今夏、レンタルから復帰している選手は4名（Reyes, Jurado, Cléber, Valera）いますが、契約を延長した Valera 以外は先行きが不透明となっています。とりあえず現時点では全員戦力として考えていると Abel は伝えているようですが……。

Valera 以外の3名で終着点の選択肢が多そうなのは Reyes です。本人は Atlético でプレーすることを望んでいるようですが、財政が苦しいクラブとしてはやはり売却して補強資金を得たいと考えているのではないかと思います。今のところ正式なオファーは届いていないとのことですが、Liverpool と Everton が興味を示しているという報道もあるので、新天地が Premier になる可能性も低くないと見られています。

Jurado は Lafita との交換で Zaragoza 行きの可能性が出ていましたが、その話は消えかけているようです。逆に契約更新をする可能性が浮上しているので、これが現実となれば残留の可能性が極めて高くなると言えるでしょう。

そして Cléber ですが、本人は昨シーズンプレーしていた Mallorca で今シーズンも続けることを望んでいるようです。さらに Mallorca の監督である Gregorio Manzano もフロントに Cléber 獲得を要請していると報じられています。ただ Mallorca には Cléber の移籍金を払う余裕が無いので、獲得するとしたら Cléber が Atlético との契約を解除した場合だそうです。ただ Atlético 側はフリーでの移籍を容認する気が今のところないので、現状では移籍が成立する可能性は低そうです。

消極的な要因かもしれませんが、まとめてしまうと残留の可能性は3名とも低くはないということになります。そしてプレシーズン中に Abel の信頼を勝ち取ることができれば残留の可能性がさらに高くなっていくというのが現状ではないでしょうか。