月曜日に就任会見が行われる Quique Sánchez Flores について簡単にまとめておきます。

現役時代のポジションは右のラテラル。トップチームの選手としてのキャリアは1984-85シーズンの Valencia で始まりました。以来10シーズン Valencia でプレーし、1994年に Real Madrid に移籍しました。そして2年後には Zaragoza に移籍し、1年後に引退しました。

スペイン代表デビューは1987年9月23日のルクセンブルグ戦（親善試合）で、代表キャップ数は15になります。また1990年のワールドカップのメンバーにも名を連ねています（出場機会はなかったと記憶していますが）。

と言うことで選手としてのピークは80年代後半から90年代前半でしょうか。私の記憶でも最も印象に残っているのは Valencia 時代ですが、住んでいたのが1989年から93年なので当然か（￣▽￣;

次に指導者としてのキャリアですが、Real Madrid の下部組織でスタートしました。そしてここで経験を積み、2004年に Getafe の監督に就任しました。このシーズンの Getafe は13位でしたが、目標である1部残留を果たしたことで一定の評価を得られました。そして Claudio Ranieri の後を受け、2005年に古巣 Valencia に監督として戻ることになりました。

Valencia での最初のシーズンは Liga を3位で終え、CL 出場権を確保。翌シーズンは CL で準々決勝まで進出しましたが、Chelsea に敗れてベスト4は逃しました。しかしながら Liga は4位で2年続けて CL 圏内を確保しました。しかし3シーズン目ではチームのパフォーマンスが満足いくものではなかったため、10月に解任されてしまいました。確か成績そのものはそんなに悪くなかった気がしますが……。

昨シーズンは Benfica で指揮を執り、リーグ3位とリーグカップを制しました。しかしながら翌シーズンまでの契約を解消し、今シーズンはフリーとなっていました。

とりあえず監督としてのキャリアは間違いなく Abel よりは上なので、これまでの経験を生かして何とかチームを立て直してほしいですね！