず。Forlán の強烈なミドルは Pichu の好セーブに阻まれましたし、Sporting の方は Bilic が決定機を二度決められませんでした。特に二度目は Ujfalusi のブロックで何とか凌いだように、勝ち越しゴールを奪われていてもおかしくなかったかもしれません。

そのような状況で生まれた Atlético の勝ち越し弾でしたが、Pichu にもらったような形に。Forlán のエリア外からのシュートの処理を誤り、Kun が詰めて勝ち越しに成功。1点献上してくれたのはありがたいのですが、Atlético カンテラ出身の Pichu のミスなので少々複雑な心境でした。決まった瞬間は普通に喜んじゃいましたが(⌒▽⌒;;A とにもかくにも前節同様、前半のうちに逆転に成功して折り返せました。

後半は開始早々 Kun が絶好のチャンスを逃してしまいましたが、57分に Forlán が相手のミスを逃さず決めて2点差に。自分で決めるよりも真ん中に居た Kun にパスした方が決めやすそうでしたが、決めきってしまう辺りがさすが Forlán というところなのかもしれません。

ただこのゴールの4分後に Barral にエリア外から強烈なシュートを叩き込まれて再び1点差。その後追加点のチャンスがありましたが、Pichu のファインセーブ2連発に阻まれるなどして決められず嫌な流れになってきていたと思います。

そんな状況だったので4点目が決まってようやく一安心でした。決まったときはラストパスを出した Kun がオフサイドのように見えたのですが、問題なかったですね。ただああいうプレーをオフサイドにされちゃうことは多々あるので、今日の副審はきちんと見ていてくれたと思います。5点目の Forlán の絶妙の飛び出しもオンサイドときっちり判定してくれたので、珍しくしっかりした副審に出会えたと思ってしまいました。

と言うことで第4節の Getafe 戦以来、約2ヵ月半振りのフエラでの勝利を収めることができました。2試合続けてのゴールラッシュが示すように、攻撃陣の調子は良さそうです。この試合は Sporting のディフェンスが裏を取られすぎなような印象もあるので今後どうなるかは分かりませんが、決定力が上がってきていることは事実じゃないかと。特に Forlán は本当に調子が上がってきましたね!

一方で冒頭にも書いたように2試合連続で序盤に先制点を食らっていることが今後の課題でしょうね。いずれも前半のうちに逆転できたから良いものの、上位と対戦でやってしまうと取り返しのつかないことになりかねないので、うまく改善してもらいたいところです。次節の Betis 戦では久々に完封勝利を決めてもらいたいなぁ……。


2008年12月07日(日)

_ [Atlético] Sporting 戦後のコメント

Javier Aguirre 監督
「非常に攻撃的な試合で、見ていた人は楽しめたのではないかな。Sporting のようなチームは Liga にとっては非常に喜ばしいチームだと思う。サポーターもチームのことを誇りに思うべきだろう。」
「こちらは守備面で改善すべき点が山ほどある。特にセットプレーにおける守備は何とかしないといけないな。」
「Numancia 戦、さらには Osasuna 戦でも勝利をつかみ損ねていたので、もう失敗は許されなかった。しかも今節は1位と3位、4位と5位の直接対決もあるからね。ただ2位が取りこぼすことは予期していなかったかな。」
「(火曜日の CL の Marseille 戦については)文明の発達した国に行くわけで、戦争をしに行くわけではない。ただサッカーの試合をするだけだよ。」

Manuel Preciado 監督
「内容を考えるとこの結果はあまりにも大きな罰だよ。守備におけるバランスの悪さが露呈してしまい、リーグでも屈指の決定力を誇るチームにやられてしまった。ただ 0 - 1 で負けるよりはマシだけどね。」
「Barral のゴールで勢いを得ることができたので、それを生かして同点にすることができていれば違う結果になっていたかもしれない。ただ結局は Atlético のカウンター攻撃と決定力にやられてしまったかな。」

Agüero
「前半の Sporting は簡単にボールを前に運ぶことができていた。ただこちらは2ゴール挙げることによって試合のリズムをつかむことができたと思う。」
「フエラでの勝利、そして勝ち点3は本当に重要だ。ようやく内容と結果が良くなってきたので、この流れを続けられるよう頑張っていきたい。」
「(Marseille 戦については)他の試合と変わらないよ。今回は1位通過目指して勝ちにいくだけだ。もう一度言うけど他の試合とは何ら変わらないし、何に対しても恐れる必要は無いんだ。」
「今日はゴールを決めることができて本当に嬉しいよ。でもチームが勝てたからなのかもしれないね。今日は僕だけの力で勝てたわけではない。ゴールは Forlán と Maxi も決めているわけだしね。今週はミッドウィークに試合が無かったので、疲労を取ることができたことも大きかったかもしれないね。」

Maxi
「僕たちにとってフエラで勝ち点3を挙げることは本当に重要だった。序盤は眠っていたような入り方をしてしまったけど、すぐに挽回できたことが大きかった。」
「3点目を挙げた時点で試合の主導権は握れたと思う。今のチームの決定力は高いので、チャンスを作れればゴールを挙げることは難しくないからね。今日の勝利は上位との差を詰める上で重要だった。これからもこの調子でいきたいね。」
「Sporting は素晴らしいチームだった。彼らは確かに昇格してきたチームだが、他のチームと比べても良いサッカーをしていると感じたよ。」


2008年12月08日(月)

_ [Liga Española] 第14節で生まれたゴール数は44

土曜日に Atlético は 2 - 5 という両チーム合わせて7ゴールというスコアで Sporting に勝ちましたが、今節はそれ以外の試合でも数多くのゴールが生まれ、結局10試合で44得点という結果になりました。このゴール数は Liga 史上6番目で、10シーズン前の 1998-99 シーズン、第16節の45ゴール以来となっています。

この第14節では無得点で終えたのが20チーム中2チーム(Valencia と Málaga)だけで、逆に3点以上挙げているチームが9つもあります(Atlético, Getafe, Villarreal, Barcelona, Recreativo, Osasuna, Valladolid, Sevilla, Real Madrid)。しかしながら勝利を挙げられたのは9チーム中4チームと半分にも満たない結果に。3 - 3 というスコアが2つも存在するから仕方ない面もありますが(苦笑)

ちょっと前まではあまりゴールが入っていなかった印象がありましたが、ここに来てゴールが大量生産されているように感じます。現場はもう少し締まった試合ができないものかと考えているかもしれませんが、観ている側にとってはゴールが多い方が楽しいと思うので、今後も数多くのゴールが生まれることを期待しています。もちろん Atlético が相手に大量点を奪われるのは見たくないですが( ̄▽ ̄;

_ [Atlético] Liga 1993-94 Atlético de Madrid 4 - 3 F.C. Barcelona

44ゴールが生まれた第14節では0 - 3 から 3 - 3 になった試合が二つもあり、特に Villarreal vs Getafe 戦はカサのチームが 0 - 3 で折り返しながら追いつき、あわや逆転もというところまでいきました。そしてこの試合を見て個人的に思い出してしまったのが題名の試合です。

この試合は Romario に前半だけでハットトリックを決められてしまい、土曜日の Villarreal 同様 0 - 3 で折り返すことになったのですが、後半の怒涛の反撃で逆転勝利を収めています。4点目の Caminero のゴールが決まったときの興奮は今でも忘れられません。

しかし子供の記憶というのはやはり曖昧で、印象に残っていると言った割には覚えていたのは前述の Caminero の決勝点と Romario の2点目だけ。しかも追いついた後に数的不利になっていたことは完全に忘れていました(苦笑)

と言うことで詳細は動画を見てください。若かりし頃の Kiko のハーフタイムのインタビューも入っていますよ(笑)

_ [Atlético] Marseille 戦の召集メンバー

Ciudad Deportiva で行われた遠征前最後の練習後、Javier Aguirre 監督が Marseille 戦の召集メンバーを発表しました。

Coupet, Leo Franco; Seitaridis, Antonio López, Pernía, Ujfalusi, Perea, Pablo; Raúl García, Luis García, Maxi, Banega, Maniche, Miguel de las Cuevas, Ignacio Camacho; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle

Sporting 戦ではメンバーから外れていた Miguel, Perea, Camacho の3選手が今回は入りました。一方、Madrid に残るのは Heitinga, Paulo Assunção, Simão, Bernabé, Domínguez となっています。

先発メンバーは発表されていませんが、as では Sporting 戦から最大7人の入れ替えが行われる可能性があることが示唆されています。可能性があるのは以下の7選手です。

Coupet, Pablo, Perea, Antonio López, Ignacio Camacho, Raúl García, Sinama Pongolle

しかしながら Simão が召集外となったので、Luis García もスタメンの可能性があると思います。彼ら全員がスタメンかどうかは分かりませんが、半分は入れ替わるのではないかと予想しています。

ところで遠征予定日ですが、計画通り試合当日である明日となりました。到着から帰国まで厳戒態勢がしかれることは間違いないでしょうけど、とにかく無事に試合を終えて帰ってきてくれることを祈っています。今回ばかりは試合結果よりも選手や関係者の安全が気掛かりです。


2008年12月09日(火)

_ [Atlético] スコアレスドローで2位通過

Champions League Group Stage Matchday 6 : Olympique de Marseille 0 - 0 Atlético de Madrid

試合の詳細

第1節からキープしてきた首位の座を最終的に Liverpool に明け渡すことになりました。Anfield での不当な引き分けが無ければ1位通過だったんですけどね( ̄‥ ̄)=3

ただ本日終了した4グループの1位は Roma, Panathinaikos, Barcelona, Liverpool で、2位通過は Chelsea, Inter, Sporting Lisboa, Atlético という状況を考えると、首位が必ずしも良いのかどうか考えてしまいます。首位だった場合、Chelsea や Inter と当たる可能性もあったわけですから。尤もどこと当たってもグループステージを勝ち抜いたチームなのですから、楽な相手というのは存在しないことは間違いないでしょう。

ところで肝心の試合ですが、シュート1本って何だよ(苦笑) しかもその1本も Agüero のシュートだったのか Sinama へのパスだったのかよく分からないようなものでしたし。前半はともかく後半はほとんど自陣でのプレーを強いられていたので、少々先が思いやられる内容でした。とりあえず久々に無失点で切り抜けられたことが収穫でしょうか。尤も Sporting 戦から8人も入れ替えていたので、試合内容を問うのが正しいことなのかどうかは微妙かもしれませんね。しかも安全重視で Marseille 入りしたのが試合当日だったわけですし。

ところで本日の4バックは右から Seitaridis, Pablo, Perea, Antonio López でしたが、この組合せを久々に見た気がします。一昨シーズンはこの組合せが基本だったんですよね。この4バックを次に見るのはいつになるのだろうか。もう見られない可能性も否定できませんが(苦笑)

と言うことで2位転落となってしまいましたが、抽選会直後に厳しいグループと目されていたことを考えると無敗での突破は評価すべきでしょう。2位とは言っても泥棒に入られて白星を一つ盗まれての結果ですしね。ただ上に書いたように1位の方が良かったとは言い切れない面もあるので、最初の目標を達成できたことをまずは喜びたいと思います。

と言うことで2月までは国内の試合(特に Liga)に集中してもらいたいところです。下位との試合でできる限り勝ち点を稼いでいってもらいたいですね。


2008年12月10日(水)

_ [Atlético] Reyes, Benfica に完全移籍か?

現在 Benfica にレンタルされている José Antonio Reyes がそのまま完全移籍する可能性が出てきました。すでに Benfica と Reyes の間では来シーズンからの4年契約で合意していることが報じられており、クラブ間の交渉がまとまれば正式に決まるだろうと見られています。ポルトガルでの報道だと移籍金は800万ユーロ程度だそうです。ちなみに Benfica は今夏 Reyes の保有権の25%を265万ユーロで買い取っていますが、800万ユーロというのはこの額を含むのかどうか不明です。

今の Atlético には来シーズン以降の構想に Reyes が入っているとは思えないので、この話には乗るのではないかと思います。800万ユーロという額も売れずに残ってしまっていたことを考えるとなかなかの額でしょうし。個人的には Atlético に戻ってきて汚名返上する姿も見たかったのですが、本人が Benfica を選んだのであればこれで良いのではないかと思っています。

_ [Atlético] Marseille 戦後のコメント

Javier Aguirre 監督
「グループ2位になってしまったが、ヨーロッパの強豪と言われている Inter や Chelsea も2位で通過している。それに抽選会直後は2位以内に入れれば良いと誰もが考えていたはずだ。Marseille 戦ではゴールを挙げるだけのプレーができなかったが、ホームチームに対する後押しが強烈なスタジアムで失点をしなかったことは収穫だ。」
「Champions での戦いはまだ続くし、多くの可能性が残されている。今日は結果的には落ち着いた試合になったが、本当に何も起きなくて良かったよ。UEFA の仕事を評価したいね。」
「今からは次の Betis 戦のことを考えないといけない。しばらくは Liga に集中しなければならないからね。この試合ではこちらの選手層が決して薄くないことを示さなければならない。」
「CL では2試合続けてサポーターが全くいないというこれまでならありえない状態で戦うことになってしまったが、今となっては気にすべきことではないだろう。抽選では幸運が訪れることを期待しているよ。」

Eric Gerets 監督
「UEFA 杯の切符をつかむことができて満足している。もちろん勝てればもっと良かったのだが、こちらの良さを見せることはできたと思っている。前の試合からあまり間隔がなかったが、強豪相手でも一歩も引かない試合ができたと感じているよ。」
「Marseille というクラブはファンも組織の一部だと改めて感じたよ。この試合も最初から最後までチームを後押ししてくれた。このような一体感を味わえるのはここだけじゃないかな。」

Raúl García
「この試合は僕たちにとって重要だった。スタメンが大幅に入れ替わっても問題がないことを示さなければいけなかったからね。今日はそれを示せたと思っている。確かにゴールチャンスは少なかったし、貴重なチャンスも生かせなかった。ただ今日も含めて CL では僕たちの力を存分に見せることができたんじゃないかな。次の相手はどこであろうと難しい相手には変わりないけど、とりあえず強豪と言われているところとの対戦は避けたいかな。」

Pablo
「勝てていればさらに満足できたんだけどね。今日は相手よりもチャンスは少なかったけど、グループステージを通してのパフォーマンスは良かったと思うし、だからこそ目標だった決勝トーナメント進出も果たせたんじゃないかな。」
「正直なところ試合が始まるまでは一番に考えていたのは身の安全だった。でも観客の対応は素晴らしかったから、試合中はすっかり忘れてしまったよ。」
「1位と2位のどちらで通過するのが良かったのかは分からない。だから順位に関してはどっちでも良かったんだ。どこが相手でも厳しい戦いになるのは間違いないし、だからこそ自分たちの力を発揮できることに専念するしかないんだ。」

Luis García
「重要なのは負けないというここ最近の流れを継続できたことだ。とても厳しい試合だったけど僕たちにとって良い結果で終えることができたと思う。コンディション的に非常に厳しい試合だったけど、良い面は出せたと感じてる。それに無失点今日の目標の一つは達成できたわけだしね。」


2008年12月11日(木)

_ [Atlético] CL グループステージ終了

CL グループステージ最終節が終了し、決勝トーナメントに進出する16チーム、及び順位が確定しました。

1位: Roma, Panathinaikos, BARCELONA, Liverpool, Manchester United, Bayern, Porto, Juventus
2位: Chelsea, Inter, Sporting Lisboa, ATLÉTICO, VILLARREAL, Lyon, Arsenal, REAL MADRID

2位の方にスペインのクラブが3つもあるため、Atlético が1回戦で対戦しないことが確定しているのは同国の Barça と同じグループだった Liverpool だけです。つまり可能性があるのは Roma, Panathinaikos, Manchester U., Bayern, Porto, Juventus の6チームということになります。この6チームのここまでのリーグでの成績とグループステージの成績をまとめてみます。

Roma (イタリア)
  リーグ:6勝2分6敗、勝ち点20、得点16、失点18(第15節終了時点で11位)
  CL:4勝2敗、勝ち点12、得点12、失点6

Panathinaikos (ギリシャ)
  リーグ:6勝5分2敗、勝ち点23、得点21、失点12(第13節終了時点で3位)
  CL:3勝1分2敗、勝ち点10、得点8、失点7

Manchester United (イングランド)
  リーグ:9勝4分2敗、勝ち点31、得点27、失点10(第16節終了時点で3位【注:15試合消化】)
  CL:2勝4分、勝ち点10、得点9、失点3

Bayern München (ドイツ)
  リーグ:10勝4分2敗、勝ち点34、得点37、失点22(第16節終了時点で2位)
  CL:4勝2分、勝ち点14、得点12、失点4

Porto (ポルトガル)
  リーグ:6勝2分2敗、勝ち点20、得点16、失点7(第11節終了時点で4位【注:10試合消化】)
  CL:4勝2敗、勝ち点12、得点9、失点8

Juventus (イタリア)
  リーグ:9勝3分3敗、勝ち点30、得点23、失点10(第15節終了時点で2位)
  CL:3勝3分、勝ち点12、得点7、失点3

ノックアウトラウンドでは守備力が結構重要だと思うので、リーグでも CL でも失点率は1未満の Manchester United と Juventus とはあまり当りたくないかも。ここまでの成績とリーグレベルを考えるとありきたりな答えになっちゃいますが、Panathinaikos と Porto が比較的やりやすいのかもしれませんね。

とは言え一番重要なのは試合が開催される2月のチーム状態でしょう。今調子良くても対戦する時の調子は分からないので、結局どこと当たっても大差ないのかもしれませんね。それよりもこの時期の Atlético の調子の方が重要かも。

余談ですが1位通過だったら対戦する可能性があったのは Chelsea, Inter, Sporting Lisboa, Lyon, Arsenal の5チーム。どっちで通過してもあまり関係なかったかもしれませんね(苦笑)

注目の決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会は、中央ヨーロッパ時間12月19日の12時からスイスの Nyon で行われます。


2008年12月12日(金)

_ [Atlético] 本拠地の移転が正式に決定

すでに昨年の段階で内定していた本拠地の移転が正式に決定しました。そして移転先は周知の通り La Peineta です。ただ昨年7月には Vicente Calderón の最後のシーズンが 2009-10 シーズンと報じられていましたが、結局 2012-13 シーズンまでは使用することになりました。と言うことでまだしばらくは Calderón の熱狂的な雰囲気を味わえそうです。

ところで現在の La Peineta は20000人しか収容できずメインスタンドしか存在しませんが、改修後は73729人収容のスタジアムへと変貌するようです。ちなみに改修費に投じる金額は1億9500万ユーロとなっています。現在の La Peineta には陸上トラックが存在しますが、改修後は無くなる予定です。ただ2016年に Madrid でオリンピックが開催される場合は五輪開催直前にトラックが設置され、終了後に撤去されます。そしてこのケースでは 2015-16 シーズンの最後の数試合、及び 2016-17 シーズンの最初の数試合を他のスタジアムで戦うことになります。Cerezo 会長の話だと Madrid 近郊の Alcorcón にあるスタジアムを改修して使用する可能性が高いそうです(改修費は2000万ユーロ程度)。尤も Madrid で五輪が開催されなければ全く関係なくなりますが( ̄▽ ̄;

と言うことで遂に Vicente Calderón から去ることが正式に決まりました。昨年の時点でほぼ決まっていたことなので特に感想は無いのですが、移転するのが3年も延びたことは歓迎したいです。移転する前に再び Calderón で観戦しないと( ̄-  ̄ )


2008年12月13日(土)

_ [Atlético] Betis 戦の召集メンバー

本日行われた練習後に Betis 戦の召集メンバーが発表されました。

Coupet, Leo Franco; Antonio López, Pernía, Heitinga, Ujfalusi, Perea, Pablo; Raúl García, Luis García, Maxi, Paulo Assunção, Banega, Maniche, Simão; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle

Liga 前節の Sporting 戦と比較すると、Seitaridis がメンバーから外れて Perea が復帰したことになります。それ以外は全く同じですね。と言うことで召集外となったのは、Seitaridis, Miguel de las Cuevas, Ignacio Camacho, Bernabé, Domínguez となっています。

また先発予定メンバーは以下の通りです。

Leo Franco; Perea, Heitinga, Ujfalusi, Pernía; Assunção, Maniche, Maxi, Simão; Forlán, Agüero

Sporting 戦と比較すると召集メンバー同様 Perea が Seitaridis の代わりに入っただけですので、特に変わり映えしないですね( ̄▽ ̄;

現在上位勢同士の対戦が続いているので、こちらは取りこぼしをせずにいってくれることを期待しています。


2008年12月14日(日)

_ [Atlético] Maxi と Agüero のゴールで5位浮上!!

Liga Española 15a Jornada : Atlético de Madrid 2 - 0 Betis

試合の詳細

Liga では第11節の Mallorca 戦以来の無失点での勝利で3連勝を達成しました。Liga では2試合続けて序盤に先制点を許していたので、守備における悪い流れを少しは断ち切れたかもしれません。とは言え守備が安定していたかと言われたら肯定できないのが悲しいところですが(苦笑)。

立ち上がりは最近になく良い入り方だったと思います。前線からのプレスが効果的で、Betis にボールをほとんど渡しませんでしたから。最初の15分間は支配率は約70%でした。もちろんボールを持っているだけならあまり意味はないのですが、フィニッシュまで持っていけていたので問題はなかったと思います。ただシュートが比較的キーパーの止めやすい所に飛んでいたような気はしましたが……。

内容が良くても点が取れないと嫌な雰囲気になってしまいまうので、そうなる前に先制点を奪えたことは大きかったのではないかと。それにしても相変わらず Maxi は落ち着いて決めてしまうなぁ。シーズン序盤は調子があまり良くなかったですが、ここにきて本領を発揮し始めてきた感があります。それから Maniche のラストパスも良かったですね。ただ影の立役者はオフサイドポジションからディフェンスラインを攪乱した Forlán かもしれませんね(笑)

先制点後もしばらくは Atlético ペースだったと思いますが、序盤に比べると圧倒的という感じではなかったですね。前半40分過ぎのピンチでは失点を覚悟しちゃいましたし。Betis の決定力の無さに助けられた印象が強いですね。

後半も立ち上がりは Atlético が主導権を握りましたが、前半に比べるとそれを手放すのが早かったなぁ。10分過ぎるか過ぎないかくらいからは Betis にボールを回されて守備に追われる時間が長くなってしまいました。

そしてこういう状況で頼りになるのが Paulo Assunção じゃないかと思います。ピンチを未然に防ぐプレーを何事もなくこなせる選手はやはり貴重なんでしょうね。スピードも最初に思っていた以上にあるので簡単には振り切られませんし。スピードがないと思っていたのは Costinha のイメージがあったからかも(苦笑) 派手さはなく攻撃面ではあまり貢献できないので現地では人気が無いみたいですが、Aguirre が信頼しているのが分かるような気がします。

ということで Assunção の交代が告げられた時は不安になってしまったのですが、よりボールをキープしたいという意図が Aguirre にはあったのかもしれませんね。ただあまり意図していたと思われるような展開には残念ながらなりませんでしたが……。Sergio García の決定的なチャンスを Leo Franco が防いでくれなかったら逆転されていた可能性も否定しません。

ただこういう厳しい流れでも点を取れるのが以前との差ではないかと。点の取り方は定番のカウンターでしたが、逆に言うとこういうチャンスを確実にものにできるところが強力2トップの恐ろしさかもしれません。今回は Forlán のアシストにより Kun が決めましたが、逆でもやっぱり決まっていたと思います。結局のところ Betis との一番の差は決定力だったんでしょうね。ここ最近の試合は大抵この決定力の差で試合を決めているような印象がありますが( ̄▽ ̄;

それにしても守備はやっぱり不安定ですねぇ。Heitinga のパフォーマンスはいつになったら上がってくるのだろうか。Ujfalusi の安定感と Assunção のフォローのおかげで守備の破綻は防がれていますが、Heitinga にももう少し頑張ってほしいなぁ。最近は酷評され続けていた Pernía の守備が改善されてきているので尚更かも。

ところで今の Atlético は右サイドの Maxi が中に入っていくので右サイドからの攻撃はラテラルが担うことが多くなるのですが、Perea だとあまり効果的な仕掛けができないんですよね。逆に左の Pernía はその前に Simão がいるので微妙な状態になっているような気がします。前線の構成を考えると左のラテラルはは守備的で右のラテラルは攻撃的な方が機能しそうですが、見事に逆になっています(苦笑) ラテラルの配置を変えるのは厳しいので、前線の方を変えるのが良いかもしれませんね。ただ個人的には Simão は左サイドの方が相手にとって脅威のような印象があるので、なかなか難しい問題かもしれません。

チーム構成の問題はさておき、とりあえずお隣を抜いて5位に浮上しました。年越し前に4位以内に入れるかどうかは分かりませんが、年内最終戦の Espanyol 戦に勝って2008年を締めくくってくれることを期待しています。


2008年12月15日(月)

_ [Atlético] Betis 戦後のコメント

Javier Aguirre 監督
「この勝利で4位との差が2ポイントに縮まった。次節も引き続き上位同士の対決があるので私たちは次もチャンスを逃してはいけない。次の Espanyol 戦も勝ち点3を挙げるために全力を尽くす。だから今はこの試合のことしか頭に無いよ。この試合を乗り切ればクリスマス休暇が待っているわけだしね。」
「この Betis 戦の勝利は非常に重要だ。彼らは Calderón との相性が良かったからね。今シーズンの Betis にも実力のある選手が揃っているので、簡単な試合ではなかった。前半はほぼ完璧だったが、後半は少々下がり気味になってしまった。もう少し早くカウンターで得たチャンスをものにできていれば楽になれたんだけどね。ただ最後まで時間をうまく使うことはできたんじゃないかな。」
「(Real Madrid を抜いたことに関しては)確かに上になったが私たちはまだ5位だ。私たちの目標はあくまで4位以内に入ることだからね。今は序盤に失ったポイントを少しずつ挽回している段階だ。そして徐々に順位を上げることができている。これからも CL 圏内を目指して集中して戦うだけだよ。」

Paco Chaparro 監督
「もう少し何かやれたんじゃないかと思う。ボールをキープすることまではできたが、決定力が足りなかった。そして Atlético には試合を決められる選手が何人も居るということを見せつけられてしまった。」
「全体を通して考えるとやはりこの試合はダメだったと言うしかない。もっと安定した戦いができなければならない。今の順位は中位で、少々気掛かりな位置だ。ただそれ以上にピッチ上でのプレーのことが気になるけどね。」
「試合前から Atlético の攻撃陣が強力であることは分かっていた。彼らを止めるために奮闘したが、結果的にはうまくいかなかった。Atlético に先制されてしまい同点を目指したが、力が及ばなかったかな。」

Leo Franco
「目標としている順位が近づいたが、まだ届いていない。ただこの調子を維持できればそこに入っていくことはできるだろう。」
「Betis はシーズン序盤で躓いたが、実力のあるチームだし、実際に良いサッカーをしている。ゆえに厳しい試合になったが、2ゴールを挙げて勝てて良かったよ。」
「とにかく Espanyol に勝たなければならない。そうすれば良い位置で年を越せるはずだし、来年に向けての弾みにもなるだろう。」

Ujfalusi
「この勝利で目標としている位置がさらに近づいたね。相手は良いプレーを見せ、いくつか決定的なチャンスも作ったが、最大のピンチを Leo Franco が救ってくれたのが大きかった。」
「(現状については)アウェーでも良い試合ができないとダメだ。次の Espanyol 戦は難しい試合になるだろう。ただ目標のためにも勝利を目指して戦うしかない。」
「同じ都市にあるクラブだから Real Madrid よりも上に居ることは特別なことだ。何よりもファンがそれを望んでいるはずだからね。」

Pernía
「良い流れを続けるためにもこの勝利は必要なものだった。僕たちはこれで14試合連続で負けていないけど、こういう事実が自信を与えてくれるんだ。今日は失点しなかったことが大きいんじゃないかな。失点をしなければあとは前線の選手が何とかしてくれるからね。」
「今日は2点目を挙げる前にも追加点を挙げるチャンスはいくつかあったけど、今日のように厳しい試合を強いられることは珍しくないし、こういう試合でどういうプレーをしなければいけないかを理解していなければならない。今日のようにボールをキープできる相手との試合は大変だけど、結局2点目を挙げることで試合を決められたんじゃないかな。」
「僕たちはホームではリーグ最小失点のチームだ。これはチームにとって意味のある数字だ。このチームには相手にとって脅威になる攻撃陣が居るので、守備を頑張れば何とかなるわけだからね。」


2008年12月16日(火)

_ [Atlético] Aguirre 監督が Liga 通算100勝を達成

日曜日の Betis 戦の勝利は Aguirre 監督にとって Liga Española 通算100勝目でした。Aguirre が Liga で指揮を執り始めたのは 2002-03 シーズンからで、243試合目での到達となります。Aguirre のシーズン毎の成績は以下の通りです(今シーズンの成績は現時点でのもの)。

シーズンチーム順位
2002-03Osasuna12111511
2003-04Osasuna11151213
2004-05Osasuna12101615
2005-06Osasuna215124
2006-07Atlético179127
2007-08Atlético197124
2008-09Atlético8345

合計1006083

2005-06 シーズンでの Osasuna で残した4位という結果は見事というしかないですね。Aguirre が Osasuna を率いていた間に頭角を現した Raúl García が慕うのも分かるような気がします。

昨シーズンは順位こそ4位と 2005-06 シーズンと同じでしたが成績は下回っているので、今シーズンはこのシーズンよりも良い成績で終えることを期待したいですね。なぜか分かりませんが毎シーズン12敗はしているので、負け数が減ってほしいところです(その分が引き分けになったらあまり差が無いですが)。


2008年12月19日(金)

_ [Atlético] 対戦相手は Porto に決定

本日中央ヨーロッパ時間の正午からChampions League 決勝トーナメント1回戦の組合せ抽選会がスイスの Nyon で行われ、Atlético は と対戦することになりました。第1戦は2月24 or 25日に Vicente Calderón で、第2戦は3月10 or 11日に Dragão で行われます。

Manchester United や Juventus といった強豪と当たらなかったわけですから、比較的恵まれた結果だとは思います。ただ Atlético の場合楽だと思われた相手でも普通にこけたりするので、本当に良かったのかどうかは不明です。Porto の方が CL での経験値は上ですし、実際に優勝も果たしているクラブですからね。それに再開時の両チームの調子も分からないので、現時点では何とも言いようがないです。今は勝ち抜いてくれることを期待するだけでしょう!

また決勝トーナメント1回戦の全ての組合せは以下のようになっています(左側が第1戦のホームチーム)。

個人的な印象ですが、スペイン勢はお隣を除くと比較的恵まれたのではないかと。まず Barça ですが、現地では当たりは Lyon だと報じられていたので、それをきっちり引いた形になりました。

Villarreal はこれまた最大の当たりだと思われていた Panathinaikos と。ただ昨シーズンの Sevilla のような例もあるので油断はできないでしょう。

スペイン勢で最も恵まれなかったのは Real Madrid で、Premier 首位の Liverpool が相手になりました。恵まれなかったのが隣なので「まぁいいかな」と思ってしまったりもするのですが( ̄▽ ̄;

_ [Atlético] Espanyol 戦の召集メンバー

2008年最終戦を控えた最後の練習後、Barcelona への遠征メンバー18名が発表されました。

Coupet, Leo Franco; Antonio López, Pernía, Heitinga, Perea, Pablo; Raúl García, Luis García, Maxi, Paulo Assunção, Banega, Maniche, Simão, Ignacio Camacho; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle

Ignacio Camacho が Liga では久々の召集メンバー入りですね。ただ先日の Marseille 戦の扱いを考えると出場機会が得られる可能性は限りなく低そうですが(苦笑)

召集外となったのは Seitaridis, Ujfalusi, Miguel de las Cuevas, Bernabé, Domínguez の5名で、Seitaridis は怪我のため、Ujfalusi は胃腸炎のため外れています。ディフェンスラインの要である Ujfalusi の離脱は痛いですね……。怪我ではないので年明け初戦の Valencia 戦には復帰できる可能性が高いのが救いかもしれません。

そして予定されているスタメンは以下の通りです。

Leo Franco; Perea, Pablo, Heitinga, Pernía; Assunção, Maniche, Maxi, Simão; Forlán, Agüero

Ujfalusi の代役は Pablo が務めます。ボールの扱いに関しては Ujfalusi と比較すると見劣るのは仕方ありませんが、守備そのものは安定しているので最終ラインをビシッと締めてもらいたいところです。

それ以外のメンバーはお馴染みの顔ぶれ。ミッドウィークに試合が無かったわけですし、2008年最終戦を白星で締めくくってもらいたいですね!


2008年12月20日(土)

_ [Atlético] Porto と Atlético

昨日の抽選会で CL 決勝トーナメント1回戦の対戦相手は Porto に決まりました。と言うことで適当に項目に分けて情報を載せておきます。


抽選結果を受けての両チームの監督のコメント

Javier Aguirre 監督
「ヨーロッパチャンピオンに輝いたこともある強豪で、質の高い選手が揃っている。簡単に勝てるような相手ではないことだけは確かだ。拮抗した戦いになるだろう。」

Pedro Emanuel 監督
「2試合とも素晴らしい試合になるだろう。まだ Atlético について分析するのは早いが、力のあるチームだと言うことは間違いない。今約束できることは、そのときが来たら1回戦突破のために全力で戦うことだけだ。」

両監督とも対戦相手について考えるのは時期尚早だと思っているようです。


過去の対戦成績

Atlético と Porto はどちらも欧州では名門クラブですが、実際に欧州の舞台で対戦したのは一度しかありません。しかもそれは今から45年前、1963-64 シーズンの Fairs 杯(UEFA 杯の前身)の1回戦でした。結果は第1戦のカサの試合を 2 - 1 で制し、第2戦のスコアレスドローに持ち込んだ Atlético が2回戦進出を決めています。

また Atlético がポルトガルのクラブと対戦するのは今回で4回目ですが、過去3回(対戦相手は Porto, Boavista, Vitoria Guimaraes)、計6試合の成績は Atlético の3勝1分2敗となっています。相性に関しては可もなく不可もなく、と言ったところでしょうか。

最後にスペイン勢とポルトガル勢の対戦成績ですが、24勝7分8敗とスペイン勢が大きく勝ち越しています。特にスペイン勢はカサで圧倒的に強く、2003-04 シーズンに Deportivo が優勝した Porto に敗れたのが唯一のケースとなっています。


今シーズンの Porto

リーグ戦は第11節終了時点で7勝2分2敗の勝ち点23で、首位 Benfica とは勝ち点差2の3位につけています。得点数は20(リーグ2位)、失点数は9(リーグ3位)なので、リーグ戦での攻守のバランスは良さそうです。参考までに載せておくと Atlético は15試合で得点数は35(リーグ2位)、失点数は21(リーグ10位タイ)なので、数字だけ見るとバランスが悪いですね。尤も Barcelona に6点、Villarreal に4点取られているので、この2試合を除けば決して悪くはないのですが。

CL では Arsenal, Dynamo Kyiv, Fenerbahçe とともにグループGに入り、4勝2敗の勝ち点12、最終戦で Arsenal を破って逆転で1位通過を決めました。得点9、失点8なので、圧倒的な強さで1位通過を決めたわけではないことは確かでしょう。数字だけで見たら同じ3勝3分の勝ち点12で得点9、失点4の Atlético の方がバランスは取れていると言ってもいいでしょう。

と言うことでリーグレベルも考慮した上でここまでの成績を考えると、現地で報じられているように当たりくじだったとみなされるのは仕方ないかもしれませんね。


Porto と縁のある方々

現在 Atlético に所属している選手で Porto 在籍経験があるのは Seitaridis(2004-05), Paulo Assunção(2004-08, 2004-05 シーズンは AEK にレンタル), Maniche(2002-05)の3名です。Seitaridis は1年間の在籍だったのであまり縁は深くなさそうですが、残りの二人は関わりが深いと言ってもいいでしょう。

まず Maniche ですが、欧州の舞台では 2002-03 シーズンの UEFA 杯優勝、2003-04 シーズンの CL 優勝に貢献しています。Maniche にとって Porto は良いイメージの多いクラブかもしれませんね。

一方 Paulo Assunção は昨シーズンまで在籍していましたが、今夏 FIFA 移籍規約第17条の権利を行使して契約を解除し Atlético 入りしています。Assunção の移籍を Porto は不服としており、現在の両クラブの関係は良好であるとは言えないでしょう。Assunção 自身は待遇が良くなかったクラブへのリベンジができると考えているかもしれませんね。


Atlético の日程

ここは Porto とは直接関係のある話ではありませんが、決勝トーナメント1回戦は2月24日と3月11日に行われます。そして前後の Liga の日程を見てみると、
第1戦:Sevilla 戦(F)と Barcelona 戦(C)の間、
第2戦:Real Madrid 戦(F)と Villarreal 戦(C)の間。
つまり Angliru 峠の真っ只中と言うことです。もちろんこの日程は対戦相手が決まる前から分かりきっていたことなのですが、改めて考えるとこれは対戦相手である Porto にとって好材料だなぁ、と思わずにはいられませんでした(苦笑)

1回目の Angliru 峠では CL に加えて怪我人が続出して散々な結果(1分3敗)だったので、それを考えると不安になってしまいます。尤も散々だったのは Liga だけで、CL では全然負けていないのですが( ̄〜 ̄;A

_ [Atlético] 2008年最終戦の勝利で暫定2位浮上!

Liga Española 16a Jornada : Espanyol 2 - 3 Atlético de Madrid

試合の詳細

実は1部復帰以来、その年の最終戦は一度も勝てていなかったのですが、ようやくそのジンクスを破ってくれました。ただ終了直前の失点は余計だなぁ……。

前半は結果的には1点リードして折り返せましたが、先制後は内容的にはあまり良くなかったと感じました。私見ですが、全体的に下がり過ぎていたような……。支配率は高かったのですが自陣でキープしている印象が強く、逆に Espanyol に押し込まれていたようにさえ感じてしまいました。Maxi が Liga 通算200試合目を古巣相手のゴールで祝ったところまでは良かったんですけどねぇ……。

前半と比較すると後半は最終ラインの位置が改善されたように見えましたが、おそらくハーフタイム中に Aguirre が修正したのではないかと思います。そしてラインを上げたことで攻撃回数も増えたのではないかと。ただ皮肉なことにラインを上げたことによって裏を取られて失点してしまいましたが……。このときは後半開始直後に Kun が決めていれば、と思わずにはいられませんでした。

とは言え最終的に勝ち越せた辺りが昨シーズンまでとの違いかな、と思います。これまでなら 1 - 1 で終了していても全く不思議ではありませんでしたから。本当に勝負強くなったなぁ、と思います。3点目を取ったことで気が緩んで終了間際に失点したことは反省材料だと思いますが、勝ち切ることができたことを評価したいです。

と言うことで公式戦15試合無敗で2008年を締めくくることになりました。第5節から3連敗したときはどうなるかと思いましたが、本当によく立て直せたなぁ……。ただ2月の CL 再開時に Angliru 峠に突入するので、今シーズンのチームの真価が問われるのはこの時期なのかもしれませんね。それまでは是非とも無敗記録を継続していてもらいたいです。Copa の Barça 戦が大きな壁になりそうですが( ̄▽ ̄;


2008年12月21日(日)

_ [Atlético] Espanyol 戦後のコメント

Javier Aguirre 監督
「カウンター狙いのプレーは比較的やりやすかったが、もう少し早く試合を決めることができたはずだ。チーム状況はかなり良いが、今日は運も味方にできたと思う。簡単な試合にはならないと思っていたし、互角の戦いになると考えていた。Espanyol の戦いぶりを考えると彼らにとってはもう少し良い結果になってもおかしくなかったのではないだろうか。今回はこちらにとって良い結果で終わったが。」
「選手たちは本当によくやってくれている。数週間前に設定した CL 圏内で今年を終えるという目標を見事に成し遂げてくれた。この先上位をキープするのは大変なことだが、それを実現するためにこれからも頑張っていくよ。」
「選手たちには8日間の休暇でリフレッシュしてもらいたい。是非ともこのクリスマス休暇を楽しんできてもらいたいね。後半戦はまた厳しい日程が待ち受けているけど、そういうことは忘れて楽しんでほしい。」

Mané 監督
「Atlético de Madrid というチーム相手に良いサッカーができたので満足している。負けて満足するというのもおかしな話だが、試合を冷静に振り返ったら満足できる点がいくつもあったからね。」
「試合を分けたのは決定力だ。今の Atlético は波に乗っているし、決定力が高い。これが大きな差となって表れてしまった。今日の試合は違う結果になってもおかしくなかったが、彼らにとって良い結果となってしまった。今後はこういう状況が変わることを願っているよ。」

Pernía
「数ヶ月前に決めた目標を達成できて良かったよ。途中厳しい状況になったことは確かだが、絶対にできると思って一致団結して戦い続けたことが結果として表れたと思う。」
「今は間違いなく良い流れが来ている。前線には本当にポテンシャルの高い4人がいるし、彼らが実力を見せればこれくらいは当然だと思うよ。」

Maxi
「ファンも望んでいた年内を4位以内で終えるという目標を達成できて本当に良かったよ。今日は簡単な試合ではなかったけど、妥当な結果だと思う。今は現状を楽しみたいし、クリスマス休暇では体をやすめたいね。今の順位に来るのは簡単なことではなかったので、成し遂げられたことは大きいよ。」
「(古巣サポーターからのブーイングに関しては)みんな応援しているチームをサポートするわけだから気にならなかったよ。重要なことは難しい場所で勝ち点3を挙げられたことだ。」

Pablo
「これからも地に足を着けて着実に進んでいかなければならない。前半戦は良くても後半戦失速してしまったシーズンもあったからね。とは言え今日の試合で重要な勝ち点3を挙げ、CL 圏内に入れたことは疑いようのない事実だ。来年も今の流れを継続できるよう頑張っていかなければならないね。」
「年内最終戦を白星で終えることはどんなときでも嬉しいものだよ。今は先に控えている厳しい戦いに備えて休みたいね。」


2008年12月22日(月)

_ [Atlético] 過去50年間で最多の得点数

Liga Española は第16節まで消化してクリスマス休暇に入りましたが、Atlético は開幕からの16試合で38ゴールを挙げています。この数字は過去50年間では最多で、この数字を上回っていたのは51年前の 1957-58 シーズンまで遡らなければなりません。このシーズンは第16節終了時点で47ゴールと1試合平均3点近い数字を叩き出しています(尤もこのシーズンは結局2位でしたが)。

さて、16試合で38得点ということは1試合当たり2.37ゴールということになりますが、今シーズンのヨーロッパ主要リーグでこの数字を上回っているのは Barcelona(3.00)と Hoffenhaim(2.47)の2チームだけです。点をたくさん取っているイメージのある Bayern(2.29)や Chelsea(2.12)よりも多いことになります。この2チームも平均で2点を上回っているのですから、実際に点をたくさん取っていることにはなりますが。ちなみに CL(予備戦含む) と Copa を合わせた26試合だと52ゴールなので得点率は下がりますが、2.00なら申し分ない数字だとは思います。

この48ゴールの得点者の内訳をゴール数の多い順に列挙すると以下のようになります。尚、得点数の欄のカッコ内の数字は PK による得点数です。

得点者得点数
Agüero13
Forlán12(1)
Maxi9(1)
Simão6
Sinama Pongolle4
Heitinga2
Raúl García2
Maniche2
Luis García1
オウンゴール1

合計52(2)

やはり前線のカルテットが上位を占めており、4人で全ゴール数の約77%を叩き出していることになります。特にここ最近はこの傾向が顕著で、この4人以外の最後のゴールは Liga 第11節の Deportivo 戦で Heitinga が挙げたゴールまで遡らなければなりません。これ以降の20ゴールは4人のうちの誰かが挙げています。最近の試合は基本的にこの4人が先発しているのでこの4人のゴールが多くなるのは当たり前なのですが、少々極端な状況かもしれませんね。

と言うことでデータ的には4人のうち誰かが欠けると得点力が落ちてしまうことになります。怪我人が出たらどうしよう、と思ってしまいますが、まずは誰も怪我をしないことを祈りたいと思います。起きてもいない悪いことを今の段階で考えても仕方ないですからね( ̄▽ ̄;

それにしても PK による得点が2というのは極端に少ないような気がするなぁ……。しかもそのうちの一つは CL 予備戦の Schalke 戦の4点目という大勢にほとんど影響を与えないものですし。結果を左右するような PK は何回も決められているのとは対照的ですね(苦笑)


2008年12月23日(火)

_ [Atlético] Reyes の Benfica 完全移籍が決定

José Antonio Reyes がレンタルという形で加入していた Benfica へ完全移籍することが決まりました。8月に Benfica は Reyes の保有権の25%を250万ユーロで買い取っていましたが、残りの75%を800万ユーロで買い取りました。Reyes と Benfica の契約期間は今シーズンの残りと4年間となっています。

Sevilla 退団以後、なかなかチームの主力として定着できませんでしたが、ようやく居場所を見つけることができたのではないかと思います。Atlético で活躍する場面をほとんど見ずにお別れすることになってしまいましたが、Benfica でこれまでの鬱憤を晴らすような活躍を期待しています。


2008年12月29日(月)

_ [Atlético] 練習再開

昨日でクリスマス休暇が終了し、本日から1月3日の Valencia 戦に向けての準備が始まりました。31日まで2泊3日の合宿が Los Ángeles de San Rafael で行われることになっており、本日は当地での最初の練習が行われています。午前中のメニューはウォーミングアップ後にキーパー抜きで戦術確認を行っています。キーパー3人はコーチである Miguel Bastón とともに別メニューを消化しました。また午後の練習ではフィジカルトレーニング中心のメニューを消化しています。

午前中の練習で不在だったのは、Maxi, Forlán, Banega の3名で、前2名は午後の練習から合流しました。Banega は役所での手続きで問題が発生したためにアルゼンチン出国が遅れてしまったようです。ただその問題自体は解決したとのことで、30日にはスペインに戻ってくる予定です。

年明けは Valencia 戦、Barcelona 戦といきなり厳しい相手との連戦が予定されていますが、良い状態で試合に臨んでもらいたいですね。