キーパーの次はディフェンスについて。まず昨シーズンの戦力をとりあえず整理しておくと、

右：Heitinga, Perea, Ujfalusi, Seitaridis（途中退団）
中：Ujfalusi, Perea, Pablo, Heitinga, Domínguez
左：Antonio López, Pernía

となります。順番は最終的な Abel の優先順位はこうだったのではないか、という私の推測に基づいています。

こうして並べてみると右が多いように感じますね。その割には Valencia 戦では右をどうするんだ、という感じになっていたような……。

上記の選手のうち今シーズンも戦力として考えられているのは、Ujfalusi, Perea, Domínguez, Antonio López の4名のみ。Juanito の加入は決まっているので固まっているのは5選手ということになります。そして昨シーズンはセントラルがメインだった Ujfalusi は今シーズンは右でプレーすることが予定されているそうです。尤も昨年も加入直後は右でプレーすることが予想されていたものの、最も安定感があったため最終的にセントラルでプレーすることになっていましたが。

ところで固まっているのは5名ですが、それ以外の上記の選手もシーズン中に退団した Seitaridis を除けば退団した選手は皆無です。そしてさらに Racing でのレンタル期間が終了した Valera が帰ってきています。2チーム分の戦力ということを考えると定員は左右が2人ずつ、真ん中が4人なので、すでに定員オーバーということになります。

ここからは完全に個人的な推測になりますが、放出の可能性が高いのは Pernía ではないかと思います。現地の報道では左ラテラルの補強候補が何人も挙がっていますから。加入直後に掛けられていた期待度を考えると仕方ないかもしれませんね。ちなみに補強候補として挙がっているのは Monreal, Filipe Luiz などでしょうか。

Pablo や Heitinga もオファーがあれば聞く構えのようなので、条件が良ければ放出してしまいそうです。個人的には終盤右で良くなっていた Heitinga は残した方が良いのではないかと考えていますが。この二人が退団することになるとセントラルの人数は足りなくなるので補強することになりますが、有力候補は特に居ないようです。Marchena の名も出ていましたが、獲得は厳しいでしょう。

右は Heitinga 次第かも知れませんが、Valera が戻ってきているので彼を残す可能性もあるかもしれませんね。Valera としてもそろそろ Atlético でコンスタントにプレーしたいと思うので、Ujfalusi の控えだとしても残るかもしれません。

ということで現状を適当にまとめておきました。Heitinga と Pablo は移籍金を捻出するために放出される可能性が低くは無さそうですね。Atlético の守備が崩壊気味だったのは選手だけの問題ではなかったような印象もあるのですがてこ入れは必要だと思うので、これからも動きはありそうです。むしろこれからが本番なのかもしれませんね。