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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2008年11月01日(土)
_ [Atlético] PSV 戦は無観客試合に
Vicente Calderón の2試合使用停止を言い渡していた UEFA ですが、昨日 Nyon で行われた審議会の結果半減となりました。つまり対象試合は11月26日に開催予定の PSV 戦のみです。ただし2年間の執行猶予期間が設けられており、この期間内で2試合目の制裁を行うかどうか決まります。また制裁内容も Madrid から300km以上離れた地での試合開催から Vicente Calderón での無観客試合へと変更になりました。
しかしながら潔白を主張している Atlético からすると当然不満の残る結果となりました。そのため Enrique Cerezo 会長は直ちにスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴することを表明しています。この裁判は10日以内に行われるようです。
と言うことでこの話が決着するのは先送りとなりました。ただ Marseille サポは先日ホームの Paris Saint Germain 戦でも相手サポといざこざを起こしたようなので、こういう話を聞くと Marseille サポに問題があるように感じてしまいます。as の報道だと運営は完璧だったというのが UEFA の最初の報告に記されているので、最後まで潔白のために戦うことを表明した Cerezo 会長を支持したいです。
ちなみに Aguirre 監督の2試合ベンチ入り禁止の制裁はそのままとなりましたが、こちらは Taiwo への対応によるものなので仕方ないかもしれません。適用されるのは4日の Liverpool 戦と前述の PSV 戦となります。
_ [Atlético] Kun の2発で Liga では久々の勝利!
Liga Española 9a Jornada : Atlético de Madrid 2 - 0 Mallorca
[ 試合の詳細 ]
ようやく Liga で勝利を挙げることができました。ただ後半の出来は悪かったようなので、まだまだ課題は多そうです。この試合は Kun の決定力に助けられましたね。先制点のループは見事としか言いようがないです。Villarreal 戦、Orihuela 戦と2試合続けて欠場したことがプラスになったのは間違いないでしょう。
ところで結果的には無失点でしたが、これは守備陣がよかったからというよりも Leo Franco がファインセーブを連発したからと言ってもよいでしょう。90分間全て見ることはできなかったのですが、私が見ていた時間帯だけでも2本は決定的なのを止めていたような……。最近の Leo は以前よりもさらに反応が鋭くなっているような気がします。やはり大事な試合は Leo にゴールマウスを任せるべきだと改めて感じました。
上に書いたようにちゃんと見ていたわけではないのであまりコメントはできませんが、とりあえず結果を残すことができたことをプラスに考えたいと思います。この試合では内容以上に結果が求められていましたし。結果を残すことで自信を深めてくれれば内容も良くなってくるだろうと前向きに考えたいと思います。
2008年11月02日(日)
_ [Atlético] Mallorca 戦後のコメント
Javier Aguirre 監督
「Liga では4試合勝つことができていなかったので、今日の勝利は反撃の狼煙となるだろう。今日はさらに多くのゴールを挙げたかったが、勝ち点3を確保することと無失点で終えることが重要だったから満足している。」
「Liga での悪い流れは断ち切れたが、これからが大事だ。Copa ではアドバンテージを持って第2戦に臨めるし、Champions では結果を残せているので、あとは Liga を何とかしなければならない。まだまだ多くの課題があることは自分たちも分かっているよ。」
「(Kun の状態に関しては)まだ本調子に戻るまでのスペシャルメニューが2週間分残っている。Liverpool に連れて行くが、練習は特別メニューを引き続きこなすことになっている。完全に回復するまではまだ時間が掛かるだろう。」
「(UEFA の裁定に関しては)CAS の裁定が下るまではコメントは控えておくよ。どういう状況になってもチームは PSV 戦で決勝トーナメント進出を決めてくれることを信じている。」
Gregorio Manzano 監督
「2 - 0 というスコアほど両チームに差は無かった。内容的には互角だったんじゃないかな。決定力と効率の差と見るべきだろう。時間帯によっては Atlético を上回るパフォーマンスを見せることができたが、決定力が不足していた。」
「先制点は2トップに完全にやられた。特に Kun のあのシュートで試合の流れを持っていかれてしまった。こちらも点差を詰めて、さらには同点に追いつくことを試みたが、実現できなくて残念だ。」
Leo Franco
「近年の Mallorca は地道なチーム作りを行っており、今日の試合でも彼らはその地力を見せていたと思う。この勝利は簡単に手に入ったものではないし、とにかく勝ち点3を挙げられて良かった。」
「今日の勝利でまた上位に食い込んでいけるだろう。最近は Champions でしか結果を残せていなかったが、上位に戻るためにも勝利を積み重ねていかなければならない。」
「チームにとって重要なのは誰が活躍するかではなく、チームとして結果を残すことだ。だから僕自身の今日のプレーについて評価はしたくない。選手は誰でも良いときもあれば悪いときもあることを自分でも認識しているけどね。」
Antonio López
「Liga での勝利はどうしても必要だった。Champions では好位置につけているけど、Liga では負けが込んでいて厳しい状況に陥っていたからね。」
「ここ最近は失点が目立っていたので、無失点で終えられたことは大きいね。今日は上位との連戦が終わったことで油断が生じる可能性もある罠みたいな試合だったので、前進することができて良かったよ。」
「僕にとって重要なことはチームのためにプレーすることだけだ。数ヶ月前まではこのポジションでプレーしていたし、その間に右でのプレーも向上したと思っている。」
「Liverpool は本当に強く、チームとしても機能している。こちらとしては自分たちのリズムで戦うことを心掛け、チャンスを生かしていかなければならない。」
_ [Atlético] Liverpool 戦の召集メンバー
試合の翌日ですが、明日には Madrid を発つため召集メンバーが発表されました。メンバーから外れたのは怪我の Seitaridis と Ujfalusi の二人と第3GKの Bernabé です。逆に戦列を離れていた Coupet が復帰してメンバー入りしています。Ujfalusi はこの試合で復帰予定だと怪我の直後に報じられていましたが、結局復帰は先になりました(無理させなかっただけかもしれませんが)。
召集メンバーは以下の通り:
Coupet, Leo Franco; Antonio López, Pernía, Heitinga, Perea, Pablo; Raúl García, Luis García, Maxi, Paulo Assunção, Banega, Maniche, Miguel de las Cuevas, Simão, Ignacio Camacho; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle
_ [Liga Española] 1a División 9a Jornada
2008年11月03日(月)
_ [Atlético] Liverpool 戦の予想スタメン
MARCA の予想だとターンオーバーはほとんどないことになりますが、MARCA の予想は激しく外れることが多々あるのであてにならないかも。と言うよりも Aguirre がスタメンを公表していないときは全然当たっている印象が無いなぁ。もしかすると 4-4-2 ではなく 4-1-4-1 の可能性もあるかもしれませんね。
Liverpool 側ではスペイン代表戦で負傷して離脱していた Fernando Torres が召集メンバー入りしています。Rafa Benítez によると Torres がプレーする確率は70%程度だそうですが、実際にプレーするかどうかは本人と話し合って決めるとのことです。古巣との初対決が実現するか注目したいです。
<追記>
上記ではスタメンと予想されている Kun ですが、as によると休養のためにベンチスタートの可能性もあるようです。CL と Liga の現状を考えると妥当かもしれませんね。本当は Forlán も休ませたいところですが、選手が足りないので仕方ないかも。
2008年11月04日(火)
_ [Atlético] 終了間際に勝利を盗まれ決勝トーナメント進出確定ならず
Champions League Group Stage Matchday 4 : Liverpool 1 - 1 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
どこのルールだと体当たりされた選手の反則になるんでしょうかね? それくらい今回の判定は酷かった……。Derbi でも終了間際に PK を取られて負けましたが、判定自体はどっちとも取れるものでしたからね(Heitinga が足を出していたのは事実でしたし)。しかし今回は一体何なんだ! どう考えてもボールの落下地点に先に入っていた Pernía が Gerrard に倒されたようにしか見えないじゃないか! サッカーのルールを知らないのに審判なんかやるんじゃねぇ( ̄  ̄メ) ちなみに PK 判定後にこのアホ判定をした副審は Pernía に謝ったらしいですが、謝罪するくらいなら最初から取るなよ( ̄‥ ̄)=3
ただこの副審の行動を踏まえると、今の Atlético はやっぱり UEFA に嫌われているのかもしれませんね。この試合で Atlético を勝たせてはいけなかったんだと。尤も Marseille にそそのかされて杜撰な再調査を行って不当な裁定を下したのに、それに対して不服を唱えたのを恨んでいるのだとしたら逆恨みもいいところじゃないでしょうか。
もちろん以上は私の推測(というより妄想?)でしかないので真に受けないでもらいたいですが、こう考えたくもなります。今回のは決勝トーナメントではなく、グループステージでしかも絶対に勝利が必要だったという試合ではなかったというのが救いかもしれませんね。
とりあえず不平不満はいくらでも言えるのですが、きりが無いので肝心の試合そのものに関して。試合展開は Atlético にとっては望んでいた通りだったと思います。しっかり守って少ないチャンスを生かす、これが試合前に Aguirre が考えていたことだったのではないでしょうか。もちろんこの通りに進めるには守備陣の奮闘が必要不可欠なのですが、この試合の守備陣は最近では一番良かったのではないかと。特に Perea は自分の長所であるスピードを生かした守備を随所に見せてくれたと思います。
ところでこの試合の Atlético ですが、基本的には 4-1-4-1 だったものの攻撃のときは 3-4-3 のような感じがしました。両ラテラルが高い位置を取る代わりに Paulo Assunção がディフェンスラインに入っていたような……。おそらくボールを奪われた際に後ろの人数が足りなくなるのを未然に防ぐためだったのかもしれませんね。守備を重視する戦い方をする際には今後もこのようなやり方を用いそうですね。
さて、この試合唯一の正しい得点シーンですが、個人的にさすがと思ったのは Heitinga のロングフィード。うまいのはもちろん分かっていましたが、あそこまできれいに Antonio López に通してしまうとは……。今日は守備もそれなりに安定していたので、これからもこの調子でお願いしたいです。もちろんこの得点シーンにおいては Antonio López のラストパスや Maxi のエリア内での冷静なプレーも見逃しちゃいけませんが( ̄▽ ̄;
と言うことで Liverpool との連戦はこの試合で勝ちを盗まれてしまったため、結果としては連続ドローとなりました。ただ前節負けていたとはいえ Premier で好調な Liverpool 相手に負けなかったことは事実なので、今後も過信にならない程度の自信を持って戦っていってくれれば、と思っています。繰り返しになりますが、不当な判定が決勝トーナメントではなくて本当に良かったと前向きに考えたいです。
2008年11月05日(水)
_ [Atlético] Liverpool 戦後のコメント
Javier Aguirre 監督
「チームとして機能していたので一歩前進できた試合だった。」
「試合自体は1分で変わってしまった。だが今までもそうだったように今日も審判についてコメントすることは何も無いよ。」
「(Agüero のベンチスタートについては)状態と戦術を考えてのことだ。Mallorca 戦が終わった後にも語ったが、彼は現在特別メニューを消化しているわけだからね。」
「(監督代行の Nacho Ambriz に関しては)今日の働きにはとても満足している。よくチームをまとめてくれた。彼とは何年もともに仕事をしてきているので信頼しているが、今日のような舞台でも全く問題ない仕事ぶりをしてくれたんじゃないかん。」
Rafael Benítez 監督
「明らかな PK だ。もしあのプレーがピッチの真ん中で起きたらファウルなんだから、エリア内なら PK なのは当然だろう。」
「今日は勝たなければならない試合だったので、最後に追いつくことができたものの不満が残る結果だ。前半はこちらが試合をコントロールしていたが、彼らは唯一のチャンスを生かして先制してしまった。後半は彼らのカウンターが脅威だった。引き分けは双方にとって悪くない結果だろう。」
Maxi
「このような形で勝ち点を2つ失ったので本当に気分が悪い。この試合で勝利を挙げるために準備を進めてきたのに、審判のああいうミスで失われてしまった。決勝トーナメント進出がこぼれ落ちてしまった理由を誰かに教えてほしいよ。勝ち点3を手に仕掛けていたのでみんなショックを受けているけど、めげずに頑張るしかない。やっていることは間違っていないんだからね。」
Maniche
「僕たちは Anfield というアウェーチームにとって非常に厳しい場所でも試合をコントロールできた。そして最後の PK は明らかに不当だ。きれいな形での失点ならあきらめもつくが、ありえない形でのものだからね。このような形でAnfield を去らなければならないので本当に悲しいよ。」
Antonio López
「周りはみんな僕たちの敵だったように感じたよ。そんな中でも勝ち点1を持ち帰れたことがプラスなのかもしれないね。結果だけを考えれば満足すべきなのだろう。今日ははるばる Liverpool まで駆けつけてくれたサポーターに感謝したい。」
Pernía
「本当にショックだ。Gerrard は僕の上にのしかかってきたし、テレビを見ていた人なら誰もがそう見えたはずだ。相手側も含めて誰もこのプレーで PK になるとは思わなかったんじゃないかな。サッカーでは第三者の介入で結果が変わることはしばしば起こるが……。僕はすぐに副審に起きたことを尋ねたんだけど、そうしたら PK だと主張した張本人は繰り返し謝るんだよ。でも謝るだけで判定を覆そうとはしなかったんだよね。UEFA は僕たちのスタジアムを閉鎖し、監督を2試合ベンチ入り禁止にし、そして15万ユーロの罰金も課した。こんな厳しい状況だけど、僕たちは戦い続けるしかない。」
Leo Franco
「僕たちは監督が思い描いていた試合を遂行する直前だった。確かに結果だけ見れば悪くないのかもしれないが、歴史的な勝利を挙げる寸前で取り上げられたことは事実だ。そして今日の僕たちのプレーは勝利に値するものだった。誰かを特別褒めるのは普段はしないんだけど、今日は特に守備陣が良かったんじゃないかな。」
Luis García
「このような形で Anfield に帰ってくることになり、本当に残念だ。もう少し出たかったのは確かだけど、出場できて良かったよ。Liverpool サポーターから温かい拍手ももらえたしね。PK については特に言うことは無いよ。どうせしばらく経てば引き分けだったという結果しかみんな覚えていないだろうからね。ただ明らかにありえないことが起きたので、チームの誰もが腹を立てているよ。ただチームのプレーそのものには満足している。こんな形で勝ち点2を失ってショックだけどね。」
もしビデオを見た上での発言だとしたら、Benítez はルールブックを読み直した方が良さそうですね(苦笑) 開き直った上でのコメントでしょうけど。
2008年11月06日(木)
_ [Atlético] Ujfalusi が復帰
昨日スペイン帰国後すぐに練習が行われましたが、戦線を離脱していた Tomas Ujfalusi が全体練習への合流を果たしました。何事も無ければ Osasuna 戦の出場は問題なくできるようです。シーズン序盤の守備を支えてきたのは Ujfalusi なので、この復帰はチームにとって大きいですね。
と言うことで現在離脱中なのは Seitaridis だけとなりました。Seitaridis は昨日の練習でも別メニューを消化しており、復帰まではもう少し時間が掛かりそうです。
ちなみに本日も練習は行われますが、参加するのは Liverpool 戦でスタメンではなかった選手だけとなっています。
_ [Atlético] 最終審議は20日の予定
先月30日の UEFA による審議会で Vicente Calderón の2試合使用停止から1試合の無観客試合に制裁内容が軽減されましたが、制裁の全面的な撤回を求めた Atlético は即座に CAS に上訴していました。そして CAS による最終的な審議会が今月20日に行われることになりました。まだ CAS が発表したわけではありませんが、Atlético 側が明らかにしているのでそのうち正式に発表されるでしょう。制裁対象試合が26日なので、20日ではなくても26日までには確実に行われると思います。
この審議会で制裁が撤回されない場合、Atlético は PSV との一戦を無観客状態の Vicente Calderón で戦わなければなりません。常に Atlético を後押しするサポーターが詰め掛けているあのスタジアムに観客が全く居ない状態は想像できませんし、そんなことは起きてほしくないのが本音です。この最後の審議で Atlético 側の主張が受け入れられ、サポーターの前で試合が行えることを願っています。
2008年11月08日(土)
_ [Atlético] Osasuna 戦の召集メンバー
先月の derbi で負傷し、それ以降戦線を離脱していた Tomas Ujfalusi が久々にメンバー入りしました。Anfield では控えだった Agüero とともにスタメンに復帰する予定です。
一方、メンバーから外れたのは離脱中の Seitaridis 以外では Antonio López と Sinama です。Antonio López は耳鳴りがひどくその影響でめまいを起こすため、Sinama は大腿に違和感があるためそれぞれ外れています。
召集メンバーは以下の通り:
Coupet, Leo Franco, Bernabé; Pernía, Heitinga, Ujfalusi, Perea, Pablo; Raúl García, Luis García, Maxi, Paulo Assunção, Banega, Maniche, Miguel de las Cuevas, Simão, Ignacio Camacho; Forlán, Agüero
また予定されているスタメンは以下の通りです。
Leo Franco; Perea, Heitinga, Ujfalusi, Pernía; Paulo Assunção, Maniche, Maxi, Simão; Agüero, Forlán
Ujfalusi の復帰に伴い Perea が右のラテラルに回ります。また Agüero の復帰で Raúl García がベンチスタートということになりました。
2008年11月09日(日)
_ [Atlético] 乏しい内容で勝ち点1の獲得にとどまる
Liga Española 10a Jornada : Osasuna 0 - 0 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
上位が揃って勝ち点3を積み重ねたことを考えるとこの引き分けは非常に痛いですね。せっかく Mallorca 戦で仕切りなおしをできたと思ったのですが、こういう取りこぼしをしていては上位進出は厳しいと言わざるを得ないでしょう。尤もこれまでも最下位チームとの対戦ですんなり勝ち点3を獲得している印象があまり無いですが(苦笑)
とは言え試合内容を考えると引き分けは妥当なんですよね。特に前半はチャンスらしいチャンスが無く、同点で折り返せたのも Coupet が PK を止めてくれたからですし。あれが決まっていたら 1 - 0 でそのまま終了、なんて可能性も十分あったので、それを考えたら勝ち点を挙げられただけでもマシなのかも。ただ後半に投入された Forlán には決定的なチャンスがあったので、これを決めていてほしかったなぁ、と思ってはしまいますが( ̄〜 ̄;A
ところでこの試合のスタメンは予定と称されていたスタメンとは異なり、Forlán を控えに回して Agüero 1トップの 4-1-4-1 でした。Villarreal 戦や Liverpool 戦でも比較的うまくいっていたのでどうなるか注目していたのですが、Kun が1トップだとうまくいかない印象を受けました。Kun はボールを収めること自体はうまいので真ん中に張っていても仕事はできると思いますが、彼自身がサイドに流れる傾向にありますからねぇ。Kun の1トップでこのシステムを用いる場合は Maxi や Simão とうまくポジションを変えていくことが重要かもしれませんね。
あとキーパーも予定とは異なり Coupet でしたが、こちらは Leo Franco が奥さんの出産に立ち会うためでした。代役の Coupet もこの試合は安定したプレーを見せており、さらに PK も止めたので申し分ない働きを見せてくれたと思います。これをきっかけにして本来の力をコンスタントに発揮してくれることを期待しています。
2008年11月10日(月)
_ [Atlético] Osasuna 戦後のコメント
Javier Aguirre 監督
「Forlán を控えに回したのは中盤を厚くしたかったからだ。相手の中盤は底力があるからね。Osasuna の良さを消したかったんだよ。正直なところ前半は相手の方が良かったが。後半は中盤をどちらが制圧するか、という状況ではなくなってしまい、何が起きても不思議ではなかった。」
「上位に食らいついていくためにはゴールが足りなかったと言うしかない。勝ち点1は獲得したが、連勝すれば上位に食いついていけたから物足りなさが残る。今回の引き分けはどちらのチームにとっても良い結果とは言えないだろう。」
「Osasuna はチームとして精力的に動いていた。今は下位に沈んでいるが、こういう戦いができれば浮上してくるはずだ。」
José Antonio Camacho 監督
「チームとしての問題点は得点力不足だ。チャンスは作れるが、決めきれない。あと一押しができるようになり、勝ち始めれば相手にとって簡単に勝てるようなチームではなくなるはずだ。」
「PK キッカーは本来は Nekounam だが、Portillo が自信を持っていたので彼に蹴らせた。チームとしては勝つために最後までできる限りのことを尽くしたつもりだ。」
Raúl García
「勝利できなかったという結果からシステムが機能しなかったことを批判するのは簡単だけど、Anfield ではうまくいっていたわけだからね。監督は常にチームのことを考えて試行錯誤しているんだよ。」
「この試合で勝利できていれば監督の考え方は正しかったと言えたはずだ。残念ながらそうならなかったけど。」
「まだまだ先は長いので、上位に進出するチャンスは残されている。それだけを考えて前に進むだけだ。」
Ujfalusi
「厳しい試合になることは分かっていたが、勝ちたかったね。ただまだまだ試合は数多く残されているので、前に進んでいくしかない。好材料は Coupet の PK ストップかな。決まっていたら負けていたかもしれないわけだからね。」
「Liverpool との試合で守備面が改善されたことは示せたと思う。Osasuna 戦でもそれは実証できたけど、ゴールが遠かった。Reyno de Navarra というスタジアムのピッチが小さかったことも影響したかもね。ただ上位進出のためには3連勝以上は必要だから痛いことには変わりないかな。」
Coupet
「PK を止めることができて満足しているよ。チームにとっても重要だし、僕自身も自信を回復するために重要なプレーだったからね。」
「間隔が空いた状態でプレーするのはなかなか難しいね。コンスタントに出場するためにも日々の練習から頑張っていかなければならないと改めて感じたよ。」
2008年11月11日(火)
_ [Atlético] Orihuela 戦の予定スタメン
Copa 4回戦第2戦の Orihuela 戦が明日行われますが、召集メンバーは試合当日に発表されることになりました。しかしながら予定されているスタメンだけ発表されています。尤も Osasuna 戦では最終的に変わったので確実ではないですが(苦笑)
Coupet; Seitaridis, Pablo, Domínguez, Pernía; Banega, Ignacio Camacho, Miguel de las Cuevas, Luis García; Sinama Pongolle, Forlán
Seitaridis がようやく戦線復帰を果たすようです。
ところで Forlán が全然休んでいないので、この辺りで休ませても良さそうな気はするのですが。怪我で離脱していた期間はありますが、復帰後はずっと出場していますからねぇ。Osasuna 戦は休養目的でベンチスタートにしたのかもしれませんが、出場せざるを得ない状況になっちゃいましたし。再び離脱するようなことにならないことを祈りたいです。
尚、Osasuna 戦を欠場した Antonio López ですが、現在は別メニューで調整中です。復帰時期は不明ですが、怪我ではないので週末の Deportivo 戦には復帰できることを期待しています。
2008年11月12日(水)
_ [Atlético] Orihuela 戦の召集メンバー
予定通り試合当日の発表となりましたが、カンテラから召集されたのは先発予定の Domínguez だけでした。第1戦で1点差とは言え勝利を収めているのですから、カンテラーノたちに出場機会を与えても良さそうに感じるのですが……。
ところでトップチームでメンバーから外れた選手は、Antonio López, Heitinga, Raúl García, Agüero, Paulo Assunção, Ujfalusi と第3GKの Bernabé です。こういう試合くらい Bernabé は召集しても良さそうに感じてしまいます(苦笑) 尤も相手が2部Bでも隣のように敗退する可能性もあるので、油断は禁物なのかもしれませんが。
ところでメンバー落ちしている Antonio López ですが、私が予想していた以上に事態は深刻らしく、年内の復帰は厳しいのではないかと MARCA で報じられています。もしこの報道が事実ならチームにとって非常に痛いと言わざるを得ません。昨シーズンから右サイドもこなすようになった Antonio López は怪我人が続出している守備陣の中ではコンスタントに出場していましたから……。ただ怪我ではなく体調不良ということなので、本当に問題ないという状態になるまではリハビリに専念してもらいたいと考えています。
と言うことで前置きが長くなりましたが、召集メンバーは以下の通り:
Coupet, Leo Franco; Seitaridis, Pernía, Perea, Pablo, Domínguez; Luis García, Maxi, Banega, Maniche, Miguel de las Cuevas, Simão, Ignacio Camacho; Forlán, Sinama Pongolle
_ [Atlético] 5回戦進出を決めただけ……
Copa del Rey 1/16 de Final (vuelta) : Atlético de Madrid 0 - 0 Orihuela
[ 試合の詳細は後ほど更新の予定 ]
試合自体は見てないので内容に関するコメントは控えておきますが、Osasuna 戦以上に今後に不安を抱かせるような結果に感じます。勝ち抜くことができた分だけ隣よりマシなのかもしれませんが。
この結果を受けて現地では再び Aguirre 解任の噂が流れてしまいそうですが、この試合の結果を考えると Aguirre だけの責任では無いような気がします。モチベーションの差があったにしても個々の実力はこちらの方が上であることは間違いないはずですし。
とりあえず敗退という最悪の結果だけは免れましたが、こんな調子では次の Deportivo 戦は大丈夫なのかと思わずにはいられません。国内の試合における悪い流れはなかなか断ち切れませんが、早くこの状態から脱してくれることを願っています。
2008年11月14日(金)
_ [スペイン代表] A代表召集メンバー
Vicente del Bosque 監督が19日のチリ代表戦に召集する20選手を発表しました。代表初召集となったのは Valencia の Mata と Athletic の Fernando Llorente の二人です。逆に前回のメンバーからは Iraola, Fernando Navarro, Diego Capel と戦線離脱中の Iniesta が外れています。
召集メンバーは以下の通り:
Arsenal: Cesc
Athletic: Fernando Llorente
Barcelona: Puyol, Xavi
Betis: Juanito
Fernabahçe: Güiza
Liverpool: Reina, Arbeloa, Xabi Alonso, Riera, Fernando Torres
Real Madrid: Casillas, Sergio Ramos
Valencia: Albiol, Marchena, Mata, Villa
Villarreal: Capdevila, Cazorla, Marcos Senna
2008年11月15日(土)
_ [Atlético] Maniche と Leo Franco の契約延長交渉
Maniche と Leo Franco の契約はいずれも今シーズンで終了しますが、クラブ側は両選手との契約を延長することを希望しています。まだ交渉は始まっていませんが、年が明けると来夏フリーで移籍するための交渉ができるようになるため、年内には決着をつけたいと考えていると思います。
まず Maniche ですが、今夏の放出候補から一転して主力選手に返り咲きました。今のチームには欠かせない存在であることをクラブ側、そして Aguirre も認識しているため、契約延長を持ちかけるようです。今シーズンのここまでのプレーを見ていたら納得です。尤も昨シーズンも干されるまでは良いプレーを見せていたので、このチームとの相性が良いのかもしれませんね。どの程度の条件が提示されるかは分かりませんが、交渉がまとまると良いですね。
Leo Franco も昨シーズンは怪我に泣かされましたが、今シーズンは好セーブを連発するなどチームの守護神として申し分ないプレーをしていると思います。クラブとしては来シーズンも Leo と Coupet の体制で臨みたいと考えているようなので、交渉がうまくいくことを期待しています。
_ [Atlético] Deportivo 戦の召集メンバー
明日行われる Deportivo 戦の召集メンバーを Javier Aguirre 監督が発表しました。メンバーから外れたのは離脱中の Antonio López と Miguel de las Cuevas, Ignacio Camacho, Bernabé, Domínguez です。Antonio López は依然として別メニューを消化しており、復帰がいつになるかは分からないようです。できるだけ早い復帰を祈りたいですね。
召集メンバーは以下の通り:
Coupet, Leo Franco; Seitaridis, Pernía, Heitinga, Ujfalusi, Perea, Pablo; Raúl García, Luis garcía, Maxi, Paulo Assunção, Banega, Maniche, Simão; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle
また予定されているスタメンは以下の通りです。
Leo Franco; Perea, Heitinga, Ujfalusi, Pernía; Paulo Assunção, Maniche, Maxi, Simão; Forlán, Agüero
今度こそ予定通り Kun と Forlán の2トップになるんでしょうか……。
残りのメンバーは特に驚きのあるような人選は無いですね。
2008年11月16日(日)
_ [Atlético] 久々のゴールラッシュで6位浮上!
Liga Española 11a Jornada : Atlético de Madrid 4 - 1 Deportivo de la Coruña
終盤の失点が無ければ良かったのですが、久々の4ゴールでの快勝だったので満足すべきだと思っています。2試合続けてノーゴールだった今のチームに必要だったのはゴールという結果でしたからね。
個人的に大きかったと感じたのは3点目です。1点目はセットプレー、2点目は相手のミスからの得点だったので、チームとして挙げた3点目は今後に向けて良いきっかけになるゴールだったと感じています。そしてゴールを挙げたのがカピタンの Maxi だったのも大きいのではないでしょうか。Maxi がゴールを挙げるとチームに勢いがつくと思うので、こういう形が増えることを期待しています。
守備面に関しては終盤バタバタしたことを除けば良かったと思います。ラインコントロールに失敗して Lafita に決定的なチャンスを与えてしまったことは反省材料だと思いますが、それ以外ではバタバタした時間帯に突入するまでは大きな問題は無かったと思います。Heitinga もようやく落ち着いてきたみたいなので、さらに調子を上げていってもらいたいですね。
3試合振りにゴールを挙げて勝利を収めましたが、上位に食らいついていくためにはフエラでも勝利を挙げていくことが重要だと思います。次の Soria での Numancia 戦で勝ち点3を挙げることが重要になってくると思うので、この試合でも今日のようなプレーを見せてもらいたいところです。今後上位の直接対決による潰し合いが始まるので、その間に勝ち点をできるだけ稼いでくれることを期待しています。
_ [Liga Española] 1a División 11a Jornada
2008年11月17日(月)
_ [Atlético] Deportivo 戦後のコメント
Javier Aguirre 監督
「今日の勝利で上位との勝ち点を少しは詰められたね。今後もこの調子を維持するために練習し、最終的な目標を達成するために頑張っていくだけだ。」
「Pamplona の試合と異なるのは結果だけだ。最後に負けたのは最初と最後に失点した Real Madrid 戦だが、それ以来プレー内容自体は大きな変化は無い。結果が変化しているだけだ。Pamplona では決定的なチャンスでミスを犯してしまったことが響いたね。」
「次の Numancia 戦も厳しい戦いになるのは間違いない。代表に合流する選手たちが良いコンディションで戻ってくることを願っているよ。次節に向けての準備は金曜日から始める予定だ。」
「今日は全員が良かったし、全員が主役だった。私たちはチームだ。そして私の仕事はこの集団が気持ちよく仕事をできるようにすることだ。出場する選手が決まっていたら出番のない選手のモチベーションは下がってしまうので、そういうことが起きないように常に心掛けているよ。」
Miguel Ángel Lotina 監督
「Atlético の方が集中力で上回っていた。良いプレーをしていたので、この試合の勝者に相応しいことを認めるしかないだろう。逆にこちらは勝てるプレーをすることができなかった。特に同点にするチャンスを逃してしまったのが痛かったかな。」
「前半はある程度こちらが望んでいた展開になった。Atlético に押し込まれることは予想できていたので、それを弾き返すのが第一だった。ただ失点してしまったので攻撃も仕掛ける必要があったが、ある程度うまくいっていたと思う。ただ後半の早い時間帯で追加点を奪われてしまったことで厳しい状況に追い込まれてしまった。」
「こういう試合になってしまった責任は監督である私にも当然ある。もう少し集中力を高めるために何かできたんじゃないか、と考えてしまうよ。今日は彼らのここぞという場面でのプレーにやられてしまった感が強いね。」
Pernía
「今日はサポーターから多くの拍手をもらえて満足しているよ。僕の仕事はゴールを奪うことではなく、チームの勝利に貢献することなんだ。移籍当初、Getafe 時代のゴール数を期待していた人も居たと思うけど、それは僕の仕事じゃない。攻撃に関しては僕以上に力を持った選手がたくさんいるからね。」
「上位のいくつかが負けてくれたので差を詰めることができた。僕たちはすでに上位との対戦をほとんど終えているけど、彼らはこれから直接対決をする。今日のような戦いができれば年内には上位につけることができるはずだ。」
「チームのプレーそのものは先日の Orihuela 戦と同じように良かった。ただ結果が大きく異なっているけどね。逆に言うと結果が出ていなかっただけだから、チームには焦りはなかったんだよ。」
Forlán
「今日の勝ち点は上位進出のためには重要なものだ。相手のプレーが良かったので、あの時間帯に先制点を奪えたのが大きかったね。チームは Orihuela 戦の疲れを若干引きずっていたけど、このゴールで疲れも感じなくなったよ。」
「僕たちには力があると信じているので、どういう状況でも落ち着いてはいたよ。メディアの報道は気にならなかった。」
「ゴールはもちろん重要だけど、それ以上にチームが勝つことが大事だ。今日も決して簡単な試合ではなかったけど、良い時間帯にゴールを挙げることができたことが大きかったんじゃないかな。」
Maxi
「僕たちは常に全力で戦っているけど、ツキに関しては毎回変わる。最近の試合でも同じようにプレーしていたけど、ボールがゴールに入りたがらなかったんだよ。」
「このチームの攻撃力はとても高い。これは個々の選手の実力ではなく組織としてという意味だ。とは言え相手もあるので毎回ゴールを量産できるわけではないことも確かだ。今日は良い時間帯にゴールを挙げることができたことが大きかったと思う。」
「リーグの折り返しでは上位につけていられるはずだ。僕たちは自信を持って戦っているからね。今は次の Numancia 戦に向けて集中していきたい。彼らに勝てれば上位進出も難しいものではなくなるはずだ。」
2008年11月18日(火)
_ [Atlético] Agüero が Madrid に帰還
19日のスコットランドとの親善試合のためにアルゼンチン代表に合流していた Sergio Agüero が、代表を離脱して Madrid に帰還しました。ただ帰ってきた理由は怪我とかではなく、婚約者の Gianina が体調を崩したからということなので週末の試合には問題なく出られるのではないかと思います。尤も Kun 自身は Gianina の体調がすぐれなければ気が気ではないかもしれませんし、Soria への遠征を拒むかもしれませんが……。
ちなみに情報としてはだいぶ遅いですが、現在の Atlético で代表に招集されているのは、
Maniche, Simão (ポルトガル), Maxi (アルゼンチン), Heitinga (オランダ), Ujfalusi (チェコ), Forlán (ウルグアイ), Perea (コロンビア), Ignacio Camacho, Domínguez (スペインU-21)
の9名となっています。彼らが何事も無く帰ってきてもらいたいですね。
_ [スペイン代表] ポルトガルに完敗
U-21 親善試合 : ポルトガル 4 - 1 スペイン
ポルトガル: Rui Patrício (Ventura, m.46); Pereirinha, Miguel Vitor (André Pinto; min. 46), Daniel Carriço, Rubén Lima; Joao Gonçalves (Bura, m.58), Castro (João Martins, m.65), Stélvio, Candeias; Orlando Sá, Rui Fonte (Yazalde; m.46)
スペイン: Sergio Asenjo; Azpilicueta, Balenciaga (Canella, m.57), Álvaro Domínguez, Echaide (Javi Martínez; min. 46); Parejo (Raúl, m.83), Ignacio Camacho, Busquets, Fran Mérida (Jordi Alba, m.83); Aarón, Adrián López (Bueno, m.68)
Goles: 1-0, m.20: Rui Fonte. 1-1, m.23: Parejo (PK). 2-1, m.37: Orlando Sá. 3-1, m.43: Orlando Sá. 4-1, m.55: Orlando Sá.
2008年11月19日(水)
_ [スペイン代表] 栄光の2008年の最終戦も白星!!
親善試合 : スペイン 3 - 0 チリ
スペイン: Casillas (Reina, m.46), Sergio Ramos (Arbeloa, m.61), Albiol, Puyol (Marchena, m.46), Capdevila, Marcos Senna (Cazorla, m.46), Xabi Alonso, Cesc, Xavi (Llorente, m.70), Riera; Villa (Fernando Torres, m.57)
チリ: Claudio Bravo, Cristian Alvarez, Waldo Ponce, Ismael Fuentes, Rodrigo Tello, Carlos Carmona, Mauricio Isla, Matías Fernández, Fabián Orellana, Humberto Suazo (Jorge Valdivia, m.87), Alexis Sánchez
Goles: 1-0, m.37: Villa (PK). 2-0, m.66: Fernando Torres. 3-0, m.86: Cazorla.
2008年11月20日(木)
_ [Atlético] 代表選手のスタッツ
昨日(U-21 代表の試合は一昨日)行われた代表戦における、各国代表に招集されている Atlético の選手たちのスタッツは以下の通りとなっています。尚、チェコ代表の試合のみワールドカップ予選です。
- Heitinga (オランダ)
- vs スウェーデン、○ 3 - 1
- スタメンで78分間出場
- Forlán (ウルグアイ)
- vs フランス、△ 0 - 0
- スタメンでハーフタイムに交代
- Maxi (アルゼンチン)
- vs スコットランド、○ 0 - 1
- スタメン出場、ロスタイムに交代(1ゴール)
- Ujfalusi (チェコ)
- vs サンマリノ、○ 0 - 3
- フル出場
- Maniche (ポルトガル)
- vs ブラジル、● 6 - 2
- フル出場
- Simão (ポルトガル)
- vs ブラジル、● 6 - 2
- スタメンで77分間出場(1ゴール)
- Perea (コロンビア)
- vs ナイジェリア、○ 1 - 0
- フル出場
- Ignacio Camacho (スペイン U-21)
- vs ポルトガル、● 4 - 1
- フル出場
- Domínguez (スペイン U-21)
- vs ポルトガル、● 4 - 1
- フル出場
とりあえず怪我人は出ていないようなので良かったです。
それはさておきポルトガルは豪快に負けすぎなのでは(苦笑)
_ [Atlético] 裁定は覆らず……
昨日スポーツ仲裁裁判所(CAS)で Atlético が UEFA から受けた制裁に対する審議が行われ、その結果が本日発表されました。しかしながら Atlético が要求していた処分の全面的な撤回は認められず、罰金が半分の7万5000ユーロに軽減されたことと執行猶予期間がなくなっただけでした。つまり26日の PSV 戦は無観客試合となることが確定してしまいました。
正直なところこの結果には納得できません。UEFA がこの裁定を下した最大の要因として挙げたのが人種差別問題でしたが、今回の審議の結果そのようなことは無かったと判定されました。結局処分の全面的な撤回を行わなかったのは警備体制に問題があったからとのことですが、問題点がすり替わっている感は否めません。警備体制に問題があるのだから無観客で試合をしろ、という裁定自体は分からなくはないですが、制裁の要因とは異なっているのに無観客試合を余儀なくされると何となく腑に落ちなくなってしまいます。
とは言え決まってしまったことは仕方ありません。いつもなら周りを埋め尽くしているサポーターが居なくても、この PSV 戦でグループステージ突破を確定させてくれることを期待しています。尤も本来ならこの前の試合で決まっていたんですけどね(苦笑)
2008年11月21日(金)
_ [Atlético] 無観客試合の実績
26日の PSV 戦を無観客状態で戦うことになったAtlético ですが、過去では 1985-86 シーズンの Cup Winners' Cup 1回戦、対 Glasgow Celtic で経験しています。ただし無観客だったのは Calderón ではなく Celtic Park でしたが。
この1回戦において、Luis Aragonés 率いる Atlético は第1戦の Vicente Calderón での試合では 1 - 1 で引き分けました。Atlético のゴールを決めたのは Quique Setién だったそうです。
そのような状況で迎えた第2戦ですが、Celtic は前シーズンの Rapid Wien 戦のホームゲームで問題を起こしており UEFA から無観客試合の制裁を受けていました。
チーム関係者や報道関係者役80名が見守る中行われたこの試合で Atlético は Quique Setién と Quique Ramos のゴールにより 1 - 2 で勝利を収め、2回戦進出を決めています。
以上が欧州の舞台における Atlético の唯一の無観客試合となっています。今回は Calderón が無観客の舞台ですが、23年前と同じように勝利を飾ってもらいたいところです。
ちなみに Calderón で行われる無観客試合は 1992-93 シーズン以来で、観客席から主審の Merino González に対してプラスチックの瓶が投げつけられて当たったことに対する制裁でした。
さらに余談ですが、現チームでは Raúl García が Osasuna 時代の 2006-07 シーズンの UEFA 杯1回戦、対 Trabzonspor のアウェーゲームで無観客試合を経験しています(結果は 2 - 2 の引き分け)。
2008年11月22日(土)
_ [Atlético] Numancia 戦の召集メンバー
Soria 遠征前最後の練習後、Javier Aguirre 監督が Numancia 戦の召集メンバーを発表しました。メンバーから外れたのは依然離脱中の Antonio López の他に Miguel de las Cuevas, Ignacio Camacho, Bernabé, Domínguez となっています。言い換えると前節と全く同じです。尚、Agüero は婚約者である Gianina が無事退院したので木曜日にはチームに合流していました。
召集メンバーは以下の通り:
Coupet, Leo Franco; Seitaridis, Pernía, Heitinga, Ujfalusi, Perea, Pablo; Raúl García, Luis garcía, Maxi, Paulo Assunção, Banega, Maniche, Simão; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle
また予定されている先発は以下の通りです。
Leo Franco; Perea, Heitinga, Ujfalusi, Pernía; Paulo Assunção, Maniche, Maxi, Simão; Forlán, Agüero
これまた Depor 戦と全く同じで、再び 4-4-2 ということになります。代表戦に出場していた選手たちは過密日程で大変ですが、前節のようなサッカーを見せてくれることを期待したいと思います。
_ [スペイン代表] コンフェデレーション杯の組合せ抽選結果
来年6月14日に開幕するコンフェデレーション杯の組合せ抽選会が南アフリカの Johannesburg で行われ、以下のような組み合わせになりました。
グループA: 南アフリカ(開催国)、ニュージーランド(オセアニア代表)、イラク(アジア代表)、スペイン(欧州代表)
グループB: アメリカ(北中米代表)、ブラジル(南米代表)、イタリア(W杯優勝)、エジプト(アフリカ代表)
見た感じだと1位通過はできそうですね。尤もどの程度この大会に力を入れるのかは分からないので、出場するメンバー構成次第では苦戦するかもしれませんが。
代表の強化を考えるとブラジルと同じ組の方が良かったかもしれませんね。
2008年11月23日(日)
_ [Atlético] またしても終了直前の PK で勝利を逃す……
Liga Española 12a Jornada : Numancia 1 - 1 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
形的には Anfield での Liverpool 戦と全く同じで終了間際に存在しない PK の笛を吹かれて追いつかれたのですが、このときと比べると主審に対する怒りが大きくないんですよね。Liverpool 戦はほぼ完璧な試合運びをぶち壊されたのに対し、この試合は終盤までに試合を決め切れなかった印象が強いからかもしれません。
終了間際の PK に関しては非常に怪しいと言わざるを得ません。ただそれ以前に Paulo Assunção のエリア内でのファウルを見逃されたり、Leo Franco がゴールライン上でボールを掻き出したプレーもあったので、それまでがツキ過ぎだった感もあります。結局のところ追加点のチャンスで決められなかったことが最後に響いてしまった印象の方が強いです。相手キーパーがファインセーブを連発したのは事実ですが……。
とは言えボールをうまくキープできないことにも問題があると考えています。終了直前に PK を与えてしまったケースは3回ありますが、いずれももう少しうまくボールをキープできていれば防げた可能性もあるのではと思ってしまいます。そういう意味では学習能力が欠けていると言われても仕方ないかもしれませんね。尤も例えば Xavi のようにうまくキープできる選手が今のチームにはいないのかもしれませんが。強いて挙げるなら Banega なのですが、若さゆえに軽率なプレーがしばしば見受けられるので信用はできませんね(苦笑)
前日に Madrid 以外の上位チームが勝ち点3を挙げることができていなかったので差を詰める絶好のチャンスだったのですが、お付き合いする形となってしまいました。こういう機会をきちんとものにできなければ CL 圏内を確保するのは厳しいと言わざるを得ませんね。Aguirre には戦術面だけでなく、終盤の試合のコントロールの仕方もきちんと叩き込んでおいてもらいたいところです。尤も Aguirre だけが頑張ってもダメなのは言うまでもありませんが……。
_ [Liga Española] 1a División 12a Jornada
2008年11月25日(火)
_ [Atlético] Coupet, Seitaridis, Raúl García が先発へ
試合日前日になっても召集リストは発表されませんでしたが、先発メンバーだけは Aguirre が発表しました。
Coupet; Seitaridis, Heitinga, Ujfalusi, Pernía; Raúl García, Maniche, Maxi, Simão; Forlán, Agüero
先日の Numancia 戦からは3人が入れ替わっており、Leo Franco, Perea, Paulo Assunção が控えに回ります。あまり選手の入れ替えが無いのでコンディション面が少々気掛かりです(特に代表戦に出場していた面々の)。
この試合は観客が居ないという独特の雰囲気の中行われますが、決勝トーナメント進出を決めてくれることを願っています。
2008年11月26日(水)
_ [Atlético] PSV 戦の召集メンバー
試合当日に発表された PSV 戦の召集メンバーは以下の通りです。
Coupet, Leo Franco; Seitaridis, Pernía, Heitinga, Ujfalusi, Pablo; Raúl García, Luis García, Maxi, Paulo Assunção, Banega, Maniche, Miguel de las Cuevas, Simão; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle
Aguirre の判断でメンバーから外れたのは Ignacio Camacho, Bernabé, Domínguez の3選手です。Antonio López は依然としてリハビリメニューを消化中で、復帰の目処はまだ立っていません。そして Perea は左大腿の神経痛により欠場することになっています。
_ [Atlético] 1点差を守り切り、決勝トーナメント進出!!
Champions League Group Stage Matchday 5 : Atlético de Madrid 2 - 1 PSV Eindhoven
無観客試合というのはやはり独特な雰囲気でしたが、前半は最近の良い時間帯のプレーができていたと思います。先制点自体は相手のミスによるところが大きかったですが、内容的にも明らかに上回っていたのではないかと。観客が入っていたら間違いなく盛り上がっていたでしょうね……。
ただ後半に入ると Numancia 戦同様トーンダウンしてしまった感が否めません。開始早々に1点返されたことを引きずってしまったのかもしれませんが、前半の調子を後半も維持することが今後の課題かもしれませんね。尤もここ最近は1点差で終盤を迎えると終了直前に PK を与えている印象が強いので、嫌な流れを断ち切る勝利かもしれないと前向きに考えたいです。
とにもかくにも最初の目標だったであろうグループステージ突破を1試合残して果たすことができました(本当は2試合残して達成できたはずですが)。最終戦は1位通過を賭けて戦うことになりますが、個人的には決勝トーナメントまでは Liga に集中してもらいたいと考えています。Marseille 戦以降、UEFA に振り回されている印象が強いので、ようやく国内の試合に集中できる環境が整ったのではないかと。この突破をきっかけとして Liga でも浮上してもらいたいですね!
2008年11月27日(木)
_ [Atlético] PSV 戦後のコメント
Javier Aguirre 監督
「寒い中スタジアムの外で応援してくれたファンに感謝したい。彼らには本当に勇気を与えてもらった。選手たちも彼らの後押しを感じていたはずだ。」
「スペクタクルなプレーをしたのは選手たちであることは言うまでもない。ただファンのおかげでできたことは否定できない事実だろうね。」
「Champions という舞台から長い間遠ざかっていたので、この大会への入り方は重要だった。16強に残れたことは大きな一歩だろう。このクラブは世界有数のクラブだが、ようやくそれに相応しい状況に戻ってきたんじゃないかな。」
「無観客という状況を心配していなかったと言ったら嘘になるだろう。しかもプレシーズンの試合や親善試合ではなく Champions の試合だったわけだからね。今回のグループのライバルは Liverpool, Marseille, PSV という歴代の優勝チームが揃っており、非常にハイレベルな組合せだった。だからこのようなグループを突破した選手たちを誇りに思っているよ。」
「1位通過はもちろん狙っている。一つの目標を達成したら次の目標に向かうのは当然のことじゃないかな。」
Huub Stevens 監督
「こちらがいくつかミスを犯したことで、前半のうちに試合の流れが決まってしまった。後半はミスも減り、ゴールも挙げることができた。だからこそもっと良い結果で終えることができたんじゃないかと考えてしまうよ。選手たちは人間だからミスを犯すのは自然なことなんだが、もう少し減らさないといけないな。」
「Eindhoven で戦ったときと比較すると Atlético の強さはあまり感じなかった。あのときよりは何とかできたんじゃないかという感触は得られたからね。」
「Liverpool との最終戦で UEFA 杯出場権獲得のために頑張るだけだ。尤も Marseille が Atlético を破ったらどうにもならないわけだが。」
Agüero
「最初に立てた目標を達成することができた。僕たちはこの喜びをファンと分かち合いたい。スタジアムの外からの彼らの声援は僕たちの耳に届いていたし、僕たちの力になったよ。最終戦では1位通過を狙いたいところだけど、まずは Liga で上位進出をするために頑張らないといけないかな。」
Maxi
「とても満足しているよ。勝たなければならない試合だったからね。次の Olympique との試合はサッカーをするだけだ。暴力とは無縁の状態でね。そしてこの試合では1位通過を目指して戦うつもりだ。」
Simão
「何年間もチームはヨーロッパの舞台で結果を残せていなかったので、この結果は本当に大きいよ。このことは僕たちにとって大きな自信になる。でもこれに満足せずもっと上を目指したい。Olympique との試合の前に僕たちには Liga の試合があるので、まずはこっちに集中していきたい。」
Pernía
「突破が決まったので抽選会で優位に立てる1位通過を今度は目指したい。尤もここまで来たら楽な相手は存在しないと思うけどね。今日の試合の前半はファンも楽しめる内容だったと思う。彼らはどんなときでも僕たちを後押ししてくれるので、今日は彼らと共にこの喜びを味わいたい。」
Sinama Pongolle
「試合直後はやっぱり奇妙な感じだったよ。でも時間が経つに連れて気にならなくなった。ファンがスタジアムの外で声援を送ったり歌ったりして後押ししてくれてるのは聞こえていたよ。彼らがスタジアムの中に居るような感じだった。いつも応援してくれるけど、今日ほど彼らの後押しを感じたことは無かったかな。2 - 1 という接戦になったけど、僕たちは疲労が多少影響していると思う。ただ今回は最後まで1点差を守り通せてよかったよ。」
2008年11月29日(土)
_ [Atlético] Racing 戦の召集メンバー
本日 Ciudad Depotiva で行われた練習後、Racing 戦に召集される18選手が発表されました。メンバーは以下の通りです。
Coupet, Leo Franco; Seitaridis, Pernía, Heitinga, Ujfalusi, Pablo; Raúl García, Luis García, Maxi, Paulo Assunção, Banega, Maniche, Miguel de las Cuevas, Simão; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle
Aguirre の判断でメンバーから外れたのは Ignacio Camacho, Bernabé, Domínguez の3選手です。
Antonio López のリハビリは第二段階に入っていますが、依然として戦線復帰が実現するまでには回復していません。また Perea も PSV 戦の直前の怪我が癒えていないため欠場することになっています。
また明日の予定されている先発は以下の通りとなっています。
Leo Franco; Seitaridis, Heitinga, Ujfalusi, Pernía; Paulo Assunção, Maniche, Maxi, Simão; Forlán, Agüero
PSV 戦でスタメンではなかったのは Leo Franco と Paulo Assunção だけなので、ターンオーバーは基本的に行わないと見るべきでしょう。今は Liga が大事なので全力を注ぐのは当然だとは思いますが、最近は後半になるとトーンダウンするので、この試合もその点が気掛かりです。ただ次のミッドウィークは久々に試合が無いので、ここを凌げば何とかなるはずと思いたいです。
2008年11月30日(日)
_ [Atlético] 課題の残る4ゴールの勝利
Liga Española 13a Jornada : Atlético de Madrid 4 - 1 Racing de Santander
[ 試合の詳細 ]
スコアだけ見たら快勝なんですが、内容的には辛勝でしたね……。この点差は決定力の差がそのまま現れたような気がします。
序盤は完全に Racing ペースで Atlético は全然ボールを前に運べず。そして7分に PK であっさりと先制されてしまいました。それにしても Heitinga はエリア内で軽率なプレーが多いような……。それ以外のパフォーマンスはシーズン序盤と比べると改善してきているので、この点をどうにかしてくれれば良いのですが。
先制されてからもしばらくは Racing ペースだったのですが、20分辺りからようやくボールを前に運べるようになり、21分には Simão の同点弾! 流れが悪かっただけにこのゴールは大きかったと思います。これが無ければ 0 - 1 で負けていてもおかしくなかったのではないかと。
そして30分過ぎに César Navas が Paulo Assunção を後ろから削って一発レッド。リプレイで見たらかなり危険なプレーで大怪我を負ってもおかしくなかったような感じがしました。やられた Assunção は最後まで元気にプレーしていましたが( ̄〜 ̄;A
Agüero のゴールはその直後に決まりましたが、これは Racing の最終ラインがどうなるのか決まりきっていないときだったのではないかと思います。Forlán がボールを持ったときの Kun の動き出しが良かったのはもちろんですが。それにしても序盤の内容を考えると前半のうちに逆転できるとは思いませんでした(苦笑)
それにしても後半30分過ぎまでは一人少ない Racing の方が押し気味だったのではないでしょうか。Seitaridis は Jonathan Pereira を全然止められませんでしたが、あんなに一対一に弱い選手だったかなぁ、と考えてしまいました。EURO で優勝したときのイメージが未だに残っているからというのもあるのかもしれませんが( ̄▽ ̄;
最後に Forlán が立て続けに決めた他、決定的なチャンスが二度ありましたが、これは一人少ない状態で奮闘していた Racing が息切れしてしまったからだと見ています。そういう状況で追加点を奪われて意気消沈してしまったということが重なったのかもしれませんが。
と言うことでまたしても Calderón で4ゴールの勝利を挙げました。ただ今回に関しては他の4ゴールでの勝利と異なり快勝とは言い難いので、次節の Sporting 戦までには修正してもらいたいものです。ただ過密日程なのにほとんどターンオーバーしていなかったという状況でもあったので、ミッドウィークに試合が無い次節はもうすこし良いパフォーマンスを見せてくれるのではないかと期待しています。
_ [Liga Española] 1a División 13a Jornada