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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2009年03月07日(土)
_ [Atlético] 決定機を逃し続けてまたしても derbi で勝利ならず
Liga Española 26a Jornada : Real Madrid 1 - 1 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
決めるべきときに決められなかったから勝てなかった試合でしたね。Derbi だとこういうことになる頻度が高いような……。Barça 戦では決められるのですから、同じようにやれれば問題無いはずなんですが。キーパーの質(と言うよりも威圧感)が違うのかもしれませんね。見ている私でも Iker から点を取るのは他のキーパーよりも大変そうだと感じるので、実際にプレーしている選手たちはもっと感じるのではないかと思います。
試合自体は前半は Madrid、後半は Atlético の方がチャンスが多かったと思います。ただサッカーの面白いところは攻勢だった方に必ずしも得点が入るわけではない、ということでしょうか。前半の Atlético は2回目の決定機をゴールに結びつけましたが、それまでに Madrid は4回ほどチャンスを逃していたのではないかと。Leo Franco のセービング、そして Robben の唯我独尊のようなプレーに助けられた印象が強いです(特に Marcelo にパスを流せば点が入りそうな状況でシュートを撃ってしまった場面が印象的です)。
逆に後半は Madrid の二枚替え直後の時間帯を除けば Atlético が押していたと思います。ただゴールは遠かった……。Kun が決められなかった印象が強いですが、個人的には Sinama が外した場面が一番もったいないことをしたと感じました。ディフェンスのブロックが入ったことは事実ですが、それでも枠に蹴ってほしかったです。ディフェンスに当たって入らなかったのであれば仕方ないと思えたんですけどねぇ。それから Folrán はゴールが見えたらシュートを撃つ姿勢自体は良いと思うのですが、途中からそればかりになっていたような気が……。Barça 戦で豪快に決めたイメージが本人の中に残っていたのかもしれませんね(苦笑) とは言え先制点を決めているので、この試合で最低限の仕事はしたのは事実でしょう。
ということでフィニッシュがうまくいかず残念なことになってしまいましたが、逆に言えばチャンスは作れたとも言えます。Pepe が欠けていたとはいえ守備が改善されてきた Madrid 相手に何度もチャンスを作れたこと自体は評価したいですし、今後に向けての明るい材料ではないでしょうか。詰めさえ何とかすればゴールは入りそうなので、Porto 戦もこの調子でいってもらいたいところです。
攻撃陣は引き続き好調を保っていますが、この試合では守備陣も良かったと思います。前述の通り前半はチャンスを作られてしまいましたが、それでも先週の Barça 戦と比較すると格段に良くなっていましたし、後半はさらに改善されたのではないかと。Barça 戦では怪しげなプレーに終始していた Pablo もこの試合は落ち着いがプレーを見せていたと思います。失点も本来であればオフサイドなので、実質的には無失点。Porto との第1戦はよく2失点で済んだなぁ、という守備だったのですが、この調子なら何とかなるのではないかと思います。Perea が復帰するはずなので、速い攻撃への対処もできるでしょうし(Perea の代わりに誰を外すのかが問題になりそうですが)。
結局今シーズンも derbi で勝てないというジンクスは破れませんでした。正直なところ derbi では不利な判定を受けることが多いような気がしますし、勝利から遠ざかっている要因にもつながっているのではないかと(特に2シーズン前の Calderón での Perea のゴール取り消しの判定は本当にひどかった)。こういうことがあるので、Madrid が他の試合で不利な判定を受けても全く同情できないんですよね(むしろ「ざまあみろ」としか思えない)。ただ長年改善されない問題なので、今更なんですけどね。だからこそ今回のオフサイドゴールに関してもあまり言及しませんでした。決められた瞬間にはオフサイドの可能性を考えなかったからというのもありますが。とりあえずこの試合は前回のように終了間際に勝ち越されなかっただけマシだと思っておきます(苦笑)