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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2007年11月14日(水)
_ [Atlético] 来シーズンの計画
ここ2週間噂になっていた冬の移籍市場での補強はAtlético首脳陣が否定し、シーズン終了まで現有戦力で戦うことを表明しましたが、その一方で来シーズンに向けての補強計画は進んでいるようです。本日のasの記事にその計画がまとめられていたので、私見を交えながら適当に書き綴ってみます。尚、現有戦力の後ろの数字は私自身の残留する確率の予想値ですので、あまり信憑性は無いと思ってください(笑)
キーパー
現有戦力: Leo Franco (90%), Abbiati (5%), Falcón (40%)
補強候補: Reina (Liverpool), Ustari (Getafe), Pichu (Eibar), Roberto (Gimnàstic)
今シーズンのLeo Francoのパフォーマンスは昨シーズンほどではないと考えられているようですが、来シーズンもAtléticoでプレーするのは現時点では濃厚のようです。Abbiatiが加入してもLeo Francoが軸になっているのですから当然かもしれません。Abbiatiのパフォーマンス自体はAtlético首脳陣を満足させるものみたいですが、Milanが呼び戻す可能性が非常に高いので退団が確実視されています。Falcónはここまで出場機会が全く無いので、来夏ではなく冬に放出される可能性もあるのではないかと予想しています。来シーズンは上記のPichuとRobertoも復帰するので、残留する可能性は決して高くないのではないでしょうか。
来シーズンの構想はトップレベルのキーパーを二人揃えることだそうです。そして補強候補の最大の目標はReinaだそうです。でもChampions常連のビッグクラブの正GKを引き抜くのは相当厳しいのではないかと。Reina本人がスペインにどうしても帰りたいとごねない限り無理なのではないかと思います。
次の候補がGetafeのUstariですが、こちらは現在Abbondanzieriの控えに甘んじており、12月にもGetafeを去る可能性も浮上しています。ただしGetafeは600万ユーロで獲得しているので、それ以上の額を積まれないと出さないようですが。Ustariはまだ若いので、彼を獲得するのは先行投資的な意味合いが強くなりそうです。ただ個人的には外部のキーパーに先行投資するなら、自前で良いキーパーを育ててほしいと思ってしまいます。Falcónや来夏には戻ってくるPichuとRoberto、そしてU-20代表で現在Bチームの正GKであるBernabéにU-17代表で正GKだったDe Geaなど、きちんと育てれば将来のAtléticoのゴールマウスを守れる選手が今のカンテラには居ると思います。と言うことで個人的にはUstariに先行投資するのは大反対。どうせ来シーズン加入してもLeoの控えになることが確実でしょうし。Getafe加入前はLeoではなくUstariが代表に選ばれていましたが、これは実力よりも将来性を考えてのものだったのではないかと思っています(Getafeで出番が激減したら呼ばれなくなってしまいましたね)。
最後になりましたが、戻ってくるPichuとRobertoが来シーズンチームに残れる可能性は低いだろうとasの記事には記されています。まぁ今のFalcónのような状況になってしまうのを望むとは思えないので、私もこの予測は間違ってはいないと思います。
セントラル
現有戦力: Perea (75%), Pablo (70%), Zé Castro (50%), Eller (15%)
補強候補: Piqué (Manchester U.), Márquez (Barcelona), Heitinga (Ajax), Lugano (Fenerbahçe), Alex Silva (Sao Paulo)
基本的にはPabloとPereaが来シーズンも軸とみなされているようですが、両者とも好条件のオファーが舞い込んだ場合は交渉の席には着くことも考えているようです。ただAtlético側が考えている最低ラインが不明なので、それによっては残留の可能性は変動するでしょう。Pabloの方が数値が高いのは、単純にPabloの方が若いからで、引き抜かれる可能性が高いのではないかと考えたからです。Zé Castroは今後のパフォーマンス次第だとは思いますが、個人的には将来性がある選手だと思うので残しておいてもらいたいです。彼の足元の技術はセントラルの中ではトップクラスだと思いますから。Ellerは貴重なEU外国籍枠を占めているのに現在はセントラルの3番手、もしくは4番手というポジションなので、現状のままなら放出の可能性は高いでしょう。
補強候補はここ2週間で浮上した選手がほとんどですが(Heitingaは昨日)、Márquezだけは今夏候補の挙がっていました。Aguirreがお気に入りなので、来夏も同じことが起きるだろうというのがasによる予想のようです。とは言え補強の方針はPabloとPereaの動向にも左右されるかもしれませんね。
ラテラル
現有戦力: Antonio López (90%), Pernía (80%), Seitaridis (80%), Valera (50%)
補強候補: Heitinga (Ajax)
左サイドは補強の予定は特になし。と言うことで順当なら来シーズンもAntonio LópezとPerníaの二人に任せるようです。Antonio Lópezの方が数値が高いのは単純に生え抜きだからということです。右もSeitaridisはおそらく残るでしょうが、Valeraは微妙でしょう。先日のAlmería戦でもSeitaridisが負傷したのに、代役はPereaでしたからね。ただ長期離脱から復帰して1ヶ月も経っていないので、今後出場機会が増えるかどうかで残留の可能性は変化するのではないかと。
そしてセントラルでも挙がっていたHeitingaがここでは唯一の補強候補。Heitingaはさらに中盤の底もこなせるので、ユーティリティー性が評価されているようです。ただAjaxが簡単に放出してくれるかどうかは甚だ疑問ですが( ̄▽ ̄;
中盤
現有戦力: Raúl García (95%), Maniche (70%), Jurado (50%), Miguel (50%), Motta (45%), Cléber Santana (35%)
補強候補: Van der Vaart (HSV), Xavi (Barcelona), Deco (Barcelona), Poulsen (Sevilla), Biglia (Anderlecht)
Raúl Garcíaは将来の中心選手として獲得した以上、放出はまず無いでしょう。本音は100%としたいのですが、この世界は何が起きても不思議ではないので95%としただけです。Manicheも今シーズンのパフォーマンスを考えれば残留が基本線でしょう。今シーズン終了後にはEUROがあるので気合の入ったプレーを最後まで見せてくれるでしょうしね。ただ逆に言えばEUROが終わった後のことが心配なので、その分を割り引きました。
Cléber SantanaとMottaは今シーズンから加入しましたが、いずれもAguirreを満足させているとは言い難いですからね。MottaはAguirre好みのようですが、怪我が多いのがやはりネックだと思います。今シーズンのパフォーマンス次第で来シーズン以降契約するかどうかを決めることになっていますが、このままだと厳しいのではないかと思います。ただ守備的な選手がMottaしか居ないので、その点は残留のためのプラス材料だとは思います。それに怪我で出遅れたのでこれから挽回することは可能だとは見ています。Cléberは会長主導で獲得したという噂もあるので、Aguirreが監督をしている限り全幅の信頼を置かれることは無いでしょう。EU外国籍枠も占めているので、その点もマイナスでしょう。
JuradoとMiguelはどちらかというとサイドの要員なんでしょうけど、本職は真ん中なのでこっちに入れました。二人とも残留の可能性は半分としましたが、Juradoの場合は隣が買い戻すかどうかというファクターもありますからね。それが無ければまだ若い選手なのでもっと高いと思います。Miguelは冬にレンタルされることが予定されていましたが、その話はどうなったかは分かりません。ただ現時点ではLigaでは出場不可能なので、冬に登録されるかどうかでしょうね。それ次第で来シーズンの行方も変わるでしょう。
と言うことで補強すべきなのは守備的な選手だと思うのですが、補強候補が攻撃的な選手の方が多いのはなぜなんでしょうかね(苦笑) もしかするとここまでのプレー振りからRaúl Garcíaで目処が付いたと思っているのでしょうか。それはさておきまずはVan der Vaartですが、中盤の起点となれる選手だとは思います。Raúl Garcíaと組ませたら前線の能力が発揮しやすい状況にはなると思います。ただ今シーズンValenciaが獲得に失敗したように、HSVが簡単に移籍させてくれるかどうかは分かりません。
XaviとDecoはBarçaの動向次第で獲得に動く可能性があるとか無いとか。確かにCescを獲得したらいくらなんでも戦力過多ですからね。ただ二人ともBarçaからAtléticoに移籍することを望むでしょうか……。特にDecoは国内外のビッグクラブからも狙われるでしょうし。
より現実的な候補はPoulsenとBigliaでしょう。どちらも守備もしっかりできるので、今のAtléticoに足りない部分を補えるでしょうし。Poulsenは現在Sevillaの主力なので獲得が難しそうに感じますが、契約破棄金が1000万ユーロという決して払えない額に設定されているので、その気になれば可能性はあるようです。むしろBigliaの方が将来性も考えるとAnderlechtがなかなか首を縦に振らないかもしれませんね。
サイド
現有戦力: Maxi (95%), Simão (90%), Reyes (80%), Luis García (80%)
補強候補: Quaresma (Porto), Mancini (Roma)
基本的には現有戦力で来シーズンも戦うでしょう。しかもこの4人は全員トップもこなせるので、サイドが戦力過多になれば前線要員として計算できますからね。もちろん好条件のオファーが来たら分かりませんが、少なくともカピタンであるMaxiはオファーに関係なく残留でしょう。それにMaxiは過去にもワールドカップ直後に好条件のオファーを蹴って残ってくれたくらいAtléticoに愛着があると思いますから。まぁ昨シーズンまでのカピタンだった9番のような例もあるので絶対とは言いませんけどね(苦笑)
補強候補ですが、Manciniは一応候補として挙がっているだけのようです。実際オファーをするかどうかも微妙だとか。と言うことで実質的にはQuaresmaのみが候補と考えればよいでしょう。Quaresmaは今夏もダメでしたが、来夏も懲りずにチャレンジということですね。実力があるのは分かっているので、適正額での獲得ならもう反対する気はありません。獲るなら早くしてください(爆)
トップ
現有戦力: Agüero (95%), Forlán (90%), Mista (15%)
補強候補: Braulio (Getafe), Manu del Moral (Getafe)
AgüeroとForlánが来シーズンも主力になるのは間違いないでしょう。逆にMistaは冬に移籍する可能性は無くなったみたいですが、今シーズン限りでの退団は濃厚だと思います。ただAguirreの好みの選手ではあるようなので、一発逆転が無いとは言いませんが。
補強候補は前者がレンタル、後者が買い戻しオプションを保持している選手なので、大掛かりな補強の予定は無いということでしょう。MaxiやLuis Garcíaを起用することも可能ですしね。昨シーズンまでは得点力不足に悩まされていましたが、今シーズンは問題視されていないので、補強の噂が出てこないのは当然かもしれません。
一応ポジション別にまとめましたが、まだ年も越していない段階なので残留確率予想はかなり適当です。現時点で数値が低い選手は良い意味でクラブ関係者、そして私を裏切ってほしいと思っています。
それにしてもちと書き過ぎたな(苦笑)
_ [Atlético] Forlánがウルグアイへ
怪我により代表戦には出場できないDiego Forlánですが、ウルグアイサッカー協会の強い要請により代表チームには合流してしまいました。やはり代表チームの拘束力は強いんでしょうかねぇ。
正直なところ何のために合流しなければならないのか理解に苦しみます。試合に出なくても移動の負担で疲労が溜まるでしょうし、リハビリをわざわざウルグアイで行う必要も無いですからね。おそらく代表のメディカルスタッフが怪我の具合を確認したいから呼び寄せたのだと思いますが、欧州と南米の距離を考えてもらいたいものです。
怪我の程度を考えるとValladolid戦での復帰の可能性がありますが、もしかすると代表に束縛される影響で回復していても先発は見送られる可能性が出てきてしまったのではないかと……。Atléticoにとっては迷惑な話としか言いようがないですね ┐( ̄ヘ ̄)┌