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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2007年02月18日(日)
_ [Atlético] Liga Española 1a División 23a Jornada : Sevilla 3 - 1 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
この試合の最大戦犯はやはりAguirreでしょうね。正直スタメンを見た時点で「こりゃダメだな」と思いましたし。中盤とトップ3人の間が物凄く空いていましたが、そんなことはやる前から予想できたことでしょう。これならまだミスタではなくフラドを起用した方が良かったのではないかと。尤もさらにその後ろからまとものボールが供給されないのだから、どうにもならない状況が改善されるとは思えませんが。
この試合のスタメンのもう一つの欠点はサイドの攻防で数的不利になってしまうことでしょう。Sevillaの攻撃の生命線はサイドアタックであることはここまでの試合を見ていれば分かることだと思いますが、Sevillaからすればこの試合のAtléticoは本当に組み易い相手だったでしょうね。特に右サイドの攻撃が冴え渡っていたように見えましたが、足が速いとは言えないPerníaがラテラルだったことも一因ではないかと。Antonio Lópezならスピードがもう少しあるので、少しはマシだったんじゃないかと。と書きつつも多分大差は無かったと思っていますが( ̄▽ ̄;
最近のSevillaが得点を奪うのに苦労していたのは相手がどう対応すれば分かってきたからだと思いますが、このような組合せで臨んだことを考えるとAguirreにはそれが分かっていなかったとしか思えません。もちろん相手に合わせてメンバーをコロコロと組み替えるべきだとは言いませんが、ここまで確固たる形を持っていないAtletiなら多少組み替えて対応しても良かったのではないかと。
と言うことで最大戦犯に対するコメントはこの辺でやめておきますが、もう一人戦犯を挙げるとTorresでしょうね。先制点は中盤(Manicheだったかな?)からTorresへのパスをカットされてカウンターを食らった結果でしたが、あのパスカットの場面でなぜTorresはわざわざ下がってボールを受けに来たのでしょうか。別にこの動きはこの試合に限ったことではありませんが、どうも最近の彼は気持ちがゴールに向かっているようには見えません。Agüeroが積極的に前に行こうという姿勢が見えるので尚更なのかもしれませんが。もしあのパスカットの場面でTorresが裏を取る動きをしていれば、仮にパスをカットされても浅い地点で奪われる可能性は低かったでしょうし、カウンターの対応ももう少しできたんじゃないかと。まぁこの場面で先制されていなくても、その後の内容を考えると結果が変わったとは思いませんけどね。あとPKはこの試合における精神状態を考えたら決められないだろうな、と思っていたので予想通りでした。Pabloがこぼれ球にすばやく反応することは完全に予想外でしたが( ̄〜 ̄;A
あと3失点したことですが、守備陣は途中から完全に集中力が切れてましたね。ただこれだけ点を取るのに苦労している状況でもこの順位に居るのは守備陣が奮闘してきたからなのであまり責めたくないです。むしろここまで点が取れないと後ろの集中力が切れてしまっても仕方ないんじゃないかなあ。ただやっぱりZé Castroが居た方がボールを持ったときは落ち着くような気はしますが。
と言うことでスポナビの記事にもあったようにチームとしての実力差をまざまざと見せ付けられた気がします。ただ最初に書いたようにAguirreが対応を間違えなければもう少しまともな試合になったとは思いますけどね。とりあえず次はderbiなので、この敗戦を引きずらずに臨んでもらいたいです。どうやらこのチームは気持ちの切り替えだけは早いみたいなので、その点はあまり心配していませんが。
_ [Liga Española] 1a División 23a Jornada