本日（14日）行われた欧州と南米予選最終節の結果、アルゼンチンがワールドカップ出場を決め、ポルトガルとウルグアイは11月に行われるプレーオフで出場権獲得を目指すことになりました。

まずポルトガルですが、ホームでマルタを 4 - 0 で下し、アルバニアを 4 - 1 で退けたスウェーデンを勝ち点で1上回って2位を確保しました。ポルトガルは序盤に Nani が先制点を奪うとハーフタイム直前に Simão が追加点を挙げました。そして後半にはさらに2点を加え、11月のプレーオフに弾みをつけています。Simão はゲームキャプテンとしてフル出場し、前述の通り2点目を挙げるなどしてチームの大勝に貢献しています。

欧州予選プレーオフは11月に行われますが、組み合わせ抽選では FIFA ランキングの上位4カ国がシードされます。プレーオフ進出国は、

6. ロシア, 10. フランス, 12. ギリシャ, 17. ポルトガル, 25. ウクライナ, 38. アイルランド, 46. ボスニア・ヘルツェゴビナ, 54. スロベニア

となっているので、ポルトガルはシード入りとなります（順位は2009年10月のもの）。ちなみにウクライナではなくクロアチア（9位）がプレーオフに進出していたらポルトガルはシード落ちでした（苦笑）

ということで強豪との対戦は避けられるのですが、そもそもプレーオフを戦う羽目になった要因として取りこぼしが挙げられるので、結局のところどこが相手でも厳しい戦いが待ち受けていそうです。

南米ではウルグアイとアルゼンチンの直接対決がありましたが、終盤の Bolatti のゴールでアルゼンチンが 0 - 1 で勝利し、出場圏内の4位を確保しました。ただウルグアイもエクアドルが負けたため5位をキープし、大陸間プレーオフ進出は果たしました。

ところでこの試合はウルグアイに肩入れしながら見ていたので、個人的には残念な結果でした。アルゼンチンも普段は応援することが多いのですが、ウルグアイには Forlán が居て、しかも Kun がベンチ外でしたからねぇ……。やはり Atlético の選手が出ている方に寄ってしまいます。

それはさておきウルグアイは11月にコスタリカと対戦することになりましたが、難敵と言って差し支えないと思います。個々の力ならウルグアイの方が上だと思っていますが、欧州組が多いのでチームとしてのまとまりはコスタリカの方が上なのではないかと見ています。ウルグアイは前回大会のプレーオフでもオーストラリアに敗れているのも不安材料になっています。ただ年齢的なものを考えると Forlán にとって最後のチャンスになるかもしれないので、是が非でも出場権を獲得してくれることを願っています。

ところで一番心配していたのは怪我でしたが、3選手ともどうやら大丈夫そうです（合流してからでないと詳細は分かりませんが）。Kun は2試合とも出られなかったので疲労はあまり溜まっていなさそうですが、フラストレーションは溜まっていそうなので、Atlético で良い方向に発散してくれることを期待しています。