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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2008年02月24日(日)
_ [Atlético] キーパーの補強
Abbiati のレンタル期間は今シーズン終了までで、Leo Franco の契約も来シーズンで切れることもあり、来シーズンに向けての補強ポイントの一つになっているのがゴールキーパーです。これまで最大の目標として挙がっているのは Liverpool の Pepe Reina ですが、予想通り獲得は難しいようです。理由としては Reina と Liverpool の契約は2012年までであることと、Reina 自身があと2年はイングランドでプレーすることを考えているからみたいです。
と言うことで代わりの候補として浮上してきたのが Mallorca の Miguel Ángel Moyá です。こちらに関しては Moyá 自身が移籍に乗り気で、さらに Atlético と Mallorca の関係が良好なこともあり、Atlético が本格的に獲得に乗り出せば移籍が実現する可能性は高いのではないかと見られています。
個人的には Falcón やレンタルに出している Pichu や Roberto のことも思い出してもらいたいと考えちゃうんですけどね(苦笑)
_ [Atlético] Liga Española 1a División 25a Jornada : Osasuna 3 - 1 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
今までシーズン中の監督交代は避けた方が良いだろうと思っていましたが、この3試合で考えは完全に変わりました。今すぐにでも Aguirre は解任すべきでしょう。
正直なところ今後 Aguirre が監督を続けていても落ちていくだけの可能性の方が高いと思います。Aguirre という監督の長所は、チームがある特定の選手に依存することを極力減らすようにすることだと思いますが、これができるのは Osasuna のようにプレッシャーが少ないクラブでしょう。Atlético では就任当初から結果を求められたこともあり、長期的展望でのチーム作りはできなかったと思います。ただ逆に言えば自分のやり方を貫けなかったことにも問題があるのではないかと。
Aguirre のもう一つの長所は短期間でチームをまとめることができることじゃないでしょうか。前半戦の成績が良いことにもそのことは表れていると思います。ただ逆に研究された後半戦はあまり結果が出ませんが。短期間でチームをまとめる長所はもしかすると代表チームの方がより生かせるかもしれませんね。彼が率いたメキシコ代表は良いチームだと感じましたし。
以上のことを考えると、今後彼の長所を発揮できるような状況になるのは厳しいでしょう。そして彼の短所は最近言い続けているように柔軟性に乏しいことだと思いますが、今後はこれがチームに悪影響を与える可能性の方が高い気がします。
今日の試合を例に取ると、負けている場面で Cléber に代えて Mista を投入して前線を厚くしましたが、最悪の出来だった前半と比較すると後半はこの交代が行われるまで改善されていました。チャンスも作ることができるようになっていましたし。ところがこれ以後はまた悪くなってしまいました。おそらくチームとしてのバランスが崩れてしまったことが影響したのでしょう。そして Sola が素晴らしいプレーを見せたこともありますが、結局は3点目を奪われて万事休す……。
点をどうしても取りたいときに前線の枚数を増やすのは方法の一つだと思いますし、実際にそのやり方で結果を出したことがあることも分かっています。ただ結果を出したときは大抵それまでの内容が悪かったときだと思います。ただ今日は繰り返しになりますが改善しつつあった。だからこの最後の交代で自ら流れを悪くしてしまったと言えなくもないでしょう。
個人的に Cléber を下げたこと自体は否定しません。最近彼のプレーを見る機会が増えましたが、ボールを持った後の判断が非常に遅く、攻撃を遅らせる要因となっていましたから。追いつくことを考えた場合、彼を代えるのは悪いことではないでしょう。だから交代するならバランスを保ったままの方が良かったのではないかと。だから個人的にはこの場面で Ignacio Camacho を投入してもらいたかったです。もしくはポジションは一つ前ですが、Miguel ならまだ良かったかも。
Ignacio Camacho が入ったところで結局は同じ結果だったかもしれないことは否定しません。ただこういうチーム状況だからこそ新たな風を吹き込むことが必要なんじゃないでしょうか。仮にこの試合で失敗しても、彼にとっては今後のための財産になるんじゃないでしょうか。何となくですが、失敗を恐れているのは Aguirre の方なんじゃないかと感じてしまいます。
戦線離脱者が多いこともあり、最近は召集メンバーにカンテラーノが名を連ねることは珍しくありませんが、誰一人として起用されていません。つまり定員を埋めるだけでしかなくなっています。こういう扱いをするのであれば召集しなくてもほとんど同じでしょう。同じポジションの選手にアクシデントが生じたときのための保険ということなんでしょうけど、こういうやり方はむしろBチームに迷惑を掛けているだけのような印象も受けてしまいます。
Athletic 戦直後に Cerezo がぶち切れて、「こんな戦い方では6位以内に入るのなんて絶対に無理だ」と憤慨しましたが、正直その通りだと思います。そして Aguirre が監督を続けている限り、このような戦い振りが繰り返される可能性は低くないでしょう。そういう意味でもこの時点での解任もやむなしと感じています。
とは言え Aguirre だけを批判するのは気の毒でしょう。結局のところこのクラブの問題点はやはりフロントにあると思います。特に監督人事の下手くそっぷりには辟易していますからね。我慢すべきときに我慢せず、思い切らなければならないときに思い切れない。正直最近私が正解だと思ったのは Bianchi をクビにしたときと、Aguirre の続投に踏み切ったときくらいかもしれません。逆に Manzano に対して我慢することはできなかったのかと当時は思いましたね。
フロントのダメな点は現場ときちんと話し合った上で補強を行っていないことも挙げられるでしょう。フロント主導で獲得する選手が多過ぎる気がします。最近はマシになったように見えますが、Cléber 辺りは García Pitarch が Aguirre とあまり話し合いもせずに獲得していたのではないかと。
と言うことで今の私の希望は Aguirre だけでなくフロントも入れ替わることです。まぁこれは Aguirre の解任以上に可能性は無いでしょうけどね (ー。ー)
_ [Liga Española] 1a División 25a Jornada