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[移籍市場] Reyes の去就は?

Luis García 同様、クラブが移籍先を探しているのが、昨シーズン Benfica にレンタルされていた José Antonio Reyes です。今年の頭にそのまま Benfica への完全移籍が決まりかけていた気がしますが、結局移籍金が Benfica には高すぎたようです(苦笑)

昨シーズン在籍していた Benfica は監督が交代したものの、新監督も Reyes が残ることを望んでいるそうです。しかしながら Benfica は Atlético が要求する650万ユーロという額を支払うことができないため、Reyes が来シーズンも Lisboa でプレーする可能性は低いだろうと報じられています。

Reyes には Benfica 以外にも Roma やトルコのいくつかのクラブからオファーがあったようですが、Reyes 自身がイタリアやトルコでのプレーを望んでいないため移籍が実現する可能性は薄そうです。

以上のことから Reyes が移籍するのはクラブ、そして選手本人のいずれもが満足する場合のみということになります。つまり Reyes の去就の可能性として現時点で最も高いのは残留ということになってしまいます。

残留する場合、Reyes の状況は非常に厳しいものになると言えるでしょう。まず冒頭に書いたように Abel の構想に入っていないため、出場機会を得るためには Abel の考えを覆すようなパフォーマンスをプレシーズンで見せることが必要となります。

しかし Reyes にとっての障壁はそれだけではありません。最大の壁はやはり Simão でしょう。Abel 就任以来、Reyes のポジションである左サイドは Simão が絶対的な存在として君臨しています(実際は Aguirre 時代からですが)。つまり Reyes が出番を得るには Simão を上回るパフォーマンスを継続して見せなければなりませんが、正直厳しいと言わざるを得ません。

と言うことで Reyes にとっての壁だけを考えるとやはり移籍した方が良さそうな気はします。ただ左サイドに君臨している Simão は決して丈夫な選手ではないため、Abel の考えを覆せば何とかなるかもしれませんが。

2009年07月08日 01:06更新

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