2009年04月30日(木)

1. 休止連絡

2009年04月05日(日)

1. 散々な内容で2連敗……
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今後の日程

Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor)
4月12日(日) 21時00分 【日本時間 4月13日(月) 4時00分】


2009年03月01日(日)

_ [Atlético] 復活の狼煙を上げる逆転勝利!!

Liga Española 25a Jornada : Atlético de Madrid 4 - 3 F.C. Barcelona

試合の詳細

今のチームにとって一番必要なことは自信を取り戻すことだと思うので、首位の Barça 相手の勝利は本当に大きいと思います。しかも 0 - 2 から巻き返し、さらに残り15分で勝ち越されたにもかかわらずひっくり返してのものですからね。

それにしても前半5分のあれはないでしょう。押し込んだ Heitinga はもちろんのこと、他の誰もオフサイドではなかったわけですからね。最終的に勝ったから良かったものの、これで勝てなかったら審判(特に線審)をボロクソにけなしている自分を容易に想像できます(苦笑)

とは言え開始早々に決定的なチャンスも作れていたので、試合への入り方は良かったと思います。ただ Abel 就任以降お馴染となってしまった裏を取られる場面はこの試合でも少なくなかったので、仮に先制していても無失点で終えることは難しかったでしょうね。

それにしてもこの試合の Pablo は不出来でしたねぇ。元々ボールを扱うという点においては常に不安がつきまとっている選手ですが、もう少しまともにクリアしてくれよ、という場面がちらほらと……。先制点の場面でも Pablo がもう少しうまく対処できていれば Henry がシュートする機会は得られなかったのではないかと思います。先制される前にもゴール前でクリアしそこなってあわやの場面を演出していたので、この試合では Pablo のところにボールがいくたびにヒヤヒヤさせられました(苦笑)

一方、右のラテラルで起用された Heitinga は悪くなかったとは思います。守備の軽さは特に修正されたわけではないのですが、やはりロングパスの精度は一級品だと改めて感じました。ああいうボールは Perea や Seitaridis からは出てきませんからね。クロスを入れる場面は一度しかありませんでしたが、唯一のクロスは決定的な場面(最終的に Forlán が外してしまったチャンス)を演出したので、ここでもキック精度の高さを見せてくれたと思います。真ん中ではなくても最終ラインに精度の高いパスを出せる選手がいれば攻撃の幅が広がると思うので、今後も右は Heitinga でいってもらいたいです。

以上を踏まえると、Perea が復帰したら Pablo と Perea を入れ替えるのが現状では良さそうな感じがします。特に最終ラインが高い今の戦い方をするのであれば、Perea はセントラルで起用するのがベストなのではないかと考えています。

試合自体は Messi に決められた時点でこのままずるずるといってしまいそうだったので、あの Forlán のゴラッソに救われましたね。すぐに点差を詰めることができたので、チーム全体に「いける!」というムードが漂ったのではないかと思いました。そしてそれが後半10分の同点ゴールにつながったのではないかと。

とは言えいつもの Atlético であれば、追いつても再び勝ち越されるとそのまま負けてしまっていたと思います。しかしながら実際には追いついただけでなく逆転して勝ち切れた。Liga ではここ2試合終盤に失点して勝ち点を失っていたので、逆に終盤に逆転できたことで流れを変えられたのではないかと期待したいです。同点ゴールとなった PK の笛を吹くタイミングが遅すぎで、Barça からすれば文句も言いたくなるとは思いますが、Henry が Sinama を押していたのは事実ですからね。序盤に線審に泣かされていましたが、この場面では線審がよく進言してくれました(別の線審ですが)。

ところでこの試合は決定的な場面で決められないと、その直後に相手に得点が入る場面が多かったですね。決めるべきときに決めておかないと、ということを何度も実感させられた試合でした。そして決定機をより多く外した Barça が最終的に負けてしまったのではないかと。Atlético は Eto'o と Gudjohnsen に救われた気もします(笑)

ということで Calderón での本年初勝利をようやく挙げることができました。ただこれで終わってしまっては元も子もないので、この流れを続けるためにも次節の derbi で是が非でも勝たなければ。お隣は現在 Liga では10連勝中と絶好調ですが、Atlético は3年前にも Liga で14連勝中だった Barça を止めたように相手の調子自体は気にしないチームだと思います。それに Madrid を優勝させてほしくはないので、今回の勝利が彼らのアシストにならないことを願っています。


2009年03月02日(月)

_ [Atlético] Barcelona 戦後のコメント

Abel Resino 監督
「数日前に亡くなった Diego Alcalá 君にこの勝利を捧げたい。私たちは彼のこと、そして彼のことをいつまでも忘れないよ。」
「(試合に関しては)サッカーとはこういうものだ。私たちは前半に正当なゴールが取り消されるという大きな罰を受けることになってしまった。そして Barça はこの状況をうまく利用した。」
「最も重要なのは最後まで全力で戦ったことだ。そしてどういう状況になってもあきらめなかったことだ。」
「(今日の Kun は)本当に素晴らしかった。もちろんこれくらいはできる選手だということは分かっていたことだけどね。」

Josep Guardiola 監督
「狂ったような試合だったし、どういう結果になってもおかしくなかった。しかし最終的には彼らの元に勝利が転がった。だから今回は Atlético を祝福しなければならないね。」
「Atlético はゆったりとしたサッカーをし、中盤でボールを奪うとこちらを何度も混乱させた。それでも私たちは先行することができたが、Forlán のゴラッソが痛かったね。とは言え前半はボールを支配できたし、チャンスも数多く作れた。しかし試合を決めることができずにいるうちに追いつかれてしまった。今日はとにかく狂ったような試合だったんだ。だからあわてる必要はない。依然としてリードは保っているわけだしね。」

Agüero
「再び上位を争えるところに戻れた。そして僕たちは4位以内を争えるだけの力がある。Barcelona 戦ではやりたいことができた。今度は Real Madrid 相手にも同じことをしなければならない。」
「今日の勝利とゴールは彼(初めて観戦に訪れた息子の Benjamín 君)、そして Diego Alcalá 君とその家族に捧げたい。是が非でも勝ちたかったので、達成できて嬉しいよ。」
「この対戦は昨シーズンのものと似ていたね。そしてそのときも僕たちが勝利した。この2チームの対戦は決して Messi と僕の対決ではない。でも彼との対戦は Barcelona では彼が、そして Calderón では僕が勝っている印象が強いね。」

Forlán
「昨シーズンと同じような試合になったね。そして結果も似たようなものになった。僕の最初のゴールは重要な時間帯に奪えたと思うよ。チーム、そしてファンを再び目覚めさせることができたからね。あのシュートは入れた位置を狙ったものなんだと言ったらまさかと思われるかもね。でもあの辺りを狙ったのは本当だよ。」
「数試合前よりはチームとして機能していると感じている。チームが一体となっているし、僕自身はチームのために Barcelona のボールの基点を抑えることを心掛けていたよ。」
「僕たちはまだ何も成し遂げていない。だからまだ落ち着いていなければならない。先は長いわけだしね。今は休んでこの勝利に浸るけど、それが終われば Madrid 選に向けて準備を進めるだけだ。」

Antonio López
「今日の勝利は彼(Diego Alcalá 君)のためのものだ。何としても捧げたかったので、成し遂げられてよかったよ。もちろん僕たちを常に後押ししてくれたファンにも感謝したいね。」
「僕たちはここ数週間色々な批判を受けたし、今日の試合で僕たちが勝てると思っていたものはほとんどいなかったんじゃないかな。でもこういう試合だと逆に僕たちは本当の実力を示すことができるんだ。今日の勝利は正当なものだ。もちろん簡単に勝てたわけではないけどね。」
「理由を説明するのは難しいけど、Barcelona との相性は良いよね。僕たちが反攻を開始するきっかけを与えてくれる相手だと思う。でもまだ先は長い。そして今からは次の Real Madrid 戦に集中するだけだ。」

Leo Franco
「勝ち点3を獲得したに過ぎないことは確かだが、ファンにとっては特別な勝利となっただろう。僕たちはこの調子を維持し、次の試合につなげたい。今日の試合は僕たちにとってだけでなく、Diego Alcalá 君の家族にとっても特別なものだったと思う。この勝利は彼らに捧げたいね。」
「Barcelona は依然として Liga で最も素晴らしいチームだと思う。この試合は流れが二転三転したし、どちらにも多くのチャンスがあった。僕たちは逆転できる自信があったから最後まであきらめなかったんだ。Barcelona のような相手に勝つには試合を投げ出してはいけないからね。」


2009年03月03日(火)

_ [Atlético] Perea と Luis García が合流

Sevilla 戦で頬骨を骨折した Luis Amaranto Perea と右大腿二等筋を負傷していた Luis García がチームに合流しました。順調にいけば両者とも Real Madrid との derbi 出場が可能だと思われます。

一方、Barcelona 戦の終盤に負傷し、試合終了時に担架で運ばれた Sinama Pongolle の怪我の個所は左足首でした。本日の練習は別メニューでしたが怪我の程度は軽いため、こちらも derbi 出場は問題無さそうです。

と言うことで derbi では出場停止の Raúl García 以外を Abel は起用できそうです。Perea の復帰で守備陣の組み方の選択肢が増えましたが、個人的には Barça 戦の感想に書いた組合せ(右から Heitinga, Perea, Ujfalusi, Antonio López)にしてもらいたいなぁ、と思っています。


2009年03月06日(金)

_ [Atlético] Real Madrid 戦の召集メンバー

本日行われた練習後、derbi に召集される18名が発表されました。

Coupet, Leo Franco; Antonio López, Pernía, Heitinga, Ujfalusi, Perea, Pablo; Maxi, Paulo Assunção, Banega, Maniche, Miguel de las Cuevas, Simão, Ignacio Camacho; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle

出場停止の Raúl García の他に Seitaridis, Luis García, Bernabé, Domínguez が召集外となっています。

Perea が復帰して Seitaridis が外れたので、Abel が右のラテラルの戦力として計算しているのは Perea と Heitinga であると考えるのが自然なのではないかと思います。あとはどちらが先発するかでしょうね。個人的には以前にも書いたように右に Heitinga を置いて攻撃のバリエーションを増やしてほしいのですが、MARCA の記事だと Perea の可能性が高いのではないかと予想しています。ただ Abel は前日練習を非公開にするなど、試合当日までどういうスタメンを組むのかメディアに分からないようにしているので、この答えも当日にならないと出てこないでしょう。

それはさておき derbi の勝利を久々に見せてください。Abel の選手時代は derbi が特別相性の悪いものではなかったと記憶していますし、Abel 自身は監督として Bernabéu で勝利を挙げているので、監督の実績が反映されることを期待しています。


2009年03月07日(土)

_ [Atlético] 決定機を逃し続けてまたしても derbi で勝利ならず

Liga Española 26a Jornada : Real Madrid 1 - 1 Atlético de Madrid

試合の詳細

決めるべきときに決められなかったから勝てなかった試合でしたね。Derbi だとこういうことになる頻度が高いような……。Barça 戦では決められるのですから、同じようにやれれば問題無いはずなんですが。キーパーの質(と言うよりも威圧感)が違うのかもしれませんね。見ている私でも Iker から点を取るのは他のキーパーよりも大変そうだと感じるので、実際にプレーしている選手たちはもっと感じるのではないかと思います。

試合自体は前半は Madrid、後半は Atlético の方がチャンスが多かったと思います。ただサッカーの面白いところは攻勢だった方に必ずしも得点が入るわけではない、ということでしょうか。前半の Atlético は2回目の決定機をゴールに結びつけましたが、それまでに Madrid は4回ほどチャンスを逃していたのではないかと。Leo Franco のセービング、そして Robben の唯我独尊のようなプレーに助けられた印象が強いです(特に Marcelo にパスを流せば点が入りそうな状況でシュートを撃ってしまった場面が印象的です)。

逆に後半は Madrid の二枚替え直後の時間帯を除けば Atlético が押していたと思います。ただゴールは遠かった……。Kun が決められなかった印象が強いですが、個人的には Sinama が外した場面が一番もったいないことをしたと感じました。ディフェンスのブロックが入ったことは事実ですが、それでも枠に蹴ってほしかったです。ディフェンスに当たって入らなかったのであれば仕方ないと思えたんですけどねぇ。それから Folrán はゴールが見えたらシュートを撃つ姿勢自体は良いと思うのですが、途中からそればかりになっていたような気が……。Barça 戦で豪快に決めたイメージが本人の中に残っていたのかもしれませんね(苦笑) とは言え先制点を決めているので、この試合で最低限の仕事はしたのは事実でしょう。

ということでフィニッシュがうまくいかず残念なことになってしまいましたが、逆に言えばチャンスは作れたとも言えます。Pepe が欠けていたとはいえ守備が改善されてきた Madrid 相手に何度もチャンスを作れたこと自体は評価したいですし、今後に向けての明るい材料ではないでしょうか。詰めさえ何とかすればゴールは入りそうなので、Porto 戦もこの調子でいってもらいたいところです。

攻撃陣は引き続き好調を保っていますが、この試合では守備陣も良かったと思います。前述の通り前半はチャンスを作られてしまいましたが、それでも先週の Barça 戦と比較すると格段に良くなっていましたし、後半はさらに改善されたのではないかと。Barça 戦では怪しげなプレーに終始していた Pablo もこの試合は落ち着いがプレーを見せていたと思います。失点も本来であればオフサイドなので、実質的には無失点。Porto との第1戦はよく2失点で済んだなぁ、という守備だったのですが、この調子なら何とかなるのではないかと思います。Perea が復帰するはずなので、速い攻撃への対処もできるでしょうし(Perea の代わりに誰を外すのかが問題になりそうですが)。

結局今シーズンも derbi で勝てないというジンクスは破れませんでした。正直なところ derbi では不利な判定を受けることが多いような気がしますし、勝利から遠ざかっている要因にもつながっているのではないかと(特に2シーズン前の Calderón での Perea のゴール取り消しの判定は本当にひどかった)。こういうことがあるので、Madrid が他の試合で不利な判定を受けても全く同情できないんですよね(むしろ「ざまあみろ」としか思えない)。ただ長年改善されない問題なので、今更なんですけどね。だからこそ今回のオフサイドゴールに関してもあまり言及しませんでした。決められた瞬間にはオフサイドの可能性を考えなかったからというのもありますが。とりあえずこの試合は前回のように終了間際に勝ち越されなかっただけマシだと思っておきます(苦笑)


2009年03月09日(月)

_ [Atlético] Porto 戦の召集メンバー

本日行われた練習後、Porto へ遠征する18名が発表されました。

Coupet, Leo Franco; Antonio López, Pernía, Heitinga, Ujfalusi, Perea, Pablo; Raúl García, Maxi, Paulo Assunção, Maniche, Miguel de las Cuevas, Simão, Ignacio Camacho; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle

Seitaridis, Luis García, Banega, Bernabé, Domínguez が召集外となっています。

Raúl García の復帰は予定通りなので、derbi の召集メンバーから誰が外されるかが今回の焦点でしたが、結果は Banega でした。どうやら Banega は Abel にあまり信頼されていないようです。今のチームでは中盤でボールキープできる数少ない選手だと個人的には思っているので、今の彼の状況は残念です。

その一方で Ignacio Camacho がコンスタントに召集されていることは歓迎していたりします。Derbi では Maniche を差し置いて先発して安定したプレーを見せていたので、今後出場時間が増えることを期待しています。

さて、肝心の試合ですが、点を取らないと突破できません。Derbi のようにチャンスを数多く作り、Barça 戦のような決定力を見せてもらいたいですね!


2009年03月11日(水)

_ [Atlético] 無敗のまま敗退……

Champions League First Knockout Round 2nd leg : Porto 0 - 0 Atlético de Madrid

試合の詳細

結局アウェーゴールが足枷となってしまう結果になってしまいました。正直なところスコアレスドローという結果での敗退だけはやめてほしかったのですが……。

前半は立ち上がりは良くなかったものの徐々にペースをつかみ出したので、かなり期待して見ていました。Simão がエリア内で倒されたプレーで P.K. がもらえていれば全然違う試合になったかもしれません。とは言えここで取れなくても何とかなるのでは、という期待感は持っていました。

以下は個人的な見解ですが、流れを明け渡した最大の要因は54分の交代、すなわち Maxi を下げてしまったことです。確かに Maxi はあまり目立っておらず、攻撃にもそれほど絡めていなかったように感じました。しかしながら Maxi はこっそりとバランスを取り、消えていても突然現れて点を取ってしまうような選手なので、こういう試合では残しておくべき選手だったと思います。もし Forlán を投入したいのであれば Sinama か Raúl García と代えるべきだったのではないかと考えています。後者との交代だと攻撃偏重の布陣になってしまいますが、点を取らなければ終了という状況を考えればありだったと思っています。

そもそもこの時間に Forlán を投入する必要があったかも疑問です。先に Maniche を入れて様子を見てからでも遅くはなかったんじゃないかなぁ……。逆に Maniche の投入は遅すぎた感があります。こういう試合でこそ Maniche の経験が生きると思っていましたが、20分弱では Maniche の良さは全て発揮できないでしょう。

この試合のスタメン自体は間違っていなかったと思います(本当は Maniche をスタメンで起用してほしかったのですが)。先を考えるとターンオーバーもしなければならないわけですし。ただ試合中の采配で流れを手放してしまったのではないかと。確かに Forlán が投入される直前の時間帯の Atlético はそれほど良くなかったですが、前半も立ち上がりは良くなかったですからね。もちろん交代が無くてもそのまま相手に流れを渡してしまったかもしれませんが、前半を思い返すとその可能性はそんなに高くなかったんじゃないかと考えてしまいます。自分の中ではそれくらい試合の行方を左右した交代だったと思っています。

就任して以来の Abel の仕事は決して悪くないと思っています。特にチーム戦術を大胆に変更させたり、大一番で Forlán をベンチスタートさせたりできる度胸は評価できるのではないかと。ただ選手起用そのものは選り好みが入っているような感じがするんですよね。個人的には特に Maxi, Maniche, Banega 辺りの使い方には大いに不満があります。Maxi を毎回途中で交代させるのは、Maxi の本当の良さをまだ理解し切れていないのではないか、とすら思ってしまいます。今のチームのカピタンでもあるわけですから、もう少し重宝してもらいたいところです。

結局 CL の舞台からは無敗のまま去ることになってしまいました。Liverpool 戦で勝利が盗まれず1位通過していたら、という思いはありますが、どっちにしろ敗退していた可能性もあるので何とも言いようがないです。ただヨーロッパのビッグクラブとトーナメントで対戦せずに去ることになってしまったことが本当に残念です。やはりこの舞台は普段とは違った緊張感があると思うので、来シーズンもこの舞台に戻ってくるために残った Liga で是が非でも4位以内に入ってもらいたいです。ライバルは多いですが、何としてもそれだけは成し遂げてくれることを願っています。


2009年03月14日(土)

_ [Atlético] Villarreal 戦の召集メンバー

本日行われた練習後、Villarreal 戦の召集メンバーが発表されました。

Coupet, Leo Franco; Seitaridis, Antonio López, Pernía, Heitinga, Perea, Pablo; Raúl García, Luis García, Maxi, Paulo Assunção, Banega, Simão, Ignacio Camacho; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle

Ujfalusi, Maniche, Miguel de las Cuevas, Bernabé, Domínguez が召集外となっています。Ujfalusi が外れたのは Porto 戦で負傷し、回復が間に合わなかったためです。

それはさておき個人的に最も意外、というよりも腑に落ちないのが Maniche のメンバー落ちです。Abel が Maniche のことをあまり重要視していないのはこれまでの起用法で分かっていましたが、まさかここまでとは……。今の Atlético の中盤に Maniche のようなタイプは他にいないので、貴重な選手だと思うんですけどねぇ。正直に言わせてもらうと今の Raúl García よりは戦力になるのではないかと。ミドルシュートの精度も Maniche の方が上だと思いますし。

Abel は就任以来どちらかと言うとスペイン人を重用する傾向があります。スペインのチームですからそのこと自体は悪いことではないと思います。ただ先々はともかく今は外国人を大量に起用してはダメというルールが無いことも事実なので、今はチームの結果を優先するような選手起用をしてもらいたいのですが……。尤も Maniche が外れたのは戦力云々以外のことが裏にはあるような気もしますが(苦笑)


2009年03月15日(日)

_ [Atlético] Calderón 劇場、再来!!

Liga Española 27a Jornada : Atlético de Madrid 3 - 2 Villarreal

試合の詳細

最後まで目の離せない試合をするというのはエンターテインメント的には良いのかもしれませんが、一ファンとしてはやはり危なげなく勝ってほしいところです。開始早々の P.K. を Forlán がいつものように決めていたらすんなりといったかもしれませんが、あのプレーで完全に Diego López に火をつけてしまったのかも。前半だけでも何本止められたことか……。

それにしても 0 - 2 になってからすぐに1点返すという展開は、時間帯こそ違えど先日の Barça 戦と全く同じでしたね。実はすぐに取り返すことをちょっとだけ期待したのですが、本当にやってくれるとは思いませんでした。そして Forlán のエリア外からのシュートは反撃の合図なんでしょうかね?

何にせよプレーそのものは本当に良かったと思います。なぜ内容でハーフタイムを迎えたときに負けていたのかが不思議なくらいでした。Diego López が神懸かっていなければ前半で勝負は決していたでしょう。試合を見ていたほとんどの人はおそらくこのように感じたのではないかと。ただ失点は防げたのではないかと。コーナーキックの跳ね返りを Simão がダイレクトで蹴ったボールが相手に渡ってカウンターが始まったのですが、Simão もあそこに蹴っちゃダメだろ、と言いたくなりました。先週の derbi ではこちらが恩恵を受けた、セットプレーから反撃を食らって失点するという場面は最近よく見かけるのですが、あっさりとボールを取られてしまうのが原因かもしれませんね。

ところでこの試合は Heitinga が良かったのではないかと思います。Villarreal の左サイドが Capdevila 一人に任されてしまっていたからというのもありますが、彼の長所である攻撃力が存分に発揮された試合だったのではないかと。右サイドで彼が攻撃の起点になることで左右のバランスが取れていたので、この調子で頑張ってもらいたいですね。Ujfalusi が戻ってきたら再びベンチ行きの恐れは大いにありますが(苦笑)

あと反対側のラテラルの Antonio López もこの勝利の立役者でしょう。決勝点を叩き出したから当然かもしれませんが、それ以上に左サイドでの献身的な動きを評価しなければならないでしょう。90分通して縦に動き続けて攻守に奮闘していたので、ゴールはご褒美だったのかも(笑)

と言うことで二度目の Angliru 峠は2勝1分1敗で勝ち点を7稼ぐことができました。勝ち点1だった前半戦と比べると雲泥の差ですね。間に挟まっていた CL では残念な結果に終わってしまいましたが、その点を除けば無難に乗り切れたのではないかと思います。カサでいずれも2点差をはね返して勝てたのが大きかったですね。とは言えこのチームは下位との試合での取りこぼしが少なくないので、ここからは前半戦の成績をなぞるような結果を残してくれることを期待しています。


2009年03月17日(火)

_ [Atlético] 出場できない選手

今度の日曜日に Atlético は Mallorca と対戦しますが、この試合に出場できない主力選手がどちらのチームにもいます。

まず Atlético ですが、Paulo Assunção が出場できません。Villarreal 戦で今シーズン10回目の警告を受け、出場停止となったことがその理由です。Abel 就任以後、全試合スタメンだった Assunção の代役として誰が起用されるか注目しています。個人的な予想は Maniche が干されている気がするので Ignacio Camacho です。

一方 Mallorca では最近好調の Jurado が出場することができません。Jurado は Atlético からレンタルされていますが、その契約の際に Atlético 戦の出場を禁止する条項が盛り込まれていたようです。この手の契約はレンタル元のホームゲームの出場のみを禁じるのが一般的だと思っていたので意外でした。実際に同じくレンタルしている Cléber Santana はこの試合に出場できるわけですから。逆に考えると Atlético は Jurado が脅威になるかもしれないと先手を打っておいたのかもしれませんね。

ちなみに当の Jurado は次のように語っています。「選手なら誰もが全ての試合に出たいと考えているので、出場できなくて残念だよ。しかも相手が強豪だから尚更だよ。Cléber は僕よりもラッキーだね。」


2009年03月18日(水)

_ [Atlético] Deco に興味あり?

イギリスの Daily Mail 紙は、Atlético は今夏 Chelsea の Deco の獲得に乗り出すのではないかと報じています。Deco は来シーズンの Chelsea における中盤の構想では Lampard, Essien, Joe Cole などよりも重要度が低く、残留した場合は出場機会が減る可能性が高いようです。Atlético の補強ポイントは中盤で試合を創れる選手なので、Deco に関心を示すのは自然かもしれません。Chelsea 移籍前にも興味があったわけですし。

それはさておき Deco が加入して Atlético の問題が解決するのかどうか。Deco が本当に獲得可能かどうかを考える前にこのことを考える必要があるのではないかと思います。そして個人的には解決する可能性はあると考えています。しかしながら年齢的なことを考えると長年計算できる選手ではないと思うので、一時的な解決策とも言えるかもしれませんし、もっと若い選手を獲得した方が良いのかなぁ、と感じることも否定しません。ただ Villarreal の Pires を見ているとベテランの獲得によってチームに与える好影響というのもあると思うので、獲得を検討するのは良いかもしれません。

ということで今の段階での私の意見はどっちとも言えないということになります( ̄▽ ̄;


2009年03月21日(土)

_ [Atlético] Mallorca 戦の召集メンバー

本日行われた練習後、Mallorca への遠征メンバーが発表されました。

Coupet, Leo Franco; Seitaridis, Antonio López, Heitinga, Ujfalusi, Pablo, Domínguez; Raúl García, Luis García, Maxi, Banega, Miguel de las Cuevas, Simão, Ignacio Camacho; Forlán, Agüero, Sinama Pongolle

Perea と Pernía は怪我により、Paulo Assunção は出場停止のため外れています。Perea の怪我は左膝の捻挫、Pernía の怪我は左足首の捻挫となっています。他には Maniche, Bernabé も召集外となっています。

一方、Villarreal 戦を欠場した Ujfalusi が復帰しています。また守備陣に怪我人が多いこともあり、Álvaro Domínguez が久々に召集されました。

4バックは Ujfalusi の復帰で誰がベンチスタートになるのか注目していたのですが、今度は Perea が怪我をしてしまったので予想できてしまう状況になってしまいました。Heitinga の右が継続されることは歓迎なのですが、やはり怪我人は出てほしくないのが本音です。

ところで Maniche は今回も召集されませんでした。前回召集外になった理由は Abel に何か言ってしまったからみたいですが、采配面で疑問を呈していた Maxi や Agüero は関係なく召集されていることを考えると余程のことを言ってしまったのかもしれませんね。Maniche は Aguirre 政権時も問題を起こしていましたが、監督が変わっても Maniche は変わらなかったようです(苦笑) 実力がある選手だけに、こういう形で戦力外となってしまうのは本当にもったいないです。外野の立場からすると「Abel も勘弁してやれよ」と思いたくもなりますが、なかなか難しい問題なんでしょうね。


2009年03月22日(日)

_ [Atlético] 先週とは全く別の顔……

Liga Española 28a Jornada : Mallorca 2 - 0 Atlético de Madrid

試合の詳細

試合内容に触れる前に Jurado についてですが、Mallorca が Atlético に12万ユーロを支払って出場させたとのことです。結果的にこの試合で Atlético が得たものはこの12万ユーロだけでしたね……。

肝心の試合ですが、先週までと同じチームなのかと思えるような出来でした。序盤に Antonio López が負傷した影響もあったと思いますが、Antonio López が居た時間帯も良くなかったのであまり関係なかったかもしれません。

この試合の最大の問題は中盤で試合を作れなかったことで、戦犯を挙げろといわれたら Raúl García と答えるしかないです。Banega を投入する際に Abel は Ignacio Camacho を下げましたが、今日の出来なら Raúl García を引っ込めてほしかった。

そもそも個人的に Abel の起用法で疑問なのは Raúl García に異様なまでに固執していることです。Villarreal 戦ではそこそこ良かったですが、それ以外の試合では申し訳ないですが貢献度が高いとは言い難い。それに良かったと言った Villarreal 戦にしても最早求めているレベルがあまり高くないからそう見えただけかもしれませんし。Maniche が爆発した要因は控えに甘んじる現状に我慢ならなかったからだと思いますが、自分を押し退けて出場している Raúl García のパフォーマンスを考えると Maniche の肩を持ちたくもなります。

現地でも Abel の人気は決して高くないみたいですが、原因はやはり選手の起用法のようです。スペイン人を重視すること自体は悪くないと思いますが、限度というものは存在するでしょう。今の Raúl García を起用するくらいなら Nacho を起用した方が現状でもあまり変わらない(むしろ良くなる?)し、先を考えれば間違いなくプラスでしょう。

入団当初の期待度を考えると今の Raúl García のパフォーマンスは期待外れと言うしかないです。Pamplona の Zidane と呼ばれていた面影は全くないと言っても過言ではないかと。フィジカル面は恵まれているし、足元の技術そのものはしっかりしているので、セントラルにコンバートすることを真剣に考えた方が良いかもしれませんね。うまくはまれば最終ラインから攻撃に参加できる選手になるかもしれませんので。今の彼を見ているとこういう方向にしか期待できません。

と言うことで Raúl García を思い切り吊るし上げる内容になってしまいましたが、この試合に関して言えば彼だけでなく全員酷かったというのが実情でしょう。枠内シュート0という事実を考えると前線の選手にも非があるでしょうからね。ここ Liga ではここ3試合の内容が良かっただけに、ここに来て逆戻りしてしまったことは今後に向けて大いに不安が残るものとなってしまいました。

Maniche を起用してくれないかなぁ……。


2009年03月23日(月)

_ [Atlético] 代表選手召集状況

今度の週末(28, 29日)はリーグ戦が中断され国際試合が行われますが、Atlético からも9選手が代表に召集されています。

アルゼンチン: Agüero, Maxi
ウルグアイ: Forlán
チェコ: Ujfalusi
ポルトガル: Simão, Maniche
ギリシャ: Seitaridis
U-21 スペイン: Raúl García, Ignacio Camacho

当初は召集されていた Perea と Heitinga は負傷したため Madrid に残っています。

召集された選手の中で負担が大きいのはやはり南米で試合をしなければならない Kun, Maxi, Forlán の3人でしょうね。試合での疲労はもちろんですが、移動でも疲労が蓄積すると思うので、戻ってきたときに影響が出ないことを祈りたいです。もちろん残りの選手たちも移動距離は少ないですが疲労の蓄積は心配です。Maniche は現状を考えると怪我をしても Atlético(というより Abel にとって?)には大きな影響が無いのかもしれませんが、それでも何事もなく帰ってきてくれることを願っています。


2009年03月24日(火)

_ [Atlético] 怪我人情報

Mallorca 戦の黒星はチームにとって痛いですが、守備陣から二人怪我人が出たことも痛かったと思います。まず前半10分過ぎに負傷した Antonio López ですが、右大腿二頭筋の肉離れを引き起こしていました。復帰に要する時間がどの程度か現時点では不明ですが、通常は2〜3週間程度掛かるようです。つまり次節の Osasuna 戦の出場は厳しいということになります。Mallorca 戦を欠場していた Pernía は間に合いそうなので、次の試合は Pernía の頑張りに期待したいと思っています。

一方、前半終了間際に David Navarro との競り合いで頭部を強打したことで意識を失い、病院に搬送された Heitinga ですが、検査の結果問題は無かったとのことです。ただ部位が部位だけに慎重な対応が必要なため、オランダ代表に合流せずさらなる検査を受けることになっています。何も問題が無いことを祈っています。


2009年03月28日(土)

_ [スペイン代表] 苦しみながらも5連勝で独走態勢に!!

World Cup 2010 Qualifying Round Group 5 : スペイン 1 - 0 トルコ

試合の詳細


2009年03月30日(月)

_ [Atlético] 代表選手の出場状況

週末に行われた国際試合に出場した Atlético の選手たちの動向を簡単に触れておきたいと思います。

まずアルゼンチン代表の Maxi と Kun は揃ってベネズエラ戦で先発出場し、Maxi がチーム3点目を、Kun が最後の4点目を挙げ、4 - 0 の勝利に貢献しました。アルゼンチンはこの勝利で2位に浮上し、首位パラグアイとの勝ち点差を4に縮めました。尚、Maxi は75分に、Kun は78分に退いています。

ポルトガル代表には Simão と Maniche が召集されていますが、ホームのスウェーデン戦には Simão がフル出場しています。一方 Maniche はベンチメンバーからも外れ、今の Atlético での状況が響いた格好となってしまいました。試合はスコアレスドローに終わり、ポルトガル代表は5試合消化時点で首位と勝ち点差4の勝ち点6と苦境に立たされています。

ウルグアイ代表の Forlán はホームのパラグアイ戦に先発し、28分に先制ゴールを挙げています。ウルグアイはその後さらに1点を追加し、2 - 0 で勝利しました。Forlán は78分に交代しています。ウルグアイは現在勝ち点16の5位で出場圏内である4位(ブラジル)との勝ち点差は2となっています。

Ujfalusi はチェコ代表の一員としてアウェーのスロベニア戦にフル出場し、相手を完封しましたが、チェコも得点できずスコアレスドローに終わりました。チェコは現在5試合消化で勝ち点8であり、プレーオフ圏外の3位と苦戦を強いられています。

そしてギリシャ代表では Seitaridis がアウェーのイスラエル戦にフル出場しており、試合は 1 - 1 の引き分けでした。こちらは5試合消化時点で勝ち点10の首位と、ここまでは順調にきています。

最後にU-21 スペイン代表の Ignacio Camacho ですが、アウェーでアイルランドとの親善試合に先発出場しました。試合はスペインが 2 - 1 で敗れ、Ignacio Camacho は72分間プレーしています。

ということで南米勢の3人はいずれもゴールを決め、好結果を得られましたが、欧州勢は振るわなかったみたいですね。ミッドウィークにも再び試合がありますが、Atlético の選手たちが良い結果を得られることを期待しています。ただそれ以上に怪我をせずに帰ってくることを祈っています。