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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2006年07月09日(日)
_ [FIFA World Cup Germany 2006] イタリア 1 ex 1 (5 pk 3) フランス
今大会は良くも悪くもZidaneの大会だったような印象を受けました。
決勝戦はフランスがまずまずの出来だったのに対し、イタリアの出来が悪かったので、結果的に拮抗した試合になったのではないかと思います。Zidaneの退場でフランスからツキが逃げていったんじゃないかと。PK戦の敗北は必然だったような気がします。
さて、最初のPKのシーンですが、あれは完全にシミュレーションでしょう。このPKの1点だけで試合が終わっていたら大誤審による決着になっていたので、その後しばらくはイタリアが追いつくことだけを願っていました。
と言うことで同点になってからは再びどちらにも肩入れせずに見ていたのですが、その後はどちらかと言うとフランスの方が自分たちのやりたいサッカーができていたとは思います。イタリアの方が支配率で上回っていましたが、ボールを持たされていた結果ではないかと。実際最終的なシュート数はフランスが13本に対し、イタリアは5本しか無かったですし。
イタリアの出来が悪かった要因としては準決勝で120分戦ったことが挙げられるんじゃないでしょうか。準決勝での負担はそんなに無さそうだったのと、フランスよりも休養日が一日多かったことを考慮すると、あまり関係無いだろうと思っていたのですが、やっぱり予想以上に延長戦を戦うことは大変なんだろうな、と思いました。だからこそLippiは90分で勝負を決めたかったんじゃないかと思います。120分で決めれば良いという采配を振るったドイツ戦に比べてこの試合の方が動くのが早かったですから。もちろんチームのリズムがかなり悪かったのもあるでしょうけど。
逆に相変わらずですがDomenechはちっとも動かなかったですね。延長ではイタリアの足が止まっていたので、もう一押しが欲しかったのですが、結局流れを変えるような采配はできませんでした。まぁ彼の場合動き方が分からないのと、流れを変えられる駒を持っていない(大会前に捨てていた)という両方の理由でそれができなかっただけだと思いますが。
PK戦は珍しくイタリアが誰も枠を外しませんでしたね。毎回一人か二人は枠を外すんですが(笑) あとキーパーはどちらも読みを外しまくっていましたね。BarthezはMaterazziのだけしか当たりませんでしたし、Buffonに至っては全部逆に飛んでました。RicardoやLehmannのPK戦での凄さを改めて実感しました。
最後にZidaneですが、残念な結末を迎えてしまいましたね。ただあの行為は許されないものです。Materazziに何か言われたんでしょうけど、頭突きでお返しすることが正当な行為だとは誰も思わないでしょう。しかし最後の最後まであの悪癖だけは直りませんでしたね(;-_-) =3