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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2007年08月04日(土)
_ [Atlético] Jacoboの移籍先はGetafeか?
《 MUNDO DEPORTIVO 》
Jacobo YnclánのGetafeへの移籍の可能性が高まっているようです。Getafeは現在左サイドの選手を探しており、CharltonのRommedahl(Ajaxへ移籍)やOsasunaのJuanlu、さらにCeltaのNenéなどをピックアップしていましたが、いずれも獲得は失敗に終わっていました。そこでGetafeが白羽の矢を立てたのがAtléticoのカンテラーノだったというわけです。
AtléticoとJacoboの契約は2010年までですが、両者とも契約解除の方向で話を進めているようです。Atlético側は今シーズンだけでなく将来的にもJacoboは戦力として考えていないみたいなので、移籍にゴーサインを出す可能性は高いでしょう。Getafe側は3年契約を提示するものと見られています。
Jacobo自身も移籍には前向きだと思います。彼のポジションは左サイドですが、現在のAtléticoにはこのポジションをこなせる選手が多く、Jacoboが入り込む余地は無いでしょう。ラテラルもこなせますが、ここにもAntonio LópezとPerníaが居ますからね。出場機会を得るには移籍するしかないと考えても不思議ではないと思います。昨シーズン終盤は召集される機会が多かったですが、出場機会はほとんど無かったことを考えるとAguirre監督の好みのタイプではないのかもしれません。
ところでJacoboに興味を示しているのはGetafeだけではないようで、現時点ではギリシャのAEKも狙っているようです。AEKはSerra Ferrerが率いており、今夏はAtléticoのカンテラからFederico Azcárateを引き抜いています。つまりAEKにはJacoboの元同僚が在籍していることになります。さらにRivaldoも獲得するなど精力的に補強を進めています。ただChampions League予備戦ではSevillaとの対戦が決まったので、本戦に出るのは厳しい気はしますが。
他にもGetafe以外の1部のクラブからも狙われているようなので、Getafeとしては早急に話を進めたいようです。
_ [Atlético] 背番号1はFalcónへ
《 MUNDO DEPORTIVO 》
これまでAtléticoの背番号1はPacheco Gómez, Aguinaga, Fillol, Madinabeytia, Molina, Abelといった選手がつけてきましたが、今シーズンはIsmael Falcónがつけることが確実となりました。昨シーズンまで背番号1をつけてきたPichuがレンタル移籍することが濃厚で、さらに新加入のAbbiatiが13をつけたので回ってきたことは否めませんが。そして同時に今シーズンも第3GKという立場でシーズンをスタートすることも決まったことになります。
個人的には若いキーパーは経験を積むために出場機会が得られるチームにレンタルさせるべきだとは思うのですが、昨シーズンLeo Francoが離脱する機会が多かったので第3GKの必要性をAguirre監督やフロントが感じているのかもしれませんね。現時点でFalcónが出場する機会を得るのは極めて厳しい状況だと言わざるを得ませんが、地道にアピールしていってもらいたいです。もちろん昨シーズン同様、冬にレンタルされる可能性もあるかもしれませんが。
ところでレンタルされることが既定路線となっているPichuですが、現時点での移籍先最有力候補はEibarのようです。交渉はすでに詰めの段階に入っているようで、近いうちに正式に発表される可能性が高まっています。
_ [Atlético] LG Amsterdam Tournament : Lazio 1 - 3 Atlético de Madrid
Lazio: Ballota; Kolarov, Diakite, Cribari (Stendardo, m.76), De Silvestri (Zauri, m.60); Ledesma, Mauri, Mudingayl (Firmani, m.57), Manfredini (Pandev, m.46); Del Nero (Mutarelli, m.62), Rocchi
Atlético de Madrid: Leo Franco; Vara, Zé Castro, Eller, Pernía; Luccin (Raúl García, m.62), Maniche, Reyes (Antonio López, m.73), Simão (Luis García, m.46) (Costinha, m.81); Maxi (Mista, m.63), Braulio
Goles: 0-1, m.39: Braulio. 0-2, m.65: Luis García. 1-2, m.67: Mauri. 1-3, m.69: Reyes.
結果そのものも勝利に終わりましたが、それ以上に内容的にもAjax戦と比べて向上したと感じました。前半は左サイドのSimãoを中心に攻め、ボールがよく回っていました。右サイドのReyesは30分過ぎまでほとんど仕事をしていませんでしたが、初めての仕掛けで右からのフリーキックをもらい、それが先制点に繋がったので良しとしましょう。しかもフリーキックは自分で蹴ってアシストをしましたしね。
後半はSimãoに代わってLuis Garcíaが入ったのでどうなるかと思いましたが、二列目3人に加えてManicheが頻繁に上がってくることが増えたため、前半以上に攻撃に厚みを感じました。ポジションが固定されていないのでLazioも守りにくかったのではないでしょうか。前半途中まで消えていたReyesも時間が経つに連れて動きが良くなってきましたし、復帰2戦目のLuis GarcíaもAjax戦よりもプレー勘が戻ってきたように見えました。何より二人ともゴールという結果を残せたことが大きいのではないかと思います。Luis Garcíaのは彼らしいエリア外からのきれいなゴールでしたね。
それから今日の試合で良かったと感じたのがPerníaです。基本的に左サイドの高い位置に居て、攻撃に絡む機会が非常に多かったと思います。Reyesへのアシストはお見事でした。昨シーズンは消化不良な1年間を過ごしたと思うので、今シーズンは期待したいです。Antonio Lópezとのポジション争いは昨シーズン以上に熾烈なものになるのではないかと。
もう一人良かったと感じたのがManicheでした。三列目からガンガンエリア内に進入し、相手の守備を混乱させていました。今シーズンは今日のように頻繁に顔を出してくれることを期待しています。昨シーズンも終盤は調子が上がってきていたので、やはり恥骨炎の手術を受けて万全の状態に戻ったのが大きいのかもしれませんね。
守備に関しては結構危ない場面が多かったような……。ディフェンスラインが高めなので、失点シーンも含めて裏を取られる場面が何度かありました。こういう戦い方をするならPereaが必要かもしれませんね。Zé Castroが相変わらず正確なフィードを飛ばしていたので、彼とPabloかPereaを組ませると守備は安定し、攻撃にもスムーズに移れるようになるのではないかと思います。Ellerは左利きなので重宝されているのかもしれませんが、やたらと前線へ上がりたがるし、見ているとやはり怖さがあります( ̄〜 ̄;A
今日の試合で右のラテラルと務めたのはBチームのカピタンであるJulián Varaでしたが、合格点を与えられる動きを見せていたと思います。左サイドのPerníaとのバランスを取るために前線に出ていく場面はあまり多くはありませんでしたが、Valeraが帰ってくるまでSeitaridisの控えは十分務まるレベルだと感じました。
あと今日はLuccinが退いてからCostinhaが投入されるまでManicheとRaúl Garcíaで中盤を形成しましたが、どちらかというとManicheの方が前に出ていくことが多かったと思います。もしかするとAguirreはRaúl Garcíaをディフェンスラインの前に置くことも考えているのかもしれませんね。Raúl Garcíaはフィジカルもそれなりに強そうですし、うまくいけばMascheranoのようになってくれるかもしれません。ただ今シーズンいきなりそうなるのは厳しいような気がしますが。
ところで今回のオランダ遠征で思ったことですが、AguirreはBraulioに結構期待しているのではないでしょうか。2試合ともフル出場させましたが、Braulioがどれだけできるのかを見極めたいのではないかと。Braulioも先制点を挙げて結果を出すことができたので良かったです。後半もゴールは挙げられませんでしたが、プレーそのものは悪くなかったと思います。ただMistaが入ってからの方が彼自身は動きやすそうだったので、やはり1トップではなく2トップの一角としてプレーする方が合っているような印象を受けました。とは言えフィジカルもそこそこ強く、後ろを向いてボールを受けることもできていたので、1トップをやらせてもダメということではなさそうです。それにしてもMistaは結構厳しい状況に追い込まれているような気が……。
前線の新加入選手が試合に出るようになったことで厚みのある攻撃ができるようにはなってきましたが、連携そのものはまだまだ高めていかなければならないと思います。ただ3点取って勝利できたので、気持ちよくMadridに帰ることができるのではないでしょうか。次のCeltaとの親善試合でもこの流れを継続し、良い形でUEFA杯の予備戦に望んでもらいたいところです。