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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2007年08月01日(水)
_ [Atlético] まだ終わらない
《 MARCA 》
García Pitarch SDの発言通り、まだ補強は終了していないのかもしれません。次の候補として挙がったのは以前からAtléticoが興味を持っていると報じられていたJavi Garcíaで、火曜日にReal Madridへオファーもしたようです。移籍が成立する場合はJuradoと同じように最初の数年間はReal Madridが買い戻しオプションを行使できる権利が付くようです。
Javi GarcíaにはLiverpoolなども興味を示していましたが、選手本人はAtlético行きを希望しているようです。Atléticoが実際にオファーをすることにしたのもJavi García(というより代理人のGarcía Quilón)の意向が働いたからみたいです。
Javi GarcíaはLuccinのバックアッパーとして期待できるので、彼が来た場合はCostinhaの退団は確実でしょう。先日の事件を考えればフロントは是が非でも放出したいと思いますし。またCostinha自身も出番が多いチームに移籍したいでしょうから、契約解除に発展する可能性もあるかもしれませんね。
2007年08月02日(木)
_ [Atlético] Ajax戦の展望
《 as 》
今年の夏は親善試合よりも先に公式戦があったので、本日のAjax戦が初めての親善試合ということになります。この試合ではまだ出場していない新加入選手3名がデビューすることが予定されています。
Abbiatiはこの試合での先発が予定されており、何事も無ければフル出場するでしょう。残りの二人はLuis GarcíaとSimãoで、二人とも後半から出場するようです。一方Reyesですが、まだ調整が足りていないとAguirre監督に判断されたため、本日の試合は欠場します。Atléticoデビューは土曜日のLazio戦が濃厚です。
と言うことで本日のAjax戦では次のような先発が予想されています。まずキーパーは前述の通りAbbaitiが務めます。中盤はRaúl GarcíaとCostinhaが担い、MaxiとJuradoがサイドに入ります。そして2トップはBraulioとMistaです。ディフェンスラインに関しては記述が無いので不明ですが、右のラテラルはSeitaridisではなくカンテラのJulián Varaが起用される可能性もあるようです。
2トップの二人にとってはAgüeroとForlánが不在の状況を生かしてアピールするチャンスだと思うので頑張ってもらいたいです。Juradoも同じポジションの選手がかなり多くなってしまったので、しばらくの間は正念場が続くかもしれませんね。
_ [Atlético] Pereaがスペイン国籍を取得
Luis Amaranto Pereaのスペイン国籍取得手続きが完了しました。取得間近とは報じられていましたが、無事開幕までに間に合って良かったです。
Pereaがスペイン国籍を取得したことで、彼が占めていたEU圏外枠はCléber Santanaに引き継がれることになります。チームにとってはこの事実が大きいでしょうね。
_ [Atlético] LG Amsterdam Tournament : Ajax Amsterdam 2 - 0 Atlético de Madrid
Ajax Amsterdam: Stekelenburg; Ogararu, Stam (Maduro, m.46), Vermaelen, Colin; Gabri(m.90), Heitinga; Kennedy (Rommedahl, m.46), Sneijder, Emanuelson; Huntelaar (Donald, m.74)
Atlético de Madrid: Abbiati; Seitaridis, Pablo, Eller, Antonio López; Costinha (Maniche, m.58), Raúl García, Maxi, Jurado (Simão, m.46); Brauliio, Mista (Luis García, m.58)
Goles: 1-0, m.46: Gabri. 2-0, m.59: Sneijder.
失点したのはいずれも後半ですが、内容が良かったのも後半。正確に言うと前半がひどすぎただけなのですが。左サイドはKennedyにいいようにやられていましたし、後ろからの飛び出しも再三許していました。なぜか失点だけはしませんでしたが、Ajaxの詰めが甘かっただけでしょう。攻撃に関してはIntertotoでは調子が良かったJuradoがRaúl Garcíaとともに完全に消えており、ボールを捌く選手が実質的には居なかったも同然でした。MaxiやBraulioが前線で奮闘していたのが目に付いたくらいですかね。Mistaは周囲からまともにボールが来なかったのでどうしようもなかったかもしれません。
後半開始直後の失点は前半の流れを引きずったままの状態で喫したものだと思います。正直ボーっと見てたので正確なことは分かりませんが( ̄〜 ̄;A 2失点目は2人同時に代えた直後に決められたもの。ただこの失点に関しては交代直後とかは関係なく、決めたSneijderを誉めるべきでしょう。
と言うことでスコアだけみると負けている後半ですが、内容そのものは悪くなかったと思います。特に効いていたのが後半開始から投入されたSimãoで、左サイドからの攻撃で良いリズムを作っていました。周囲との連携がまだまだなので結果は出ませんでしたが、試合を重ねていくうちに解消されることを期待しています。
Braulioは前半よりもさらに動きが良くなり、裏を取ろうとする動きが目立ちました。1失点目直後に訪れた決定機を決められなかったのは残念ですが、終始意気込みは感じられる動きを見せてくれました。私自身はBraulioのプレーをじっくり見たのは初めてだったりするのですが、予想通りセカンドトップタイプの選手のようです。レギュラーになるにはAgüeroの牙城を崩さなければなりませんが、それ以外にもLuis GarcíaやMaxiも居るので大変かもしれませんね。プレシーズンでできるだけアピールして開幕を迎えてもらいたいです。
後半途中からMistaに代えてLuis Garcíaが投入され、二列目の構成がLuis García, Maxi, Simãoとなりました。Simãoは左サイドから離れることはほとんどありませんでしたが、残り二人はポジションチェンジを何度かしており、オプションとして使うのは面白いかもしれませんね。Maxiが中に居る時間帯の方が長かったとは思いますが。Luis García自体は長期離脱明けということもあり、プレー勘が鈍っているように感じました。空っぽのゴールマウスに決めれば1点という状況で利き足の左で思いっ切り外したときは、昨シーズンまでの9番を少し思い出しました(爆) それ以外にも2対1と攻撃側が有利な状況でミスパスしてチャンスを潰す場面もあり、まだまだ完全復活までは時間が掛かりそうな感じがしました。ただ随所にらしいプレーは見せていたので、あと何試合かプレーすれば本来のLuis Garcíaが戻ってくるのではないかと期待しています。
結果的にはゴールは奪えませんでしたが、後半の内容はIntertotoのときよりは良さそうでした。ただ良いクロスが入っても空中戦に強い選手が皆無だったので、単純にクロスを入れてもダメでしょうね。これは現在バカンス中の2トップが戻ってきても同じことだと思うので、この辺りが今後の課題かもしれません。とりあえず結果に関してはバカンス中の選手が全員戻ってきてから気にすることにしても遅くはないでしょう。もちろんこう考えていないとやってられないというのもありますが(苦笑)
ところでGabri、最後の肘討ちはいくらなんでも綺麗に入りすぎじゃないか ?(笑)
2007年08月04日(土)
_ [Atlético] Jacoboの移籍先はGetafeか?
《 MUNDO DEPORTIVO 》
Jacobo YnclánのGetafeへの移籍の可能性が高まっているようです。Getafeは現在左サイドの選手を探しており、CharltonのRommedahl(Ajaxへ移籍)やOsasunaのJuanlu、さらにCeltaのNenéなどをピックアップしていましたが、いずれも獲得は失敗に終わっていました。そこでGetafeが白羽の矢を立てたのがAtléticoのカンテラーノだったというわけです。
AtléticoとJacoboの契約は2010年までですが、両者とも契約解除の方向で話を進めているようです。Atlético側は今シーズンだけでなく将来的にもJacoboは戦力として考えていないみたいなので、移籍にゴーサインを出す可能性は高いでしょう。Getafe側は3年契約を提示するものと見られています。
Jacobo自身も移籍には前向きだと思います。彼のポジションは左サイドですが、現在のAtléticoにはこのポジションをこなせる選手が多く、Jacoboが入り込む余地は無いでしょう。ラテラルもこなせますが、ここにもAntonio LópezとPerníaが居ますからね。出場機会を得るには移籍するしかないと考えても不思議ではないと思います。昨シーズン終盤は召集される機会が多かったですが、出場機会はほとんど無かったことを考えるとAguirre監督の好みのタイプではないのかもしれません。
ところでJacoboに興味を示しているのはGetafeだけではないようで、現時点ではギリシャのAEKも狙っているようです。AEKはSerra Ferrerが率いており、今夏はAtléticoのカンテラからFederico Azcárateを引き抜いています。つまりAEKにはJacoboの元同僚が在籍していることになります。さらにRivaldoも獲得するなど精力的に補強を進めています。ただChampions League予備戦ではSevillaとの対戦が決まったので、本戦に出るのは厳しい気はしますが。
他にもGetafe以外の1部のクラブからも狙われているようなので、Getafeとしては早急に話を進めたいようです。
_ [Atlético] 背番号1はFalcónへ
《 MUNDO DEPORTIVO 》
これまでAtléticoの背番号1はPacheco Gómez, Aguinaga, Fillol, Madinabeytia, Molina, Abelといった選手がつけてきましたが、今シーズンはIsmael Falcónがつけることが確実となりました。昨シーズンまで背番号1をつけてきたPichuがレンタル移籍することが濃厚で、さらに新加入のAbbiatiが13をつけたので回ってきたことは否めませんが。そして同時に今シーズンも第3GKという立場でシーズンをスタートすることも決まったことになります。
個人的には若いキーパーは経験を積むために出場機会が得られるチームにレンタルさせるべきだとは思うのですが、昨シーズンLeo Francoが離脱する機会が多かったので第3GKの必要性をAguirre監督やフロントが感じているのかもしれませんね。現時点でFalcónが出場する機会を得るのは極めて厳しい状況だと言わざるを得ませんが、地道にアピールしていってもらいたいです。もちろん昨シーズン同様、冬にレンタルされる可能性もあるかもしれませんが。
ところでレンタルされることが既定路線となっているPichuですが、現時点での移籍先最有力候補はEibarのようです。交渉はすでに詰めの段階に入っているようで、近いうちに正式に発表される可能性が高まっています。
_ [Atlético] LG Amsterdam Tournament : Lazio 1 - 3 Atlético de Madrid
Lazio: Ballota; Kolarov, Diakite, Cribari (Stendardo, m.76), De Silvestri (Zauri, m.60); Ledesma, Mauri, Mudingayl (Firmani, m.57), Manfredini (Pandev, m.46); Del Nero (Mutarelli, m.62), Rocchi
Atlético de Madrid: Leo Franco; Vara, Zé Castro, Eller, Pernía; Luccin (Raúl García, m.62), Maniche, Reyes (Antonio López, m.73), Simão (Luis García, m.46) (Costinha, m.81); Maxi (Mista, m.63), Braulio
Goles: 0-1, m.39: Braulio. 0-2, m.65: Luis García. 1-2, m.67: Mauri. 1-3, m.69: Reyes.
結果そのものも勝利に終わりましたが、それ以上に内容的にもAjax戦と比べて向上したと感じました。前半は左サイドのSimãoを中心に攻め、ボールがよく回っていました。右サイドのReyesは30分過ぎまでほとんど仕事をしていませんでしたが、初めての仕掛けで右からのフリーキックをもらい、それが先制点に繋がったので良しとしましょう。しかもフリーキックは自分で蹴ってアシストをしましたしね。
後半はSimãoに代わってLuis Garcíaが入ったのでどうなるかと思いましたが、二列目3人に加えてManicheが頻繁に上がってくることが増えたため、前半以上に攻撃に厚みを感じました。ポジションが固定されていないのでLazioも守りにくかったのではないでしょうか。前半途中まで消えていたReyesも時間が経つに連れて動きが良くなってきましたし、復帰2戦目のLuis GarcíaもAjax戦よりもプレー勘が戻ってきたように見えました。何より二人ともゴールという結果を残せたことが大きいのではないかと思います。Luis Garcíaのは彼らしいエリア外からのきれいなゴールでしたね。
それから今日の試合で良かったと感じたのがPerníaです。基本的に左サイドの高い位置に居て、攻撃に絡む機会が非常に多かったと思います。Reyesへのアシストはお見事でした。昨シーズンは消化不良な1年間を過ごしたと思うので、今シーズンは期待したいです。Antonio Lópezとのポジション争いは昨シーズン以上に熾烈なものになるのではないかと。
もう一人良かったと感じたのがManicheでした。三列目からガンガンエリア内に進入し、相手の守備を混乱させていました。今シーズンは今日のように頻繁に顔を出してくれることを期待しています。昨シーズンも終盤は調子が上がってきていたので、やはり恥骨炎の手術を受けて万全の状態に戻ったのが大きいのかもしれませんね。
守備に関しては結構危ない場面が多かったような……。ディフェンスラインが高めなので、失点シーンも含めて裏を取られる場面が何度かありました。こういう戦い方をするならPereaが必要かもしれませんね。Zé Castroが相変わらず正確なフィードを飛ばしていたので、彼とPabloかPereaを組ませると守備は安定し、攻撃にもスムーズに移れるようになるのではないかと思います。Ellerは左利きなので重宝されているのかもしれませんが、やたらと前線へ上がりたがるし、見ているとやはり怖さがあります( ̄〜 ̄;A
今日の試合で右のラテラルと務めたのはBチームのカピタンであるJulián Varaでしたが、合格点を与えられる動きを見せていたと思います。左サイドのPerníaとのバランスを取るために前線に出ていく場面はあまり多くはありませんでしたが、Valeraが帰ってくるまでSeitaridisの控えは十分務まるレベルだと感じました。
あと今日はLuccinが退いてからCostinhaが投入されるまでManicheとRaúl Garcíaで中盤を形成しましたが、どちらかというとManicheの方が前に出ていくことが多かったと思います。もしかするとAguirreはRaúl Garcíaをディフェンスラインの前に置くことも考えているのかもしれませんね。Raúl Garcíaはフィジカルもそれなりに強そうですし、うまくいけばMascheranoのようになってくれるかもしれません。ただ今シーズンいきなりそうなるのは厳しいような気がしますが。
ところで今回のオランダ遠征で思ったことですが、AguirreはBraulioに結構期待しているのではないでしょうか。2試合ともフル出場させましたが、Braulioがどれだけできるのかを見極めたいのではないかと。Braulioも先制点を挙げて結果を出すことができたので良かったです。後半もゴールは挙げられませんでしたが、プレーそのものは悪くなかったと思います。ただMistaが入ってからの方が彼自身は動きやすそうだったので、やはり1トップではなく2トップの一角としてプレーする方が合っているような印象を受けました。とは言えフィジカルもそこそこ強く、後ろを向いてボールを受けることもできていたので、1トップをやらせてもダメということではなさそうです。それにしてもMistaは結構厳しい状況に追い込まれているような気が……。
前線の新加入選手が試合に出るようになったことで厚みのある攻撃ができるようにはなってきましたが、連携そのものはまだまだ高めていかなければならないと思います。ただ3点取って勝利できたので、気持ちよくMadridに帰ることができるのではないでしょうか。次のCeltaとの親善試合でもこの流れを継続し、良い形でUEFA杯の予備戦に望んでもらいたいところです。
2007年08月05日(日)
_ [Atlético] 負傷者情報
昨日のLazio戦は良い内容で勝つことはできましたが、その一方でSimão, Reyes, Luis García, Zé Castroの4人が負傷してしまいした。
この4人の中で最も怪我の程度が重いのがSimãoで、Mudingaylに倒された際に左肩を脱臼してしまいました。そのため前半で退くことを余儀なくされています。現時点で全治までどれくらい掛かるかは不明ですが、長引かないことを祈ります。
他の3選手ですが、Reyesは左足首の捻挫、Luis GarcíaとZé Castroは筋肉の収縮と診断されました。ただいずれも程度は軽いようなのでホッとしています。
選手層が厚くなって多少離脱する選手が出ても大きな問題にはならないかもしれませんが、長期離脱中のValera以外は皆万全の状態で開幕を迎えてもらいたいものです。
2007年08月06日(月)
_ [Atlético] 今シーズンの戦力
Reyesの加入で補強が一段落したと思うので、現時点での戦力がこなせるポジションを適当にまとめてみます。尚、普段ポジションはスペイン語で書くことが多いですが、今回は日本で通常用いられている表現で一応統一しました。
ゴールキーパー : Falcón, Abbiati, Leo Franco
センターバック : Eller, Zé Castro, Perea, Pablo
右サイドバック : Seitaridis, Perea, Valera, Vara (B)
左サイドバック : Antonio López, Pernía
ボランチ(守備的) : Luccin, Costinha, Raúl García
ボランチ(攻撃的) : Raúl García, Maniche, Cléber Santana
右サイドハーフ : Luis García, Maxi, Jurado, Reyes, Simão, Valera
左サイドハーフ : Antonio López, Luis García, Maxi, Jurado, Reyes, Mista, Simão
セカンドトップ/トップ下 : Raúl García, Luis García, Agüero, Maxi, Jurado, Reyes, Braulio, Mista, Simão
センターフォワード : Forlán, Agüero, Braulio, Mista
選手の順番は番号順であって、他に深い意味は全くありません。それからForlánもセカンドトップはできると思いますが、今のチームでは全く需要がなさそうなので除外してあります。あと今シーズンの戦力として考えられていない選手も除外しています。
と言うことで列挙していって気付いたのですが、二列目ならどこでもこなせる選手が5人も居ますね。昨シーズンのように二人ほど離脱しても融通は利きそうです。もちろん誰も離脱してほしくありませんが( ̄〜 ̄;A
と言うことでこうして見ると前線の選手層はかなり厚くなったと思うのですが、守備的なボランチが薄いように感じます。Costinhaは出て行く可能性が十分ありますし、Raúl GarcíaはLazio戦でやっていたので一応名前を挙げただけですからね。もし補強がまだあるとしたらやはりこのポジションなのかもしれません。もちろんCostinhaの去就次第だとは思いますが。ちなみにすっかり忘れていましたが開幕戦はLuccinが出場停止なので、補強するならさっさとしないと手遅れになるかもしれません。尤も噂に挙がっているJavi Garcíaだと獲得してもBernabéuのderbyには出られない可能性が高いので、さっさと決断する意味は無いかも(苦笑) という事実を踏まえるとZé Castroを起用してみるのもありなんじゃないかとやっぱり思ってしまいます。Lazio戦を見て改めてボール捌きのうまさを感じたので、彼をこのポジションで試してほしいんですけどねぇ……。
_ [Atlético] 無理なので諦めましょう
《 as 》
FiorentinaがMaxiをターゲットにしているようで、先週1500万ユーロのオファーをしてきました。もちろんAtlético側はすぐに棄却しましたが、どうやらFiorentinaは諦めずに今度は1800万ユーロのオファーを予定しているようです。結果は変わらないと思いますが(笑)
ちなみにFiorentinaがMaxiに提示する予定の年俸は150万ユーロで、現在Atléticoから受け取っている額よりも低かったりします。去年Milanoの2チームからオファーがあったときは年俸アップが見込まれましたが、今回はそれもなし。つまりFiorentinaに移籍を希望する要素はほとんど無いということです。強いて挙げるならFiorentinaはUEFA杯本戦出場権をすでに得ているということですが、Atléticoも予備戦を勝ち抜けば同じ土俵に上がれますからね。
ということで、Fiorentinaにはオファーするだけ無駄だということを言いたいです。そもそも責任感が強そうなMaxiがカピタンに任命された直後に移籍したいなんて言い出すわけないでしょう。移籍市場が閉まるまで1ヶ月を切っているわけですから、さっさとターゲットを変更した方が良いのではないかと。
2007年08月07日(火)
_ [Atlético] PichuがEibarへ
昨シーズンは第2GKを務めたIván Cuéllar 'Pichu'が、今シーズンはEibarへレンタルされることが正式に決まりました。昨日までAtléticoで練習を行っていたPichuはすぐにEibarに合流する予定です。昨シーズン2部Bで戦っていたEibarはプレーオフを経て昇格を果たしており、今シーズンは2部に戻ってきています。
昨シーズンはLeo Franco離脱時に奮闘してくれたPichuですが、一方でまだまだ経験が足りない面も露呈していたので、Eibarで経験を積んできてもらいたいです。そしていずれAtléticoのゴールマウスを任されるような選手へと成長してくれることを期待しています。
_ [Atlético] Vigo遠征前に紅白戦
明日はVigoへ遠征してCeltaとの親善試合に臨みますが、その前日の練習では紅白戦が行われました。尚、Zé CastroがLazio戦の怪我の影響で別メニューだったこともあり、新任のアシスタントコーチであるOmar Arellanoが参加しています。
チーム分けは以下のようになっていました。
ビプス有: Abbiati; Vara, Regalón, Omar Arellano, Antonio López; Costinha, Luccin, Luis García, Diego, Jurado; Braulio
ビプス無: Leo Franco; Seitaridis, Pablo, Fabiano Eller, Pernía; Maniche, Raúl García, Simao, Maxi, Reyes; Mista
紅白戦の結果は不明ですが、両チームとも4-2-3-1のシステムを用いての戦術確認だったようです。
個人的に注目したのが中盤の構成で、片方はLuccinとCostinhaの守備的な二人の組み合わせなのに対し、もう片方はRaúl GarcíaとManicheという攻撃が得意な選手で組んでいた点です。何か意図があってこういう組み合わせにしたのかもしれませんが、もしかするとRaúl Garcíaをディフェンスラインの前でも起用することを真剣に考えているのかも……。
ところで3月に右膝十字靭帯損傷という大怪我を負ったJuan Valeraですが、今月からボールを使用した練習も始めるなど順調に回復しているようです。開幕には間に合いませんが、シーズン序盤には復帰できそうですね。
2007年08月08日(水)
_ [Atlético] Trofeo Ciudad de Vigo : Celta de Vigo 0 - 0 (2 pk 4) Atlético de Madrid
Celta de Vigo: Pinto; Ángel (Richi, m.65), Peña, Rubén, Zanev (Maric, m.84); Oubiña (Jonathan Villa, m.69), Roberto; Núñez (Dani Abalo, m.46), Canobbio (Jorge, m.56), Roberto Lago; Javi Guerrero (Jesús Perera, m.46)
Atlético de Madrid: Leo Franco (Abbiati, m.46); Seitaridis (Vara, m.46), Pablo (Regalón, m.71), Eller, Pernía (Antonio López, m.46); Raúl García (Costinha, m.46), Maniche (Luccin, m.46); Reyes (Jurado, m.46), Maxi, Simão (Diego, m.46); Mista (Braulio, m.46)
Penaltis: 0-0: Roberto, ×. 0-1: Maxi, ○. 0-1: Jesús Perera, ×. 0-2: Jurado, ○. 1-2: Richi, ○. 1-3: Antonio López, ○. 2-3: Peña, ○. 2-4: Luccin, ○.
試合中のPK失敗: Maxi, Maniche
メンバーがほとんど入れ替わったこともあり、前半と後半はほとんど違うチームだったと考えるべきでしょう。そして肝心の内容ですが、やはりLazio戦のメンバーが主体だった前半の方が良かったです。6分間でPKを2本外したこともありますが、他にもシュートが枠に行かなかったことがゴールが奪えなかった原因ではないかと。この辺りは昨シーズンと変わっていないような気がしますね(苦笑) ただ攻撃の形作りそのものは昨シーズンよりも良くなっているように感じたので、決定力の問題が解決すれば期待できるのではないかと思います。この問題はForlánが何とかしてくれれば……。それはさておきMistaにとってこの試合は最終試験的なものだったと思いますが、この試合でも目立った活躍はできませんでした。二つ目のPKをもらったのはMistaでしたが、それ以外で目立った動きは正直思い出せません( ̄〜 ̄;A 後半出てきたBraulioもゴールは奪えませんでしたが、ゴールチャンスそのもには二つほどありましたからね(そのうちの一つはPintoとの一対一だったので決めてほしかったですが)。最近Mistaが放出される可能性が報じられる機会が多くなっていますが、このままだとそれが現実になっても不思議ではないかもしれません。
ところで前述の通り前半は攻撃の形がある程度できていましたが、これは中盤がRaúl GarcíaとManicheで形成していたからだと考えるべきでしょう。Luccinもボールの扱いが下手なわけではありませんが、攻撃の基点になれる点ではやはりRaúl Garcíaの方が上ではないかと。ただ逆に守備面が不安になりそうなのですが、この試合では大きな問題は見られなかったかも。ただもっと攻撃力のある相手との試合ではどうなるかは分からないので、もう少しテストする必要はあるかもしれません。
後半途中からCeltaにペースを握られてしまったことも考えると、来週のUEFA杯では前半のメンバーが中心になるでしょう。私が現時点で勝手に予想しているスタメンは以下の通りです。
Leo Franco; Seitaridis, Pablo, Eller, Pernía; Raúl García, Maniche; Reyes, Maxi, Simão; Forlán
MistaがForlánに変わっただけですね( ̄▽ ̄; Agüeroがベンチスタートになってしまいますが、Vojvodina戦までもうテストする機会が無いことを考えると大きな変更は無いのではないかと。ただ開幕戦のderbyではどうなるかはまだまだ分からないと思います。
ところで触れるのをすっかり忘れていましたが、この試合はスコアレスドローで終了後にPK戦を行って勝敗を決し、AtléticoがCiudad de Vigo杯を獲得しました。新カピタンのMaxiが初めてトロフィーを掲げています。公式の大会でもこういう場面が見られることを期待したいですね。
2007年08月09日(木)
_ [Atlético] Mistaの未来は?
《 MARCA ・ MUNDO DEPORTIVO 》
昨日のCelta戦でも移籍に関する噂を封印するような目立った活躍ができなかったMistaですが、本日もMistaに関する記事が出ています。
MUNDO DEPORTIVOではMistaの決断に関することが書いてあり、これによるとAtléticoでポジション争いに身を投じることを決意したとあります。Levante, Murcia, Racingといったところからオファーが来ていることは伝えられたようですが、代理人にAtléticoから出ていくつもりは無いことを明確にしたようです。
しかしながら昨シーズンとは違い、前線の人数が多いことは事実です。一方RacingはZigicのValencia移籍が今日決定したため、前線の補強が急務となっています。このような状況を踏まえ、MARCAではRacingがZigicの後釜としてMistaを考えていることが出ています。またRacingにはAtléticoの補強候補に挙げられているVitoloがいるため、Costinhaが退団した場合はMistaとの交換トレードを考える可能性も示唆されています。
ということでMistaの今後は依然として不透明ですが、実は前線は選手が多い割りに単純にクロスを頭で合わせられる大きい選手がいないんですよね。レンタルされることが確実なDiego Costaを除けば180cm以上の攻撃の選手はMistaしか居ません。ハイボールを用いず相手の守備を崩すような戦い方をベースとするのかもしれませんが、パワープレーが必要な場面では貴重な戦力になるかも。現時点では残留を希望していますが、出場機会を求めて移籍を志願する可能性もあるでしょうから、個人的にはMistaが最終的に望むような結末を迎えてくれればと思っています。
2007年08月11日(土)
_ [Atlético] 全員集合
バカンスを終えたAgüero, Forlán, Cléber Santana, Perea, Mario Suárezの5選手が本日の練習から合流し、全選手がJavier Aguirre監督の指揮下に入りました。この5人は練習前に簡単なメディカルチェックを受けましたが全員問題ありませんでした。
本日の練習ではここ数日別メニューだったZé Castroも通常練習に復帰したため、別メニューを消化しているJuan Valeraと、昨年の怪我の手術の際に埋め込んだプレートの除去手術を今月始めに受けたMiguel de las Cuevas、そしてEUパスを保持していないDiego Costaの3選手以外はVojvodina戦の戦力として考えることが可能となっています。
現時点で戦力として考えることができる選手は26人(カンテラのVaraを含む)なので、この中からどの18人をAguirre監督が選ぶのでしょうか。レンタルでの放出が濃厚なMario Suárezと第3GKのFalcónが外れる可能性は高そうですが……。
2007年08月12日(日)
_ [Atlético] 本日の練習風景
オランダから帰ってきて以来、現実味を帯びている補強話が無くなってしまっため最近はネタ不足に陥っております( ̄▽ ̄; もちろんできるだけ早い段階でチームの骨格が固まるのは良いことなので歓迎すべき状況だとは思っていますが。
ということで本日は練習風景を適当に貼り付けておきます。
現在リハビリ中のValeraは順調に回復しているようですね。右脚でバランスも取れているようなので、リハビリは最終段階に入っていると考えても良いかもしれません。
通常練習は終始ボールを使用した戦術確認のメニューだったようですね。そしてその最後に行われたのが紅白戦で、組み分けは以下の通りでした。
白: Leo Franco; Perea, Pablo, Zé Castro, Antonio López; Cléber Santana, Raúl García, Reyes, Simao; Maxi, Forlán
黄: Abbiati; Seitaridis, Eller, Costinha, Pernía; Maniche, Luccin, Jurado, Luis García; Braulio, Agüero
黄チームではCostinhaがセントラルで起用されたようです。個人的にはPereaをセントラルに回して右のラテラルにはVaraを入れれば問題ないように感じるのですが、Costinhaがカンテラーノに弾き出される状況は避けたかったのかもしれませんね。ちなみに参加していないMista, Mario Suárez, Varaの3名はJuan Iribarrenの下でシュート練習を行ったそうです。
ところで紅白戦に参加させてもらえないMistaは相当厳しい立場に置かれている気がします。オファーに耳を傾ける気はさらさら無いみたいなのですが、現時点では出場機会を得るのは大変かもしれませんね。
あと今日の練習にはEibarへレンタルされたIván Cuéllarが訪れました。尚、一部報道によるとPichuはレンタルされる直前に2008年までだった契約を2010年まで延長していたそうです。Eibarで経験を積んで成長した姿を見せてくれる日が来ることを期待しています。
2007年08月14日(火)
_ [Atlético] Aguirreへのブーイング
《 MARCA ・ MUNDO DEPORTIVO 》
昨日は非公開で練習が行われましたが、その練習でAguirre監督はReyes, Simão, Maxi, Forlánという前線の組み合わせをテストしたようです。つまり木曜日の試合でAgüeroはベンチスタートが濃厚ということです。この状況にアルゼンチンからAguirre監督に対する数多くの非難の声が上がっているようです。U-20ワールドカップで大車輪の活躍を見せた自国期待の若手がベンチスタートでは文句を言いたくなるのも分からないではないですが。ちなみに記事に対するコメントから察するに、スペインでも納得のいかない人が多いようです。
とは言え個人的には今回のAguirre監督の判断は妥当だと思います。プレシーズンで内容が良かったのはLazio戦とCelta戦の前半だと思いますが、特に良かった時間帯ではMaxiをトップ下に配置した形で戦っていたと思います。そして木曜日の試合は親善試合ではなく公式戦です。ここまでで最も機能していた形を取ろうとするのは監督として自然なことじゃないでしょうか。システムをいじらずにAgüeroを入れるなら最前線になりますが、このポジションならForlánの方が適しているわけですからね。
多くの批判が出ていることから、Agüeroが現地で本当に期待されていることを改めて実感しました。ただ本音を言うともう少し状況を考えてから非難すべきじゃないかなぁ。感情に任せて「Aguirre辞めろ!」とかいうコメントを見ると、やっぱり良い気分はしませんからね。まぁこんなところに日本語で意見を書いても全く意味が無いですけど( ̄〜 ̄;A でもたまにいる冷静な人の書き込みは大抵スルーされているように見えるので、どこに書いても同じかもしれませんね(笑)
2007年08月15日(水)
_ [スペイン代表] U-17ワールドカップ召集メンバー
8月18日から韓国で行われるU-17ワールドカップの召集メンバーが発表されています。ちなみに発表されたのは8日だったので今更ですが( ̄▽ ̄;
合宿に参加していた25名からは最終的にAnder Vitoria (Athletic), Daniel Pacheco (Liverpool), Rubén Moreno (Real Madrid), Moisés Jiménez (Sevilla)の4名が外れました。AtléticoからはU-17欧州選手権でも代表だった4名がそのまま選ばれています。それから召集に関して物議を醸していたBojanも結局選ばれましたね。
スペインは8月19日にホンジュラスと、22日にシリアと、そして25日にアルゼンチンと試合を行うことになっています。
ポジション | 番号 | 選手名 | 所属クラブ | 生年月日 | 身長/体重 |
GK | 1 | Yelco | Villarreal | 90/1/23 | 183/78 |
13 | De Gea | Atlético | 90/11/7 | 190/71 | |
21 | Diego Mariño | Villarreal | 90/5/9 | 185/75 | |
DF | 2 | Álex | Barcelona | 90/1/6 | 174/66 |
3 | Morgado | Alavés | 90/5/10 | 178/72 | |
4 | Rochela | Deportivo | 90/2/19 | 178/73 | |
5 | Nacho | Real Madrid | 90/1/18 | 175/65 | |
15 | Sergio | Atlético | 90/8/22 | 180/75 | |
17 | Pichu Atienza | Atlético | 90/1/18 | 182/70 | |
MF | 6 | Camacho | Atlético | 90/5/4 | 183/73 |
7 | Ximo | Valencia | 90/1/27 | 175/63 | |
8 | David González | Barcelona | 90/1/20 | 181/70 | |
10 | Fran Mérida | Arsenal | 90/3/4 | 170/64 | |
12 | Lucas Porcar | Espanyol | 90/2/18 | 191/70 | |
14 | Iago Falqué | Barcelona | 90/1/4 | 174/69 | |
18 | Sergio Tejera | Chelsea | 90/5/28 | 170/60 | |
19 | Jordi Pablo | Villarreal | 90/1/1 | 173/65 | |
20 | Illarra | Real Sociedad | 90/3/8 | 175/73 | |
FW | 9 | Bojan | Barcelona | 90/8/28 | 173/65 |
11 | Ismael López | Athletic | 90/1/29 | 179/79 | |
16 | Daniel Aquino | Murcia | 90/7/27 | 172/62 |
_ [Atlético] Vojvodina戦の召集メンバー
本日の練習後、Javier Aguirre監督がVojvodinaとの一戦に召集する18名を発表しました。戦術的な理由でメンバーから外れたのは、Costinha, Mista, Zé Castro, Cléber Santana, Falcón, Braulio, Mario Suárezの7名で、カンテラのVaraもメンバーから漏れました。
ということで召集メンバーは以下の通り:
Seitaridis, Antonio López, Pernía, Luccin, Forlán, Raúl García, Luis García, Agüero, Maxi, Eller, Abbiati, Jurado, Reyes, Maniche, Perea, Pablo, Simão, Leo Franco
_ [Atlético] Javier Aguirre : 「Agüeroはスタメンだ」
召集メンバー発表後にJavier Aguirre監督は記者会見に臨みましたが、冒頭のコメントは「Agüeroがスタメンから外れるのでは?」という質問に対するものです。つまりAgüeroは予想に反して先発出場をするようです。まぁバカンス前のGloria戦で一番動きが良かったのはAgüeroだったので、コンディションに問題が無ければ先発起用はおかしくないことだと思いますが。それからAguirreは周囲の声で自分の考えを曲げるような監督ではないと思うので、サポーターの非難の声によって先発が実現したわけではないでしょう。
ちなみにこの質問の際に明日の先発メンバーを完全に発表してしまいました。
Leo Franco; Seitaridis, Pablo, Perea, Pernía; Maxi, Maniche, Raúl García, Simão; Agüero, Forlán
個人的に最も予想していなかったことはセントラルの組み合わせがPabloとPereaであるということです。どちらかの代わりにEllerを起用するものだとばかり思っていましたから。中盤は今回もManicheとRaúl Garcíaで臨むので、最終ラインは守備を重視したのかもしれませんね。後ろで捌くのはRaúl Garcíaが担当すれば良いわけですから。あとはVojvodinaがカウンター狙いで臨むことが予想されるので、その点でも最後方の守備がしっかりしていた方が安心かもしれませんね。
前線に関してはベンチに流れを変えられる選手が控えているので、手詰まりになったと感じたら積極的に交代が行われるかもしれませんね。でもそういう状況になる前に先発2トップがゴールを量産してくれることを期待したいです。
2007年08月16日(木)
_ [Atlético] UEFA Cup 2nd Qualifying Round 1st leg : Atlético de Madrid 3 - 0 Vojvodina Novi Sad
[ 試合の詳細 ]
中継を見ることができなかったので内容はあまり把握できていませんが、とりあえず取るべき人が取って勝てたのが大きいのではないでしょうか。内容的にはもっと点が取れていてもおかしくなかったみたいですが、ファインセーブを何度も見せた相手キーパーを誉めるべきなのかもしれませんね。
相手は前線に一人だけ残して守備を固めていましたが、昨シーズンとは違いチャンスをきちんと作れていたようです。ただManicheとRaúl Garcíaの組み合わせを今後も続けるかどうかでボール回しの質が変わってきそうなので、どうなるかはもう少し見守る必要はあるかもしれませんね。とは言え昨シーズンよりは期待できそうな気がします。
開幕戦の相手はまだあまり調子が上がっていないみたいなので、この勢いを継続して勝利を挙げてくれてもらいたいです。ただ期待しすぎるとこけるので、過度の期待は禁物かもしれませんが( ̄▽ ̄;
2007年08月17日(金)
_ [Atlético] Vojvodina戦後のコメント
Javier Aguirre監督
「今日は良い試合ができたと思う。内容が良くて勝利を得られ、さらに怪我人も出なかったので、素晴らしい夜だったと感じているよ。前線ではForlánとAgüeroのコンビがうまく機能してくれたね。すでに長年コンビを組んでいるかのような動きだったのではないかな。試合そのものは決して楽なものではなかったと思っている。相手も必死だったからね。だから向こうに退場者が出てから楽になったことは確かだ。これからも今日のような最初から戦闘モードに入るような試合を続けていけることを期待してる。」
Milovan Rajevac監督
「第2戦でやるだけのことはやるつもりだが、正直なところチーム力の差を感じずにはいられなかった。Atléticoがここまで強いとは思っていなかったよ。この試合ではこちらに退場者まで出てしまったのだから、それ以降はどうしようもなかったね。ボールをキープするのもおぼつかなかったし。さらにAtléticoにはサポーターの強力な後押しがあったことも実感したよ。うちの選手は舞い上がっていたように見えたかな。」
Raúl García
「素晴らしい試合ができたとは思うが、それでもまだまだ良くなる面はたくさんあるだろう。高みに達するためにはチームは今のやり方を継続していかなければならないと思う。Manicheと一緒にプレーするのは今年が初めてだけど、全く問題は無かったね。そして今日は観衆の後押しを本当に感じることができた。最近のチームの成績は良くないので、シーズン終了時に彼らと喜びを分かち合うような状況になれば最高だね。でもまずはこの予備戦をきっちり勝ち抜かなければならない。まだ決まったわけではないんだからね。」
Reyes
「自分自身がゴールを決められなかったことは気にしていない。チームが勝利し、しかも内容も伴っていたからね。ピッチに出るときにあれほどの歓声を受けるとは思っていなかった。ここに来て本当に良かったと感じたね。この歓声に応えられるようなプレーをこれから見せていきたい。今日はベンチスタートだったけどそのことに対する不満は無いよ。まだ入団して2週間しか経っていないんだからね。チームのことを最優先に考えるのは当然だよ。」
_ [スペイン代表] A代表召集メンバー
Luis Aragonés監督が、8月22日に行われる親善試合、対ギリシャ代表戦の召集メンバーを発表し、6月のメンバーからは怪我で離脱中のPuyolが外れた他、Antonio López, Ángel, Capdevila, Soldado, Javi Navarroも外れました。逆にPablo, Pernía, Fernando, Torres, Juanitoの4名が復帰しています。Perníaはワールドカップ以来の召集となりました。最近Antonio Lópezよりも出番が多いことが選出の理由だそうです。
召集メンバーは以下の通り:
Atlético: Pablo, Pernía
Arsenal: Cesc
Barcelona: Iniesta, Xavi
Betis: Juanito
Espnayol: Luis García
Liverpool: Fernando Torres, Reina, Xabi Alonso
Real Madrid: Casillas, Sergio Ramos
Valencia: Albelda, Angulo, Marchena, Morientes, Silva, Villa
_ [Atlético] 代表選手召集状況
8月22日のインターナショナルマッチデーに召集されている選手と試合予定をまとめておきます。対戦相手の後ろの文字は、C: ホーム、F: アウェーを表します。
スペイン代表: Pablo, Pernía …… ギリシャ戦(F)[親善試合]
アルゼンチン代表: Maxi …… ノルウェー戦(F)[親善試合]
ポルトガル代表: Simão …… アルメニア戦(F)[EURO予選]
ギリシャ代表: Seitaridis …… スペイン戦(C)[親善試合]
スペインとギリシャが対戦しますが、Perníaが左サイドをオーバーラップするとSeitaridisが待ち受けていることになりますね。逆のパターンでも相対することになりますが。尤もラテラル同士なので頻繁に顔を合わせることはないでしょうけど。
それからCopa Americaの出場は辞退したMaxiが代表に久々に復帰しています。でも前回召集されたときに左膝の大怪我を負っているので、今回は無事に帰ってくることを本当に祈っています。前線の選手層が厚くなったとは言え、開幕直前にMaxiが離脱することになったらシャレになりませんからね。って、こんなことは書かない方がいいのかも( ̄〜 ̄;A
Simãoは唯一公式戦に出場するので、頑張り過ぎて疲労が蓄積するのだけは避けてほしいです。そんなことを言っても無理な話でしょうけど(苦笑)
_ [Atlético] Getafe戦の召集メンバー
明日行われるGetafeとの親善試合に招集するメンバーが発表されましたが、Vojvodina戦の先発メンバーは全員外れています。どうやらこの試合は控え選手の開幕前最後のアピールの場となりそうです。またCostinhaは本日の練習に参加せず召集もされていないので、退団の可能性が高まっているのかもしれません。
召集メンバーは以下の通り:
Abbiati, Falcón, Vara, Zé Castro, Eller, Regalón, Antonio López, Jurado, Luccin, Cléber Santana, Luis García, Reyes, Diego Costa, Mario Suárez, Mista, Braulio
_ [Atlético] Costinhaの退団交渉
《 MARCA ・ MUNDO DEPORTIVO 》
本日の練習に参加せずGetafe戦の召集メンバーにも外れていたので予想できたことでしたが、やはりCostinhaは退団に向けて動いているようです。移籍先として交渉しているのはスペイン国内ではなくイングランドやイタリアのクラブのようです。
Costinhaは昨シーズン終盤に出番の少なさを嘆くような発言をしていましたが、今シーズンは現時点でメディオセントロとしては5番手なので残留しても出場機会を得るのはかなり厳しいでしょう。しかもCostinhaはコンスタントに出場することを望んでいるので、現在のチーム状況はその希望とかけ離れていることになります。
ところでCostinhaは昨シーズンDinamo Moskvaからやってきましたが、実は移籍金は無かったに等しいようです。Seitaridisとセットで700万ユーロと報じられていましたが、Costinhaはおまけ扱いだったみたいです。つまり700万ユーロの大部分はSeitaridisの移籍金だったようです。だからCostinhaをタダで手放すことに対してAtlético側にはあまり抵抗がないようです。給料を払わなくて済むことを考えれば移籍金はいらないと考えているのかもしれませんね。
ところでCostinhaが出て行くことで代わりに誰かを獲得するのかどうかは不明です。Javi Garcíaの名はずっと消えずに残っていますが、果たしてどうなることやら……。
2007年08月18日(土)
_ [Atlético] Javi GarcíaはGetafe経由で入団か?
AtléticoとGetafeが共同でJavi Garcíaを買い取ることで交渉がまとまる可能性が高くなったようです。Javi Garcíaの移籍金は400万ユーロでAtléticoが300万ユーロ、Getafeが100万ユーロを支払い、Javi García本人は今シーズンはGetafeでプレーすることになると報じられています。Getafeでのプレー期間はMARCAによると2年間、asによると1年間だそうですが、MARCAの記事の方が時間的に後なので2年間の可能性が高そうです。またReal Madrid側に買い取りオプションがあるのかどうかは不明です。
ということでどうやら今夏Javi GarcíaがAtléticoにやってくることはなくなったようです。ただCostinhaが退団してもメディオセントロは4人居るので、Getafeでプレーした方が出場機会は多いのではないかと。まだ若い選手なので試合に出場することは重要でしょう。2年間成長してからAtléticoに来てくれればと思っています。将来的にRaúl GarcíaやMario Suárezとポジション争いをするような状況になるといいですね。
とは言えまだ交渉が決裂する可能性もありますし、2年後のチーム状況がどうなるかは全く分からないので何とも言いようがないかもしれませんね( ̄〜 ̄;A
_ [Atlético] Amistoso : Getafe 0 - 2 Atlético de Madrid
Getafe: Pato; Cortés, Belenguer, 'Cata' Díaz (Rafa, m.55), Licht (Signorino, m.82); Casquero (Sousa, m.76), Celestini, Pablo Hernández, Nacho; Kepa (Albín, m.67), Uche
Atlético de Madrid: Abbiati; Vara, Zé Castro, Eller, Antonio López; Costinha (Cléber Santana, m.25), Luccin; Reyes, Jurado (Braulio, m.55), Luis García (Mario Suárez, m.84); Mista (Diego Costa, m.55)
Goles: 0-1, m.72: Diego Costa. 0-2, m.91: Reyes.
先発メンバーを知らされたときに思ったこと、それは「なぜCostinhaが出ているんだ?」ということです。召集メンバーから外れていたはずじゃなかったのか? 尤も試合会場は近所だったのですぐに駆けつけることは可能でしたが。ちなみにTelemadridの実況はお別れのための出場じゃないのか、と推測していました。でも負傷して25分で交代することになってしまいましたが……。
試合そのものですが、勝ちはしたものの内容はGetafeの方が良かったです。AbbiatiとZé Castroが奮闘する場面が目立っていたんじゃないかなぁ。ただ今日はVojvodina戦に先発していなかった選手しか出ていないので、あまり深く考える必要は無いでしょう。むしろそういう内容でも2点取れたことを評価したいです。
今日の試合は前線の選手の生き残りを賭けたものだったと思いますが、またしてもMistaは結果を出せませんでした。ただ他の選手にはないポストプレーのうまさは見せていましたし、得点チャンスもあったのでこれまでと比べれば良かったとは思います。あとはAguirreがどう判断するかでしょう。でも個人的には後半出てきたBraulioの方が動きは良かったように感じましたが。ちなみにこの試合で最も良かったのは先制点を挙げるという結果を残したDiego Costaだと思いますが、彼はレンタルされることが確実ですからねぇ( ̄〜 ̄;A 先制点はうまく右足でトラップをして左足で決めたなかなか難しいゴールだったと思います。
ところでCléber Santanaがようやくデビューしましたが、プレー自体は正直なところあまりよく分かりませんでした。連携面で課題がありそうなことは何となく感じましたが……。とりあえずもう少し見ないと何とも言いようがないかも。
という事でプレシーズン最後の試合は白星で終えることができました。開幕前に調子が上がってきているので、この流れをderbyまで継続させてくれることを期待しています。
2007年08月19日(日)
_ [スペイン代表] FIFA U-17 World Cup Group C : ホンジュラス 2 - 4 スペイン
ホンジュラス: Licona; Carias (Ocampo, m.66), A. Castro, Escobar (Pelarta, m.18), Fonseca, Sosa (Rojas,m.58), Christian Martínez, Garay, Leveron, Garrido, Mejía
スペイン: De Gea; Pichu Atienza, Sergio Rodríguez, Rochela, Morgado; Camacho, Ximo; Lucas Porcar (Jordi Pablo, m.46), Fran Mérida, Iago Falqué (Ismael López, m.46); Bojan (Daniel Aquino, m.79)
Goles: 0-1, m.2: Bojan. 1-1, m.20: Christian Martínez. 1-2, m.56: Jordi Pablo. 1-3, m.71: Bojan. 2-3, m.72: Rojas. 2-4, m.81: Jordi Pablo.
_ [Atlético] CostinhaはAtalantaへ
《 MARCA 》
移籍が確実と報じられていたCostinhaの行き先はどうやらAtalantaになるようです。Atléticoとの契約はあと1年残っていましたが、契約を解除しての移籍だそうなので移籍金は生じません。尚、CostinhaはAtalantaと3年契約を結ぶ予定です。
ということでCostinhaの去就がようやく決着を迎えたことになります。Vojvodina戦で召集外になった時点でAguirreの構想外であることが決定的となり退団が確実視されていましたが、思った以上にすんなりと移籍先が見つかったのではないかと思います。尤もCostinhaくらい経験のある選手がフリーで獲得できるのであれば、手を上げるクラブはすぐに現れるのかもしれませんが。Atléticoでは実力を発揮することなく去ることになってしまったと思いますが、新天地での復活を祈っています。
2007年08月20日(月)
_ [Atlético] Diego Costaのレンタル先は?
《 as ・ MUNDO DEPORTIVO 》
Getafe戦で1ゴールを決めるなど良いプレーを見せていたDiego Costaですが、EU外国籍枠が埋まっていることもあり今シーズンはレンタルされることが確実です。現時点でDiego Costaに対してはロシア方面からオファーが来ているようですが、Atléticoの思惑はスペイン国内の1部のクラブへレンタルすることなのでロシアへ修行に出すことはないでしょう。
しかしながらスペイン国内でDiegoへオファーを出しているのは2部のSalamancaだけということもあり、ここまで移籍先が決まらない状況が続いています。Atléticoは先日のGetafe戦の活躍により1部のクラブからオファーが来ることを待っているようです。
Getafe戦でのプレーを見る限り将来が楽しみな選手なので、良いレンタル先が見つかることを期待しています。
_ [スペイン代表] Ángelを追加召集
《 RFEF 》
Sergio Ramosが日曜日のSupercopaで負傷したため、Luis Aragonés監督はCeltaのÁngelを追加召集しました。しかしながらSergio Ramosも代表には合流したため、19名で構成されることになります。
代表は明日ギリシャのSalonicaへ向かいますが、Sergio Ramosが最終的にギリシャ遠征をすることになってもÁngelが代表から外れることはないそうです。
余談ですが、2部のクラブに所属している選手がスペイン代表に選ばれたのは2001年のSalva Ballesta以来のことだそうです。Salvaが選ばれたときの所属クラブはもちろんAtléticoなのですが(苦笑)
2007年08月21日(火)
_ [Atlético] 発想が飛躍しすぎな気がする
《 as 》
Benficaの会長Luis Filipe VieiraとAtléticoの会長Enrique Cerezo、及び代表取締役であるMiguel Ángel Gil Marínの3者が、昨日会談しました。Simãoの移籍に伴う譲渡選手の件について話し合いが最初のテーマでしたが、もう一つ挙がった議題がありました。それはBenficaがLuccin獲得をオファーしたことです。
今回の会談でBenfica側はMiguel de las Cuevasの譲渡を要求することを主な目的としていました(あとこの記事には名前が出ていませんでしたが多分Zé Castroの件もあるかも)。しかしながら新監督にJosé Antonio Camachoを迎えることが決まったことでLuccinの話も出てきたらしいです。Camachoは中盤の守備を安定させる選手の獲得を望んでおり、Luccinが適任だと考えているようです。
Javier Aguirreの構想に入っていることもあり、Atlético側はLuccinを放出することは現時点では全く考えていません。しかしながらasによると今シーズンで切れる契約の延長交渉が停滞していることもあり、条件次第では話に乗ってしまうのでは、とあります。ちなみに1000万ユーロを提示させればAtléticoが放出する可能性は十分あるだろうとこの記事には書かれています。
普通に考えたら放出は無いでしょう。ただAtléticoのフロントはしばしば意味不明な行動を起こすことも事実です。それにLuccinは重要な場面で退場することが目立つこともあり、現地での評価は思ったほど高くないようです。それらを考えると絶対に放出しないとは言い切れないんですよね(-_-)ゞ゛
それはさておき題名にある飛躍しすぎなのは何かということですが、それはLuccinが退団したらRiquelmeが来る可能性が高くなるだろう、と書かれていることです。1000万ユーロの収入をそのまま流用すれば獲得できるからだそうですが、正直無茶が多いです。
RiquelmeとLuccinでは選手としてのタイプが全然違うということもありますが、この記事が飛躍しすぎである最大の理由はRiquelmeを獲得するにはEU外国籍枠を一つ空けなければならないことです。現時点でこの枠を占めているのはAgüero, Cléber, Ellerの3人ですが、最初の二人の放出は有り得ないので空けるためにはEllerを放出しなければなりませんが、放出先を探さなければなりません。そしてさらに新たなセントラルの補強が必要となります。つまりRiquelmeを獲得するためには色々と準備が必要になります。しかし移籍市場はもうすぐ閉まる段階でこれだけのことをするのはなかなか大変ですからね。
と言うことで万が一Luccinが出て行くことになったとしても、Riquelmeが来る可能性はかなり低いでしょう。それはともかくLuccinを出すことだけは勘弁してもらいたいです。
_ [Atlético] Mario Suárezの未来は?
《 MACA 》
レンタルされる可能性が高いとされているMario Suárezですが、その行き先は未だに決まっていません。現時点でオファーをしてきているのはElche, Mallorca, Celtaの3チームですが、すでにElcheのオファーは本人が断っているようです。Mallorcaは1部ということもあり移籍先としては良さそうな感じですが、現時点でリードしているのはCeltaらしいです。
しかしながらCostinhaが退団したことで状況が変化したようです。つまりMario Suárezに残留の可能性も出てきたということです。ただMario Suárezは守備的な選手ではないので直接関係があるのかどうか……。彼の去就を最終的に判断するのはJavier Aguirreですが、移籍市場がもうすぐ閉まるので早めに決断する必要があります。
彼のプレーをAtléticoで見たいとは思うのですが、出場機会が多く得られることを重視するのであれば予定通りレンタルさせるべきかもしれませんね。Celtaは周りのレベルが2部の中では高い方だと思うので、経験を積むためには悪くない行き先だと思います。彼の意思を尊重した結果になることを望んでいます。
2007年08月22日(水)
_ [スペイン代表] FIFA U-17 World Cup Group C : シリア 1 - 2 スペイン
シリア: Madnia; Alsalih, Zbida, Al Nasr, Tamer; Mido (Ziad, m.64), Oday (Solaiman, m.55), Al Shbli, Al Taiar, Tit, Abadi (Zaytoun, m.92)
スペイン: De Gea; Alex, Rochela, Sergio R., Morgado; Camacho, Illarra (Aquino, m.70), Isma (Lukas, m.78), Jordi (Iago, m.57); Fran Mérida, Bojan
Goles: 0-1, m.56: Fran Mérida. 1-1, m.70: Solaiman (PK). 1-2, m.91: Aquino.
2007年08月23日(木)
_ [Atlético] Braulioは一転してレンタルか?
《 as 》
今シーズンはAtléticoでプレーすることが濃厚だったBraulio Nóbregaですが、移籍市場終了直前のこの時期に一転してレンタルされる公算が高くなりました。昨日Atlético代表取締役であるMiguel Ángel Gil Marín、Getafe会長のÁngel Torres、そしてBraulioの代理人であるJuanma López、そしてAtléticoのSDであるGarcía Pitarchの4名が夕食を共にし、Braulioについて話し合ったようです。そしてGetafeがデランテロを必要としていることからレンタルの可能性が高まったようです。
BraulioはSalamancaでのレンタル生活を終えて復帰した際、毎年のように繰り返されるレンタル移籍にうんざりしているというコメントをしており、移籍するなら完全移籍を望んでいました。しかしながら今年のプレシーズンではMistaよりも多くの出場機会を得てAguirre監督からある程度の信頼を勝ち取ったことで、再びレンタル先でさらに経験を積むことを決意したようです。Getafeには一昨シーズンにBチームで一緒にプレーしたManu del Moralが在籍しているので馴染みやすいかもしれません。
しかしながらレンタル先の候補はGetafeだけではありません。1部復帰を果たしたValldolidもBraulioの獲得を目論んでいるようです。Braulioは昨シーズン2部で14ゴールを挙げており、その活躍は同じカテゴリーだったValldolid首脳陣の目にも止まっていたようです。
レンタル先がどちらになるかは分かりませんし、最終的にレンタルされない可能性も否定できませんが、Braulioが今シーズンはトップカテゴリーでプレーすることだけは間違いないようですね。着実にステップアップしているので、この調子で成長し続けてもらいたいです。
_ [Liga Española] 各チームが今夏費やした額は?
《 MARCA 》
今週末のLiga開幕を控え、MARCA紙がLiga Española 1部のクラブが今夏費やした額をまとめています。8月23日現在の補強費ランキングは以下の通りとなっています(金額はMARCA紙推定のもの)。尚、本日のレートだと1ユーロは約157円となっています。
- R. Madrid - 1億1900万ユーロ
- Atlético - 7800万ユーロ
- Barcelona - 6400万ユーロ
- Valencia - 3200万ユーロ
- Villarreal - 2600万ユーロ
- Zaragoza - 2400万ユーロ
- Getafe - 1920万ユーロ
- Sevilla - 1700万ユーロ
- Betis - 1580万ユーロ
- Athletic - 1375万ユーロ
- Murcia - 900万ユーロ
- Mallorca - 900万ユーロ
- Osasuna - 680万ユーロ
- Deportivo - 580万ユーロ
- Almería - 500万ユーロ
- Levante - 385万ユーロ
- Espanyol - 300万ユーロ
- Recreativo - 190万ユーロ
- Valladolid - 135万ユーロ
- Racing - 0ユーロ
という事で今夏の主役はここ1,2週間で物凄い勢いで投資しているReal Madridでした。1億1900万ユーロはヨーロッパ全体で見てもトップなので、ヨーロッパ全体で見ても主役と言っていいかも。Madridの補強費の内訳は高額な順に、Robben - 3600万、Pepe - 3000万、Sneijder - 2700万、Drenthe - 1400万、Heinze - 1200万となっています。Metzelcer, Saviola, Dudekの3選手をフリーで獲得したのに1億ユーロ以上費やすとは……。これだけ獲得すると昨シーズンとは別のチームになると思いますが、前年のチャンピオンが新シーズンを迎える前にこんなに改造することは滅多にないような気がします( ̄〜 ̄;A
ところでスペインのクラブを除くとトップはBayern Münchenの7600万ユーロだそうですが、よく見るとAtléticoはヨーロッパ全体で見ても2位のようです(苦笑) もちろん金額は冒頭に書いたようにMARCA紙の推定なのでBayernより費やしていないかもしれませんが、多額を投資したことは間違いないでしょう。尤もFernando Torresの移籍金が入ってきているので、収支ランキングとかにすると順位は下がるかもしれません。
ちなみに今夏の高額契約ランキングトップ10は次のようになっているようです(繰り返しますが金額はMARCA紙推定のもの)。
- Fernando Torres (Atlético → Liverpool) - 3650万ユーロ
- Robben (Chelsea → R. Madrid) - 3600万ユーロ
- Anderson (Porto → Manchester U.) - 3200万ユーロ
- Pepe (Porto → R. Madrid) - 3000万ユーロ
- Sneijder (Ajax → R. Madrid) - 2700万ユーロ
- Nani (Sporting Lisboa → Manchester U.) - 2700万ユーロ
- Hargreaves (Bayern → Manchester U.) - 2600万ユーロ
- Ribèry (Marseille → Bayern) - 2500万ユーロ
- Darren Bent (Charlton → Tottenham) - 2450万ユーロ
- Henry (Arsenal → Barcelona) - 2400万ユーロ
Robbenを僅差で抑えてFernando Torresがトップのようです。上位を見るとPortoがAndersonとPepeの二人だけで6200万ユーロも得ていることが分かりますね。これだけの収入があれば確かにQuaresmaを売却する必要は全く無かったのかもしれません。
ところでこうしてみると年齢が30近いとは言え、Henryの2400万ユーロは実績を考えると安く見えてしまいますね。PremierのいくつかのクラブとMadridが価格破壊をしてしまったように感じています。正直なところPepeに3000万は無いよなぁ、と思ってしまいます。
2007年08月24日(金)
_ [Atlético] Diego CostaもCeltaへ
Mario Suárezだけでなく、Diego da Silva CostaもCelta de Vigoにレンタルされることが正式に決まりました。Atléticoとしては1部のクラブにレンタルしたかったと思いますが、2部でもCeltaのように選手のレベルが比較的高いクラブなら良いのではないかと考えたのかもしれませんね。
と言うことでMario SuárezとともにCeltaを昇格へと導いてもらいたいものです。ただBaianoは抜けたものの選手は意外と残っていると思うので、まずはレギュラーの座を確保することを目指してもらいたいです。
_ [Atlético] Costinhaとの契約を解除
Atlético de MadridがCostinhaとの契約を正式に解除しました。Costinhaは予定通りAtalantaに入団することになります。
Costinhaは昨夏Dinamo Moskvaから加入しAtléticoでは24試合に出場しましたが、その多くは途中出場によるものでした。出場機会を求めていたCostinhaにとっては最良の結果だったのではないかと思います。
ロッカールームでのまとめ役を担っていたように、ピッチ外では重要な選手だったと思います。Atalantaではピッチでも存在感を見せてくれることを期待しています。
_ [Atlético] Luccinの契約延長交渉は停滞中
《 MUNDO DEPORTIVO 》
最近になって浮上してきたLuccin放出の噂ですが、どうやら契約延長交渉がうまくいっていないことが原因のようです。
以前からLuccinは必要な選手であることをAguirre監督は公言しており、今シーズンの戦力として計算しています。LuccinもAtléticoで続けることを希望しており、ヨーロッパの舞台をAtléticoの一員として戦うことを楽しみにしています。そしてクラブ側ですが、こちらもLuccinを戦力として考えており、だからこそ契約延長交渉をしているわけです。
では何が問題なのかというと、それは契約延長年数です。Atléticoが提示したのは3年でしたが、Luccinは5年の延長を希望しています。Luccinは現在28歳なので、2014年には34歳。もしかするとAtléticoで引退することも視野に入れているのかもしれません。しかしながらクラブ側はこれからの6年間ずっと同じようなパフォーマンスを続けられるかどうか疑問視しているのでしょう。とにかくこの2年間の差が交渉を停滞させているわけです。
とは言えAtléticoとしては契約の延長を実現させないと来年の夏にフリーでLuccinに出て行かれてしまうことになります。そしてフリーでの放出を防ぐために今夏売却してしまうのではないか、という話が出てきたわけです。先日BenficaがLuccinを狙っている事実が判明しましたが、Luccinがポルトガル行きを拒否したためこの話は終了しています。しかしながら今日のMARCAではNewcastleが狙っていると報じているように、Luccinが移籍市場に出れば獲得を考えるクラブは少なくないでしょう。イタリアのいくつかのクラブも狙っているようですし。
Luccinは昨シーズンのAtléticoを縁の下で支えてくれた非常に重要な選手だと私は思っています。確かに切れやすくて無駄なカードをもらうことは多いですが(その影響で開幕戦は出場停止)、中盤で守備を安定させることのできる貴重な選手であることは間違いないでしょう。契約延長交渉を行う時間はまだ十分残されているので、粘り強く交渉を続けてもらいたいです。この時期に流出という事態だけは絶対に避けてもらいたいですね。
_ [Atlético] Real Madridの召集メンバー
開幕戦の対戦相手であるReal Madridの召集メンバーが先に発表されました。今週加入したHeinzeとRobbenの二人はどちらも外れており、さらにMiguel Torresも怪我のためメンバー落ちしました。一方、先週のSevilla戦で負傷したSergio Ramosと代表合宿中に負傷したCasillasはメンバー入りしています。
以下がReal Madridの召集メンバーです。
Casillas, Dudek, Salgado, Sergio Ramos, Cannavaro, Pepe, Metzelder, Marcelo, De la Red, Gago, Baptista, Sneijder, Drenthe, Robinho, Raúl, Van Nistelrooy, Soldado, Saviola
_ [Atlético] Real Madrid戦の召集メンバー
本日Vicente Calderónで行われた非公開練習後にJavier Aguirre監督がderby madrileñoに召集する18選手を発表しました。Luccinは昨シーズン第37節の一発退場の裁定で2試合の出場停止が課されているため、Juradoは契約上の理由によりメンバーから外れています。Braulioはレンタル移籍が濃厚なので外れたと考えるべきでしょう。それ以外ではFalcón, Zé Castroがメンバー外となりました。
召集メンバーは以下の通りです。
Leo Franco, Abbiati, Seitaridis, Pablo, Perea, Eller, Pernía, Antonio López, Maniche, Cléber Santana, Raúl García, Luis García, Simão, Reyes, Maxi, Agüero, Forlán, Mista
_ [Atlético] Real Madrid戦予想スタメン
《 MARCA 》
まずAtléticoですが、予想はやはりVojvodina戦と同じですね。Luccinが居ないので中盤の守備が少々不安ですが、セントラルコンビが何とかしてくれることを期待しています。Bernabéuでの試合ですが、中盤の構成を考えるとできるだけ支配率を高めたいところかもしれませんね。後は調子の良いAgüeroと出場した2試合でいずれもゴールを挙げているForlánの2トップに得点を決めてもらいましょう。膠着状態に陥ったらReyesやLuis Garcíaが投入されるかもしれませんね。
一方のReal Madridは予想だとSupercopa第2戦の後半戦のメンバーとなっています。守備よりも攻撃重視の布陣だと思うので、Atléticoとしてはカウンターを狙いたいところですね。ただ繰り返しになりますが中盤を支配されると厳しくなると感じているので、ボールをできるだけ保持してもらいたいです。
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2007年08月25日(土)
_ [スペイン代表] FIFA U-17 World Cup Group C : スペイン 1 - 1 アルゼンチン
スペイン: De Gea; Alex, Rochela, Ximo, Nacho (Morgado, min.84), González, Lukas (Illarra, m.77), Iago, Aquino, Pichu Atienza, Tejera (Ismael López, m.46)
アルゼンチン: Ojeda; Musacchio (Godoy, m.46), Martínez, Meza, Bittolo, Machuca, Pizarro, Rolon (Fernández, m.73), Zuculini, Salvio, Benítez (Mazzola, min.60)
Goles: 0-1, m.32: Benítez. 1-1, m.68: Aquino.
_ [Atlético] Liga Española 1a División 1a Jornada : Real Madrid 2 - 1 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
放映権の問題でWOWOWでの中継がなくなったものの、何とか後半だけ見ることができました。それにしても放映権の問題は早く何とかならないものだろうか……。
肝心の試合はまたしても敗北……。ただ昨シーズンの2試合のように内容は圧倒したのに勝てなかった、というわけではなく、普通に負け試合だったと思います。中盤が攻撃的なので守備が不安だとは試合前から感じていましたが、実際その通りになってしまったように見えました。また左サイドのPerníaが上がったスペースをRobinhoにうまく使われており、最後までその点は修正できなかった気がします。
中盤の守備はやはりLuccinが居た方が落ち着くのでしょう。昨シーズンはLuccinが的確なポジショニングで相手の攻撃を抑え、最終ラインの負担を軽くしていましたが、ManicheとRaúl Garcíaはいずれもそういうプレーを得意とはしていませんからね。ボールを奪取すればその後はスムーズにつながるようになりましたが、守備のバランスは悪かったです。VojvodinaとReal Madridだとやはり攻撃力が全然違いますからね。今日はLuccinが出場停止だったのでこの二人で臨みましたが、今後攻撃力のあるチームとやる場合はLuccinが重宝されるかもしれません。
攻撃は悪くは無かったと思いますが、決定力に欠ける点は例年通りでした(苦笑) 尤もCasillasが今回も立ちはだかったので、1点しか取れなかったのかもしれませんが。代表合宿での怪我の影響は全く無かったようですね。前線の連携そのものはそれなりに良かったと思うので、あとは結果だけでしょう。Forlánが早くゴールを挙げて量産体勢に入ってくれることを願いたいです。
開幕戦のderbyということで是非とも勝利してもらいたかったのですが、まだ1試合終えただけです。来週のMallorca戦で今シーズンLiga初勝利を挙げて波に乗ってくれることを期待しましょう。あと今回の借りはVicente Calderónで返してもらいたいですね。
_ [Liga Española] 1a División 1a Jornada
2007年08月26日(日)
_ [Atlético] Real Madrid戦後のコメント
Javier Aguirre監督
「勝利だけを目指して戦ったので、この結果は本当に残念だ。相手も試合を通して集中しており、最終的にツキが相手の方に向いてしまった。しかしながら目標としていたチームの力を発揮することはできたと思っている。内容を考えるとこの結果は気に入らない。引き分けが妥当な結果だろう。この敗戦は本当に痛い。ただそれ以外のことには満足している。今日のような試合ができればこれから多くの勝利を挙げられるはずだ。」
Bernd Schuster監督
「良い試合ができたと思う。Atléticoも良いプレーを見せてくれたので、今回のderbyは素晴らしいものだったのではないかな。本当に厳しい試合だったが、選手たちの頑張りによって得られた勝利だと思っている。この試合でAtléticoの攻撃陣は脅威だと感じた。おそらく上位争いに食い込んでくるだろう。」
Forlán
「試合前はこちらの方が有利だなんて言われていたけど、もちろん僕たちはこの試合が非常に厳しいものになることは分かっていた。流れ次第でどちらに勝利が転がってもおかしくないことも認識していた。結果は残念なことになってしまったが、まだまだこれからだよ。試合そのものはどちらにも数多くのチャンスがあったと思う。勝敗を分けたのはそのチャンスをものにできたかどうかだろう。今日は彼らの方が決定力があったということだろう。」
Raúl García
「チーム作りそのものは正しい方向に進んでいると思う。まだLigaは始まったばかりだし、落胆していても仕方ないよ。今日は勝つチャンスもあったけど逃してしまった。ただ今のやり方は続けていくべきだ。試合展開は開始早々に先制する理想的な始まり方だったと思う。ただ同点ゴールはともかく勝ち越された場面はこちらのミスだ。あの場面で集中力が欠けていたと捉えられても仕方ないだろうね。」
Leo Franco
「今日の試合で最悪だったものは結果だろう。プレーそのものは良かったと思う。ただ改善すべき点は残されているけどね。結果そのものについては何も言わないよ。試合結果は一度出たら変えられないわけだしね。Agüeroの早すぎるゴールが逆に良くなかったと考える人も居るかもしれないけど、それは無いよ。こういう展開は常に歓迎すべきだからね。むしろ前半に比べて後半は相手に掛けるプレッシャーが弱くなってしまったことを反省すべきかもしれないね。」
_ [Liga Española] 1a División 1a Jornada
2007年08月27日(月)
_ [Atlético] Luccinの去就は?
契約延長交渉が停滞したことで移籍の可能性が浮上してきたLuccinですが、移籍する場合の最有力候補はBirmingham Cityのようです。
Luccinはクラブの許可を得て昨日の練習を休みましたが、舞い込んでいるオファーを検討するためであることが有力視されています。前述のBirmingham以外にはNewcastleとBenficaからオファーが来ていますが、現時点ではBirminghamが一歩リードしているようです。
24日に書いたようにLuccinとクラブ側は基本的には契約を延長したいと考えていましたが、延長する年数に隔たりがあり交渉が停滞しています。Atlético側はこの交渉を12月以降に再開することを考えているみたいですが、Luccinはシーズンが始まる前に自身の将来を決めておきたいようです。そして将来的なことが確定するなら移籍するのもありだと考えるようになったのかもしれません。昨シーズンまでは不動のレギュラーでしたが、今シーズンのファーストチョイスはManicheとRaúl Garcíaになりそうな状況も移籍を後押ししている可能性もあるでしょう。ちなみに先週受けたL'Equipe紙のインタビューでは移籍する可能性は50%だと語ったそうです。
このような状況を受けてクラブ側はLuccinが出て行ってしまった場合の代役をピックアップしており、現在候補としてJavi GarcíaとMottaが挙がっています。ただ正直どちらもLuccinの代役というのは厳しいかもしれませんね。Javi Garcíaは将来的にLuccin以上の選手になるかもしれませんが、現時点では経験の差もあるでしょうから。Mottaだとどうなるかは分かりませんが、Luccin程の働きを期待するのは酷でしょう。
と言うことでやはり全力でLuccinを残留させてほしいです。ただLuccin自身の気持ちがすでに移籍に傾いていたら相当厳しいかもしれませんが……。
_ [Atlético] 9人入れ替えか?
すでに昨日の練習から木曜日のVojvodina戦に向けての準備が進められていますが、今日はカンテラのJuvenil Aと20分ハーフのミニゲームを行いました。Aguirre監督が起用したのは以下の選手たちでした。
Abbiati; Perea, Zé Castro, Eller, Antonio López; Luis García, Cléber Santana, Luccin, Reyes; Mista, Forlán
先日のderbyで先発したのはPereaとForlánだけですね。どうやらVojvodina戦では先発メンバーがほぼ入れ替わるようです。しかもPereaはどうやらSeitaridisの代役のようなので、11個のポジションのうち最前線以外は全て変更されることが濃厚です。しかもJuradoがForlánの代わりに起用される可能性も残されています。ちなみにFalcónとBraulioはJuvenil Aの助っ人として参加しています。
ところで今のチームで唯一先行きが不透明なLuccinもこのメンバーに含まれています。MARCAの記事だとLuccinの去就は48時間以内に決まるとあるのですが、移籍するのでミニゲームだとしてもLuccinをメンバーには入れないと思うので、移籍の可能性は低いのではないでしょうか。もちろん希望的観測もありますが( ̄〜 ̄;A
2007年08月28日(火)
_ [Atlético] 移籍希望?
《 MARCA ・ as ・ MUNDO DEPORTIVO 》
昨日Miguel Ángel Gil MarínがLuccinの代理人であるMargarita Garayと話し合いましたが、どうやらLuccin側は移籍を希望しているようです。ただ元々は残留を望んでいたLuccinが移籍を考えるようになったのは契約延長交渉を先延ばしにされたことに原因があるようです。つまり延長する契約年数の食い違いではなく、クラブ側の誠意を感じないことが不満だということのようです。Atléticoのフロントは相変わらず所属している選手への対応が全然できていませんね ┐( ̄ヘ ̄)┌
このような状況を考えると、残念ながらLuccinの移籍の可能性は非常に高いと言わざるを得ないでしょう。Aguirreの嘆きが聞こえてきそうですね。Luccinの移籍が実現したら守備的な中盤の選手を補強する必要が出てきますが、ここに来て再び浮上してきたのがRafael Márquezです。ネタ元全てで取り上げられていることを考えると、Atléticoが獲得を考えているのは事実だと思います。しかしながら昨日出ていたMottaの名も依然として残っており、両方とも獲得する可能性も示唆されています。この場合はZé CastroがBenficaに放出される公算が高いようです。
個人的に疑問なのは、なぜZé Castroを一列前で起用してみるという発想が出てこないのかということです。セントラルとして起用するにはフィジカル面で不安があるとAguirreは考えているのかもしれませんが、その前ならこの弱点も致命的なものにはならないでしょう。ボールの扱い方は中盤の選手と比べても遜色ないと思うので、コンバートを真剣に考えてほしいですけどね。まだ若い選手なのですから、多くの可能性を秘めていると思うのですが……。
もしLuccinが出て行ってしまったら、人数の関係上一人補強する必要はあるでしょう。とは言えMottaは500万ユーロも掛かるようなのですが、戦力外扱いされている選手を獲得するのに支払う額じゃないのではないかと(Riquelmeのような特殊な状況でもないですし)。Márquezにしても年齢的に上積みは望めないので、Zé Castroが出て行くような状況になるのであれば獲得はやめてほしいです。
ここまでの今夏のフロントの仕事ぶりにはある程度満足していました。しかしながら最後の最後でまたしてもドタバタ劇を演じてしまいました。最終的にLuccinが残留する可能性は残されていますが、どっちにしろフロントのダメっぷりを改めて見せ付けられたような気がしますね。
_ [Atlético] Vojvodina戦の召集メンバー
本日の練習後にセルビアのNovi Sadへ遠征する18名をJavier Aguirre監督が発表しました。メンバーから外れたのはFalcón, Pernía, Agüero, Manicheの4選手です。移籍の可能性が出てきているPeter Luccinは遠征メンバーに入っています。
召集メンバーは以下の通り:
Abbiati, Leo Franco, Antonio López, Seitaridis, Zé Castro, Pablo, Perea, Eller, Jurado, Luccin, Raúl García, Luis García, Maxi, Reyes, Cléber Santana, Mista, Forlán, Simão
_ [Atlético] BraulioのGetafe移籍が正式に決定
《 clubatleticodemadrid.com ・ Getafe CF. S.A.D. 》
BraulioのGetafeへのレンタル移籍が正式に決まりました。レンタル期間は1年間で、Getafe側に買い取りオプションの権利が付きました。Braulioの入団発表会見は現地時間29日正午から行われます。
今シーズンのGetafeの前線の選手はBチームで同僚だったManu del Moralと Uche, Kepaが在籍しており、Braulioは彼らとポジションを争うことになります。プレシーズンはGetafeでプレーしていなかったので厳しい状況でのスタートとなりますが、今シーズンのGetafeはUEFA杯にも参加するので出場機会は得られるでしょう。そしてLadrupにアピールして出場時間を増やしていってほしいと思います。
_ [Liga Española] Antonio Puertaが死去
25日のSevilla vs Getafe戦の前半29分に呼吸困難に陥ったSevillaのAntonio Puerta選手が、現地時間28日14時30分に息を引き取りました。
心よりご冥福をお祈り致します。
2007年08月29日(水)
_ [Atlético] Mottaが来るのか?
《 MARCA ・ as ・ MUNDO DEPORTIVO 》
記事の細部は異なりますが、上記3紙はいずれもMotta入団の可能性が高まってきていると報じています。そしてMottaが加入した時点でLuccinのBirmingham Cityへの移籍も決まることが示唆されています。尤もBirminghamの最初のオファーは400万ユーロとAtlético側からすればお話にならないくらいのものだったようですが。
移籍話の詳細は3紙を総合すると不透明なので今回は割愛します。とりあえずasとMUNDO DEPORTIVOの記事の中身は食い違う点が多すぎです(苦笑) ちなみにMARCAによるとMottaを獲得できなかった場合のターゲットはまたまた登場のJavi GarcíaかCeltaのOubiñaだそうです。そしてMUNDO DEPORTIVOによると「Márquezはダメ」とBarçaにあっさり断られたらしいです。
Luccinはすでに心がAtléticoから離れているみたいです。そしてLuccinのモチベーションを下げてしまったのはAtléticoフロントの責任でしょう。昨シーズン終盤に移籍話が出てきたときにはAtlético残留を第一に考えていると発言していたLuccinをここまで変えてしまったわけですから。もちろん報じられている内容とは異なりLuccinは移籍を希望していない可能性は否定しませんが、さすがに現地報道が全て間違っているとは思えませんからね。昨日も書きましたが本当にこのクラブのフロントは進歩がないですね(ー。ー)
_ [Atlético] Manicheを追加召集
昨日発表された遠征メンバーには入っていたLuccinが最終的に外れ、代わりにManicheが召集されました。この状況を考えるとLuccinの移籍は確実なのかもしれませんね。
それにしても昨シーズン終了時にクラブを去っている可能性が高いと思われていたManicheが結局残り、残留は確実だと思われていたLuccinが移籍することになろうとは……。サッカー界では何が起こるかわからないとよく言われますが、さすがにこの状況は全く予想していませんでした。
_ [スペイン代表] FIFA U-17 World Cup 1st Round : スペイン 3 - 0 北朝鮮
スペイン: De Gea (Yelco, m.85); Alex, Morgado, Rochela, Sergio; Jordi (Iago, m.66), Camacho, Fran Mérida (Illarra, m.79), Ismael López; Aquino, Bojan
北朝鮮: O Mun Song; Sim Hyon Jin, Kang Kuk Chol, Kang Chol Ryong, Ri Hyong Mu; Jong Il Ju (Ri Myong Jun, m.31), Han Kyong Gwang, An Il Bom, Myong Cha Hyon; Ri Sang Chol (Pak Yu Il, m.57), Rim Chol Min (Pak Kwang Ryong, m.49)
Goles: 1-0, m.28: Bojan. 2-0, m.50: Bojan. 3-0, m.67: Iago.
_ [Atlético] 結局来ちゃうのか?
《 MARCA ・ as ・ MUNDO DEPORTIVO 》
今月に入ってからは入団の可能性がほとんど報じられなくなっていたJuan Román Riquelmeが結局来ることになる可能性が濃厚となってしまいました。この速報を報じたCadena Serによると、AtléticoとRiquelmeは2年契約で合意に達したようです。Villarrealとの交渉はまだ残っていますが、MARCAの見解だと先月の時点で合意に達していたので問題は起きないとのこと。つまりこの報道が正しければRiquelmeの加入は時間の問題のようです。
現地の記事に寄せられているコメントを読むと大歓迎しているものが多いですが、個人的には以前から書いてきたようにあまり歓迎できません。もちろん実力そのものは疑いようがありませんが、使い方が難しい選手ですからね。しかもLuccinが居なくなるので、守備の際にRiquelmeが空けるであろう穴を埋められる選手が居るのでしょうか……。
しかしながらRiquelmeが加入する場合戦術云々以前の問題があります。それはEU圏外枠選手が4人になってしまうことです。現在AtléticoでEUパスを保持していない選手はAgüero, Cléber Santana, Ellerの3名ですが、Riquelmeを獲得するにはこの3人の中から一人放出しなければなりません。Agüeroを放出するのはあり得ませんし、Cléber Santanaは獲得したばかりなので、放出候補はEllerと考えるしかないでしょう。
正直なところ最後まで獲得を我慢してほしかった。しかし逆に獲得をするならもっと早く決めておくべきだったのではないでしょうか。本当にこのクラブの無能さには呆れてしまいますね。最後の最後で結局いつも通りであることを実感させられましたよ。
ただこれだけ報じられて結局来なかったら少しは見直すんだけどなぁ( ̄▽ ̄;
2007年08月30日(木)
_ [Atlético] VaraもCeltaへ
Mario Suárez, Diego da Silva Costaに続き、BチームのカピタンであるJulián VaraもCelta de Vigoにレンタルされることが決まりました。
Celtaは昨日右のラテラルのレギュラーであったÁngelがVillarrealへ移籍したため、このポジションの補強が急務となりました。そこで白羽の矢を立てたのがVaraだったようです。
Varaはレンタルされなければ基本的にはBチームでプレー、つまり2部Bでプレーすることになったはずなので、この移籍は彼にとってのステップアップと考えるべきでしょう。同じレンタル組のMarioとDiegoと共にCeltaを1部へ復帰させるべく頑張ってもらいたいものです。
_ [Atlético] UEFA Cup 2nd Qualifying Round 2nd leg : Vojvodina Novi Sad 1 - 2 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
ラジオでの聴いていただけなので内容はよく分かりませんが、どうやらSimãoが入ってから良くなったようです。DerbyでもSimãoがReyesに代わってから攻撃がイマイチになったように見えたので、しばらくはSimãoの方がReyesよりも重要な場面で起用される機会が多いのではないかと思います。
初戦が3-0での勝利だったので気楽に戦えたとは思いますが、負けて進出というのも後味が悪いですからね。無事逆転勝利を飾ってくれて良かったです。ちなみにAbbiatiが自分でPKを与えて自分でPKを止めて同点にされるのを防いでいたりします(苦笑)
それはさておきようやくUEFA杯の本戦にたどり着きました。まずは1回戦を勝ち上がってグループリーグに駒を進めてもらいましょう。ちなみにに1回戦の対戦相手は明日決まります。
_ [Atlético] Vojvodina戦後のコメント
Javier Aguirre監督
「前半は彼らの方が良かった。逆にこちらは試合に集中できていなかったと思う。彼らのプレーには驚かされたが、後半のLuis Garcíaのゴールで落ち着くことができた。4点取られなければ問題無い状況に変わったからね。」
Milovan Rajevac監督
「前半は本当に良かった。しかし後半失点してから押し込まれるようになってしまい、挽回できなかった。サポーターのためにも勝利を目指したが、引き分けには持ち込みたかった。ただ2試合トータルで考えるとAtléticoの方が明らかに上だったと考えるしかないだろう。彼らはヨーロッパの舞台で戦うに相応しいプレーを見せてくれたと思うよ。」
Luis García
「自分のゴールがチームに落ち着きをもたらすことができて満足している。そしてRaúlが決めて勝つことができて本当に良かったよ。僕たちは皆Puertaのために勝利を捧げたいと思っていたからね。(次の対戦相手の希望を尋ねられて)どこでもいいよ。ただ近いところのチームがいいかな。」
Abbiati
「前半は悪かったが、後半修正して勝つことができた。今日の勝利はとても重要なものだ。PKを止められるかどうかは運によるところが大きいと思うよ。瞬間的な動作で結果が決まるからね。でもこのPK自体は重要なものではなかったけどね。」
Raúl García
「勝つことができてホッとしている。本戦進出が目標で、それを成し遂げたからね。自分自身がゴールを決めることができたことも自信になるよ。でも繰り返しになるけどチームとして目標を達成できたことが最も大事なことなんだよ。UEFA杯は昨シーズンOsasunaの一員として素晴らしい成績を収めることができた。今度はAtléticoで同じような感覚を味わいたい。そのためにはまず1回戦を突破することを考えないとね。」
_ [Atlético] Ellerが負傷
Vojvodina戦の後半負傷し、途中交代を余儀なくされたFabiano Ellerでしたが、診断の結果右踝の捻挫であることが判明しました。完治までの期間は現時点では不明のようです。
2007年08月31日(金)
_ [Atlético] Luccinが去り、Mottaが加入
《 MARCA ・ as ・ MUNDO DEPORTIVO 》
題名の流れがここ数日報じられていましたが、どうやら現実のものになってしまうようです。まずMottaについてですが、移籍先として最終的にはRomaとAtléticoで悩んでいたようです。RomaならChampionsに出られることを考えると、Atléticoを選んでくれたことには感謝したいです。尤もAtléticoが最後まで狙っていたのはAguirreの同胞であるRafael Márquezだったようですが。とは言えMottaはまだ25と比較的若いので、Atléticoで一皮剥けてくれることを期待したいです。
そしてLuccinの移籍も確実となりました。しかも移籍先は濃厚と報じられていたBirminghamではなく、Zaragozaのようです。さらに付け加えると移籍金は300万ユーロ程度らしいです。いくらなんでも安すぎだろうがヾ(。`Д´。)ノ彡☆
と言うことでフロントがまたしても失態を演じた移籍市場終盤となりました。しかしながら移籍騒動はまだ終わっていません。Riquelmeの問題が残されていますからね。どうやら昨日の段階ではVillarrealとの間で移籍金に開きがあるようなので、このまま交渉が決裂してくれることを期待するしかないでしょう。正直Atléticoが提示した900万ユーロでも必要性を特に感じない選手を獲得する額としては高いと思いますから(ちなみにVillarrealの要求額は1200万ユーロ)。
_ [スペイン代表] A代表召集メンバー
Luis Aragonés監督が9月上旬のEURO予選に招集するメンバー20名を発表しましたが、Capdevilaが召集された以外は前回と同じ顔ぶれ(PalopはCasillasの復帰に伴いメンバー外)となりました。スペインは8日にアウェーでアイスランドと、12日にホームでラトビアと対戦することになっています。
召集メンバーは以下の通り:
Atlético: Pablo, Pernía
Arsenal: Cesc
Barcelona: Iniesta, Xavi
Betis: Juanito
Espnayol: Luis García
Liverpool: Fernando Torres, Reina, Xabi Alonso
Real Madrid: Casillas, Sergio Ramos
Valencia: Albelda, Angulo, Marchena, Morientes, Silva, Villa
Villarreal: Ángel, Capdevila
_ [Atlético] UEFA杯1回戦の対戦相手はErciyesspor
現地時間13時からモナコでUEFA杯1回戦の組合せ抽選会が行われ、AtléticoはトルコのErciyessporと対戦することが決まりました。第1戦は9月20日にVicente Calderónで、第2戦は10月4日にErciyessporのホームで行われます。
Erciyessporというチームは初めて聞いた名前なのでどういうチームなのか全く分かりませんが、油断せず気を引き締めて戦ってもらいたいです。
_ [Atlético] LuccinのZaragozaへの移籍が正式に決定
とうとうLuccinの退団が正式に決まってしまいました。移籍先は本日の報道にあったようにZaragozaです。3年間Atléticoを縁の下で支えてくれたことには本当に感謝しています。
それにしてもよりによってLigaで対戦するZaragozaに移籍させるかねぇ……。実際の移籍金はいくらなのかは分かりませんが、どっちにしろ300万ユーロというのは大きく外れてはいないでしょうからね。売るにしても相手が良くないですし、しかも値引きされているようにしか思えません。フロントの能力はどう考えてもZaragozaの方が上ですね(;-_-) =3
_ [Atlético] そしてMottaの入団も正式に決定
Luccinの退団と同時にMottaの入団が内定したことも発表されました。メディカルチェックをパスすれば入団が正式に決まります。
入団発表会見は9月3日の予定です。Luccinの穴を埋めるのはなかなか大変だと思いますが、Barçaでは発揮できなかった実力をAtléticoで見せてくれることを期待したいです。
_ [Atlético] JacoboはMouscronへ
プレシーズンはトップチームの一員としてスタートしたものの最終的にAguirre監督の構想に入れなかったJacobo Ynclánは、ベルギー1部のMouscronへレンタルされることが決まりました。ちなみにMouscronへはReal Madrid CastillaのPalenciaもレンタルされることが決まったそうなので、言葉が通じる選手の存在はお互いにとってありがたいことかもしれませんね。
Jacoboは契約を解消して移籍する可能性もありましたが、結局レンタルされることになりました。Atléticoとの契約は2010年まで残っているので、ベルギーで成長を遂げて戻ってきてもらいたいです。