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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2008年03月01日(土)
_ [Atlético] Liga Española 1a División 26a Jornada : Atlético de Madrid 4 - 2 Barcelona
今シーズンはここまで相手に先制された試合は一つも勝てていなかったのですが、この試合は先制されたことが逆に良い結果をもたらしたような印象を受けました。試合序盤は完全に押し込まれていましたが、失点したことで前に出ざるを得なくなりましたからね。このチームが調子の良いときは前線からのチェックを必ず行っていたので、それをやり始めてから流れが変わったのではないかと思います。しかしそう考えると Ronaldinho のスーパーゴールに感謝したいですね。
ところで少々驚いたのは同点ゴールは Pablo のフィードから生まれたことです。まともなフィードができないと言われ続けている Pablo から Agüero へのボールはピタリと収まりましたからね(笑) 同点ゴール自体は Agüero の動きも良かったとは思いますが、それ以上に運が味方したのもあるでしょう。ただゴールへの姿勢を貫いたから生まれたと言えるのかもしれませんね。
それにしても今日の Agüero はキレキレでしたね。試合の流れを完全に引き寄せたのは Kun の功績と言っても過言ではないと思います。2得点に1アシスト、そして PK ももらっており全得点に絡んでいますが、それ以外でも前線でうまくボールをキープするなど献身的な動きも目立っていたのではないでしょうか。もしかすると1週間空いたのが良い方向に出たのかもしれませんね。今後もこの調子を維持してくれることを期待したいです。それにしても4点目のゴールは独壇場でしたね(Forlán のフリーランニングによる功績も大きいですが)。
それから今日の試合では Liga デビューとなった Ignacio Camacho にやはり注目していましたが、及第点の出来じゃないでしょうか。序盤は押し込まれていたので守備に追われていましたが、流れが良くなってからは全体のバランスをうまく保つようなプレーをしていたのではないかと。ボールを持ったときも Cléber と比べると判断が早いので、攻守の切り替えが最近の試合と比べると改善されていたと思います。ただ今日は相手に支配されている時間が長かったことも事実なので、違う状況でどういうプレーができるかにも注目したいです。と言うことで今後も継続的に起用してもらえることを期待しています。
あと右のラテラルは Valera でしたが、ここもしばらくは彼でいってもらいたいです。守備は相変わらず不安定ですが、攻撃力は Perea よりも上ですからね。それに Perea がセントラルに居た方が守備は安定するので、そういう意味でも Valera を右で使い続けてくれることを望んでいます。Antonio López も明らかに左の方がやりやすそうでしたしね。
この試合の結果次第では Aguirre の去就問題に発展するだろうと噂されていましたが、この結果でその話はなくなりそうですね。Aguirre の変革によってもたらされた結果と言えるので、今シーズン中はこのままでいいでしょう。先週と言っていることが180°違いますが、先週の時点ではカンテラーノに命運を託すなんていう賭けに出ることは想像できませんでしたので。正直見る目が無かったと認めざるを得ませんね(苦笑)
_ [Liga Española] 1a División 26a Jornada
2008年03月02日(日)
_ [Atlético] Barcelona 戦後のコメント
Javier Aguirre 監督
「選手自身、そしてファンが再びチームを信じることができるようになるためにも、勝利が本当に必要だった。確かにボールを支配することはできなかったが、結果を残すことはできた。今後に向けてのモチベーションを高めることもできるので、非常に満足している。比較的早い時間帯に先制点を奪われえたので、このような形で逆転して勝利することは予想できなかった。同点ゴールはツキも味方したが、その後はこちらが主導権を握ることができたと思う。今日はチーム全体が機能していたのではないかな。Osasuna 戦ではチームがバラバラだったが、チームとして再びまとまらないと Champions 圏内を維持することは不可能だからね。この試合で戦い方を思い出してくれたと思うよ。Camacho は他の選手たちと同じように自分のやるべきことをこなしてくれた。以前からトップチームの練習には参加していたので、これくらいのプレーは当然だと思っているよ。90分間出場させなかったのは、彼に大きな負担を掛けたくなかったからだ。それに今日は代わりに入った Cléber も良いプレーを見せてくれたんじゃないかな。」
Frank Rijkaard 監督
「試合は支配したが、チャンスが作れなかった。これでは相手にダメージを与えられない。私たちは今日の Atlético de Madrid に勝つには多くのことが足りなかった。今日は確かにボールは支配し続けたが、得点チャンスがほとんど無かった。だからスコアをさらに優位なものにすることができず、逆に Atlético はそれができていた。今日のような試合では相手に脅威を与えることはできないので、修正していかなければならない。この試合では特に 2 - 1 になってから、Atlético には彼らがなすべきことをやられてしまった。それに対してこちらは対処できなかったと考えている。」
Ignacio Camacho
「大事なことは勝利だったから、それを達成できて良かった。チームにとって本当に大事な勝ち点3だったからね。だから僕自身のことは二の次だし、今は次の Zaragoza 戦に集中しないと。この試合も厳しいからね。今日はチームとして良いプレーができたんじゃないかな。序盤は何もさせてもらえなかったけど、失点してから押し上げたことで改善されたと思う。そして同点ゴールと勝ち越しゴールによってチームは落ち着きを完全に取り戻せたんじゃないかな。今日は監督に自分のプレーをすればいい、と言われていたので、それを心掛けただけだよ。勝ち点3を挙げることができて本当に満足している。」
Antonio López
「僕たちだけではなくファンも待ち望んでいたと思うので、今日の勝利には本当に満足しているよ。ファンはいつでもここで僕たちを後押ししてくれていたから、彼らに恩返しするのは勝利しかなかったからね。正直なところ今日の勝利は本当に必要なものだった。チームは自信を失っていたわけではないけど、結果が出ていなかったからね。ただ最終的な結果はシーズンが終わってから評価してもらいたいな。Ignacio Camacho は今日の試合で最も良かった選手だと思うよ。年齢を考えれば驚異的は働きだけど、ここ数ヶ月間練習をともに行っていたので驚きは無かったかな。」
Maxi
「このような勝利が必要だったから、満足しているよ。先月はダメージが残るような出来事が多かったけど、今週は落ち着いて過ごせた。だからこそチームは前進することができたし、僕自身もゴールを決められたと思っている。ただ今日のような試合を今後も続けていかないと。そのためにも改めて落ち着かないといけないだろう。そもそもこのような試合をする前はひどい内容の試合をしていたわけだからね。」
Perea
「難しい状況に陥っていたので、この勝利は本当に嬉しいよ。これでまた力強く前進していけるんじゃないかな。Barcelona 相手だから集中力を切らさないことだけを考えていた。時間帯によってはできていなかったかもしれないけど、全体を通して見れば達成できていたんじゃないかな。とにかく後ろで踏ん張っていれば強力な前線が何とかしてくれるはずだと信じていたからね。」
_ [Liga Española] 1a División 26a Jornada
2008年03月04日(火)
_ [Atlético] 狙うのは自由ですが……
Atlético が Liverpool から Pepe Reina, Xabi Alonso, Rafael Benítez の3人を同時に引き抜くことを計画していることを本日付の as で報じています。Reina と Benítez の話は最近報じられていましたが、この記事によるとさらに Xabi Alonso 狙いも復活したことになります。
まず Benítez ですが、こちらは当然 Aguirre の去就にもよるでしょう。今シーズンの目標はヨーロッパ圏内の確保ですが、おそらく CL 圏内を確保できなければ契約は更新しないでしょう。ただ現地サポからはあまり支持されていないことを考えると、内容が改善されなければ目標を達成しても続投しない可能性はあると思います。そして Aguirre が去ったときの後釜として優先順位が最も高いのが Benítez なのでしょう。
目標を達成できなかったときはともかく、CL 圏内を確保しての監督交代の場合、次の監督に要求されることは結果だけでなく内容もだと思います。それを考えると Benítez で大丈夫なのかなぁ、という印象を受けてしまいます。実績は Aguirre 以上ですし、CL での経験も豊富ですが、Liverpool でのサッカーが素晴らしいという話はあまり聞かないですからね。Valencia 時代はカウンターサッカーの印象が強いですが、Atlético サポがこのサッカーを望んでいるとは思えませんし。Benítez を連れてくるなら Aguirre のままでも良いのではないかと思ってしまいます。
ただ Benítez が手ぶらで来ないのであれば話は別なのでしょう。Atlético が本当に欲しいのは Reina と Xabi Alonso で、Benítez にこの二人を連れてきてくれることを望んでいるのかもしれません。もちろん移籍金は必要ですが、選手が来たいと思わせる環境を整えることに主眼を置きたいのかも。
とは言え Reina の獲得が難しいことは以前にも報じられています。彼は Liverpool の不動の守護神ですので、Liverpool がすんなりと移籍を認めるはずな無いと思います。しかも本人もイングランドでもう少し続けたいと語っているわけですから。
Xabi Alonso は今シーズン前半は怪我で満足に出られず、復帰後も出番があまり得られていないようなので、こちらの方が脈ありなのかもしれません。ただ徐々に出場機会が増える可能性は十分有り得るので、そうなると今夏に獲得するのはさらに難しくなることは考えられます。
個人的には3人セットで来るのであればかなり良さそうな印象を受けますが、Benítez だけという事態になるくらいなら Aguirre のままの方が良いのではないかと感じています。
_ [Atlético] Leo Franco が合流
昨年末にフィンランドで手術を受けリハビリに励んでいた Leo Franco が、本日から全体練習への復帰を果たしました。試合への出場も問題無いので、次の Zaragoza 戦からの出場が可能です。また同じくフィンランドで手術を受けた Seitaridis は本日の練習は別メニューでしたが、ほぼ完治しているので近いうちに全体練習への復帰を果たしそうです。こちらも医療スタッフの見通しによると Zaragoza 戦の出場は可能なようです。
と言うことで Motta を除く全選手が起用可能という状態にようやく戻ってきました。そうなると当然出てくるのが離脱していた選手をどう起用するかという問題でしょう。特にキーパーのポジションは Leo 不在の間、Abbiati が務めていましたが、ここ最近は良い調子を維持していますからね。少し前に Sevilla でも同じような状況になり、復帰直後から Palop がスタメンに戻りましたが、Aguirre がどうするのか注目したいです。
Seitaridis の場合は始めは途中から投入する形になるのではないかと予想しています。Barça 戦では Valera が奮闘していたので、彼にもう少しチャンスを与えてほしい、という願望も含まれていますが( ̄▽ ̄;
2008年03月05日(水)
_ [Atlético] Ujfalusi の加入が確実に
来シーズンからの加入が濃厚と報じられていた Fiorentina 所属でチェコ代表の主将でもある Tomas Ujfalusi ですが、どうやら移籍は確定的となったようです。これは今シーズンで Roma との契約が切れる Ferrari が Fiorentina への移籍が確実となり Ujfalusi の後釜が確保できたためだそうです。
数年前は安定した守備が売りだった Atlético も近年は守備の崩壊する試合が少なくないこともあり、Ujfalusi にはこれまでの経験を生かして守備の再建に貢献してくれることを期待したいです。ただ今年は EURO があるので、入団が確定してもチームに合流するのは遅れるの点は痛いかもしれませんね( ̄▽ ̄;
2008年03月06日(木)
_ [Atlético] 再び Javi García がターゲットに
昨夏獲得を試みた Osasuna の Javi García を今夏も狙っているようです。as によるとすでに獲得が決まっているとありますが、実際そこまでは至っていないと見ています。ちなみにスポナビで小澤氏が as の記事の概要を書いているので、詳細はそちらを参照してください。
リンク先に書かれていない内容ですが、Osasuna では中盤を任されている Javi García を Atlético はセントラルとして考えているとあります。そして現時点で来シーズンの構想に確実に入るディフェンスの現所属選手は、Antonio López, Perea, Valera だけで、それ以外の選手は退団の可能性があると書かれています。退団濃厚なのは Seitaridis, Eller, Zé Castro の3名で、Pablo と Pernía はオファー次第だそうです。と言うことで as 的には来シーズンの守備陣は、Antonio López, Perea, Valera, Heitinga, Ujfalusi, Javi García の6名が決定済みのようです。
とは言え実際に補強がこんなにスムーズに進むとは思えないんですけどねぇ。Ujfalusi はほぼ確実と見ていますが、Heitinga はどうなんでしょうか。昨年秋に話がまとまっているとしたら移籍金に関してもある程度の範囲で決まっていると思うのですが、そうなるとその後のパフォーマンスは考慮されませんからね。Ajax がもっと高値で売れたかも、と考え直す可能性も否定できないのではないかと。
Javi García は昨夏 Osasuna と4年契約を結びましたが、ビッグクラブからオファーが来たら移籍可能であるという条件が契約に含まれているそうです。どの程度の契約破棄金なのかは分かりませんが、通常よりも格安であると考えるのが自然でしょう。もし本当なら悪くない補強だとは思います。ただセントラルではなく層が薄い中盤として考えるべきだとは思いますが。
尤も個人的には Ignacio Camacho が今シーズン中は出番が増えそうなので、Javi García を獲得するかどうかを決めるのは Camacho の今後のパフォーマンスを見てからでも遅くはないだろうと考えています。
それにしても相変わらず as は色々なネタを出してくるなぁ(真偽のほどは別として)。
2008年03月07日(金)
_ [Atlético] Zaragoza 戦の召集メンバー
本日行われた Zaragoza 遠征前最後の練習後に Javier Aguirre 監督が遠征メンバーを発表しました。Zaragoza 戦には Leo Franco と Seitaridis の復帰が予想されていましたが、結局二人ともメンバーから外れています。と言うことでキーパー問題は来週に先送りとなりました。他には Motta が怪我で、Eller, Jurado, Mista が監督の判断で外れています。また先週は外されていた Pernía と、召集されたもののベンチメンバーから外された Miguel が復帰しています。そして Ignacio Camacho も引き続き召集されているので、2試合連続先発出場の可能性が高そうです。
と言うことで召集メンバーは以下の通り:
Falcón, Antonio López, Pernía, Cléber Santana, Forlán, Raúl García, Luis García, Agüero, Maxi, Abbiati, Zé Castro, Reyes, Miguel de las Cuevas, Perea, Pablo, Valera, Simão, Camacho
_ [Atlético] Zaragoza 戦予想スタメン
《 EL MUNDO 》
今回は Aguirre がスタメンを発表していないので EL MUNDO の予想ですが、MARCA も同じ予想なのでおそらく下記のメンバーで臨むことになるでしょう。つまり先週の Barça 戦と同じです。Aguirre は Ignacio Camacho を90分間は出場させないことを明言しているので途中出場の可能性も否定はできませんが、良い流れを維持したいと思うのでスタメンで使うと思っています。あと Aguirre は Camacho は今後もトップチームの一員として扱っていくことも明らかにしています。Motta の穴を埋めるための選手だと完全にみなされたようですね。今シーズンはまだ12試合残っているので、これからが楽しみです。
Zaragoza のスタメンは EL MUNDO と MARCA では異なっており、MARCA の予想は右のラテラルが Diogo で Gabi の相方が Luccin となっています。どっちが正解かは試合直前まで分かりませんね(どっちも外れるかもしれませんが)。個人的には古巣対決になるので Gabi と Luccin の組合せを見てみたいです。試合でこの二人にやられたら微妙な気持ちになりそうですが(苦笑)
(追記)
as は Camacho のベンチスタートを自信満々で主張しています。Aguirre の会見での発言内容からそうなるだろうと予測しており、Cléber Santana が先発するだろうと見ているようです。個人的には次のプレーへ移行するのに時間が掛かる Cléber よりは Camacho を起用してもらいたいので、as の予想が外れることを期待していますが……。
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2008年03月08日(土)
_ [Atlético] Liga Española 1a División 27a Jornada : Zaragoza 2 - 1 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
たった1試合でダメ采配に逆戻りですか。試合を見ていた私も感じましたし、ラジオの実況にも突っ込まれていたのですから、流れが悪くなった要因は Aguirre にも分かっていたはずだと思うんですけどねぇ。
前半に関してはそんなに問題は無かったと思います。序盤は Zaragoza に押され気味で先週と同じように最終ラインが下がりすぎていたように感じましたが、カウンターでチャンスは作れていましたからね。同点ゴールは運が向かなかったのだと割り切れましたし。最近の Pablo にはツキが無いように感じるので、その点は気掛かりですが……。
後半に入るとこちらの攻撃回数が減って相手の攻撃回数が増え、Zaragoza ペースになってしまいましたが、やはり問題は中盤だったと思います。先発が Cléber ではなく Camacho だったらと感じましたが、水曜日に U-19 代表の試合にも出場していたのでベンチスタートは納得でした。ただ勝ち越される前に彼を投入して流れを変える手はあったのではないかと思います。実際終盤 Cléber に代えて Miguel を投入したら流れが良くなりましたし。尤も1点ビハインドになって攻めるしかなくなったことも影響していたとは思いますけど……。
前半終了間際の Valera の怪我で交代カードを一枚切らなくなってしまったことには同情します。ただ個人的にはこの場面でも Pernía ではなく Zé Castro を入れてほしかったんですけどね。この交代以後、左サイドの守備は怪しくなって Simão の負担が増し、さらに右サイドに回された Antonio López も窮屈そうなプレーを強いられましたから。やはり Antonio López は右では実力を発揮できないのではないかと感じます。
正直なところこの敗戦は Aguirre の責任が最も大きいと思います。終盤の決定機をものにしていれば敗戦からは逃れることができたかもしれませんが、流れが悪くなった試合ではこういうチャンスが決まらないことはよくあることではないでしょうか。せっかく先週 Barça に勝って良い流れをつかみかけたのに、またしても自ら手放した印象が強いです。先週の Aguirre は本来の(?)Aguirre に戻ったと思ったのですが、1週間でダメな方に戻ってしまうとは思いませんでしたよ。毎週クビを賭けて試合に臨まないとダメなんでしょうか……。それはそれで不健全な状態なので避けてもらいたいのですが、そう思わずにはいられませんでした。本当にいつになったら本来の Aguirre に戻ってくれるのだろうか……。
(追記)
Aguirre に対する不満を述べたところで書くのに疲れて忘れていましたが、主審の Ramírez Domínguez の判定に勝敗が左右された面は否定しません。特に前半の Agüero に対するエリア内での明らかな反則で PK がもらえなかったのが痛かったことは事実でしょう。Kun に対するエリア内での反則を取ってもらえないのは相変わらずと言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、もっときちんと見てもらいたいと言いたくはなります。
それから同点ゴールにつながったフリーキックも反則には見えませんでした。主審の笛が終始 Zaragoza 寄りだったわけではありませんが、試合の行方を左右するようなミスを犯した事実は否めないでしょう。もちろん先に書いたように判定だけが敗因ではないとは思いますが。
_ [Liga Española] 1a División 27a Jornada
2008年03月09日(日)
_ [Atlético] Zaragoza 戦後のコメント
Javier Aguirre 監督
「Espanyol やその他の後続とのとの勝ち点差を広げるチャンスを逃してしまった。試合そのものは互角の展開だっただけに良い結果を得られず残念だ。今日は守備に重点を置きカウンターを狙ったが、実際にチャンスは演出できていた。互角の展開だったゆえ Zaragoza に向いたツキが試合の流れを左右してしまったと見ている。主審の流れの切り方は彼自身の考え方に基づいていたのだろう。あとは 0 - 1 というスコアにした後に相手にとどめを刺せなかったのが響いたね。」
Maxi
「チームは今日のために十分な準備をしてきたが、主審の判定に対する準備はできないよ。正直なところここのところの審判の判定には何とかしてもらいたい。いつもこちらが犠牲になっている。選手やスタッフだけでなく審判も裁かれるべきだ。Kun に対する明らかな反則では PK がもらえず、逆に Zaragoza には PK を与えているわけだからね。審判の判定に対してはチーム全体が怒りを覚えている。どういう理由があるのかは分からないけど、こちらに対する不利な笛が多すぎだ。」
Forlán
「主審の判定は理解できないね。スペインでも他の国と同じように審判も裁かれるべきだ。どうして選手や監督が裁かれるのに、彼らだけには何も無いのか。Kun は間違いなく相手に倒されたし、誰もがそれが分かっていた。Zaragoza には同点ゴールにつながったフリーキックを与えたけど、こちらの反則は無かった。そして最終的には相手に PK を与えた。一旦は倒れた選手に起き上がるようにというジェスチャーをしたにもかかわらずね。Kun に対する反則が取られない場面があまりにも多すぎる。いい加減にしてもらいたいよ。」
_ [Liga Española] 1a División 27a Jornada
2008年03月10日(月)
_ [Atlético] 負傷者情報
Zaragoza 戦の前半終了間際に負傷して交代を余儀なくされた Juan Valera ですが、右大腿の肉離れで3週間程度の離脱となってしまいました。怪我から復帰してスタメンに定着しつつあっただけに本当に残念です。ただ焦って治して再発させてもいけないので、きっちり治してから復帰してもらいたいと思います。
一方、先週の段階でほぼ完治していた Leo Franco と Seitaridis ですが、本日正式に完治したことが発表されました。二人ともおそらく次の Levante 戦には出場可能だと思われます。先週も書きましたが、Leo の復帰で守護神をどうするのかは注目ですね。それから Valera が離脱してしまったので、Seeitaridis が復帰するのも大きいのではないかと思います。ただ3ヶ月以上離脱していたので、Levante 戦でいきなりスタメンで起用するのは難しいかもしれませんが……。
2008年03月11日(火)
_ [Atlético] De Gea とプロ契約
昨夏の U-17 ワールドカップのスペイン代表で、現 U-19 スペイン代表の David de Gea が Atlético de Madrid とプロ契約を結んだことが発表されました。同世代の選手としては Ignacio Camacho に次いで二人目ということになります。契約期間は2011年の6月までです。
MARCA を参照にすると、De Gea は Van der Sar のようなタイプのキーパーだそうです。U-17 ワールドカップのときに少し見ただけなのでどういうタイプなのかはよく分かっていなかったのでですが、順調に成長して Van der Sar のようなキーパーになってくれることを期待したいです。
来シーズンに向けてキーパーの補強話が頻繁に出てきますが、カンテラの選手をもう少しうまく起用するのもありなのでは、と感じます。Falcón や De Gea だけでなく、レンタル中の Pichu や Roberto も居ますからね。Roberto は Mallorca の Moyá を獲得する際の条件に含まれているという噂も出ていますが……。
2008年03月13日(木)
_ [Atlético] Diego が獲得候補に
今シーズン CL 圏内を確保できたら、Werder Bremen の Diego Ribas の獲得に乗り出す可能性が高いことを as が報じています。Diego に興味を示しているクラブには Barcelona, Real Madrid, Juventus, Manchester United などのビッグクラブも含まれており、獲得には約2500万ユーロは必要だと見られています。Atlético がこの金額を捻出するためには CL 出場が必須条件だということです。ちなみに Diego に対して多くのビッグクラブが興味を示している要因として、イタリア国籍を保有していることもあるようです。
Diego はブラジルでは Santos で Robinho とともにプレーしており、リーグ優勝を経験。その後移籍金800万ユーロで Porto に渡り、ここでもリーグ優勝を達成しています。そして600万ユーロで Bremen へ移籍し、2シーズン目の今シーズンはここまで10得点を挙げています。また現在はブラジル代表の主力にもなっています。
as によると Atlético の中盤の選手で来シーズンも在籍することが確実なのは Raúl García だけで、それ以外で残る可能性が高いのは Cléber Santana だそうです。Motta と Inter にレンタルされている Maniche は退団の可能性が高いと見るべきなのでしょう。個人的には Cléber の残留の可能性が高いというのも、外国人枠を占めていることを考えると本当なのかと思ってしまいますが……。
今シーズンの Atlético も例年同様中盤での創造力に乏しいため、Diego のような選手がほしいと考えたのでしょう。ただ Aguirre がそういう選手を本当に必要としているのかどうかは分かりませんが。CL 圏内を確保したら来シーズンも Aguirre が続投することは契約に含まれているわけですからね。これまでも Rosicky や Riquelme の獲得に難色を示したことも考えると疑問は残ります。どの選手を獲得するにしても、フロントと現場がきちんと話し合った上で行ってくれることを願っています。そしてその結果として Diego が選ばれるのなら問題は無いと思っています。ただ Diego が Atlético でも Bremen でのパフォーマンスを発揮できるのかどうかは別問題ですが( ̄▽ ̄;
2008年03月14日(金)
_ [Atlético] Maxi の出場の可否は?
今週の練習から Leo Franco だけでなく Seitaridis も全体練習に復帰していますが、一方で Maxi が外転筋に違和感を覚えているため今週はずっと別メニューでの調整となっています。Levante 戦の出場が可能かどうかは明日の練習で見極めることになっていますが、欠場の場合は Luis García の先発が予定されていることを Aguirre 監督は明らかにしています。
また前述の通り Seitaridis が合流していますが、Levante 戦の先発出場は見送られることも Aguirre 監督は明言しています。Valera が離脱しているので先発での起用も考えたかもしれませんが、4ヶ月間試合に出ていないのでこの判断は妥当だと私も思います。と言うことで右のラテラルはまたしても無理矢理 Antonio López を起用することが確実です。個人的には Antonio López ではなく Pernía を右に置いてみるパターンも試してみてはどうかと思いますが……。それにしても Perea を右に回す発想は全く無くなってしまったみたいですね。Eller と Zé Castro を Aguirre は全く信用していないことを改めて認識しました( ̄▽ ̄;
2008年03月15日(土)
_ [Atlético] Levante 戦の召集メンバー
本日行われた練習後に Javier Aguirre 監督が Levante 戦に召集する18名を発表し、出場が微妙と報じられていた Maxi は外れました。Maxi は無理をすれば出場できない状態ではないようですが、Sevilla 戦、Villarreal 戦と続く重要な二連戦の前に強行出場させないことにした模様です。
Maxi 以外では今週から全体練習には復帰したものの、試合に出られるコンディションではないという理由から Seitaridis も外されました。さらに Motta と Valera が怪我のために、Zé Castro と Falcón が監督の判断により外れています。
一方で Leo Franco が久々に召集されました。Levante 戦に出場するかどうかは不明ですが、チームにとって大きな戦力が戻ってきたことは事実でしょう。ただ Abbiati の調子が良いだけに Aguirre 監督がこれからどういう判断をしていくのか見ものだと考えています。
と言うことで召集メンバーは以下の通り:
Antonio López, Pernía, Cléber Santana, Forlán, Raúl García, Luis García, Agüero, Eller, Abbiati, Jurado, Reyes, Miguel de las Cuevas, Mista, Perea, Pablo, Simão, Leo Franco, Camacho
_ [Atlético] Levante 戦予想スタメン
《 MARCA 》
今回は Aguirre 監督がスタメンを明言はしていませんが、ディフェンスラインと攻撃陣は木曜日の発言を踏まえると MARCA の予想通りでしょう。ちなみに今回は EL MUNDO ではなく MARCA の予想スタメンを紹介したのは、EL MUNDO の方だと Aguirre の発言を無視して Maxi の代役として Reyes を予想していたからだったりします(苦笑)
キーパーに関しては特に情報はありませんが、Abbiati が悪くないことを考えると Leo Franco のスタメン復帰は無いと考えるのが自然かもしれません。ただ Sevilla の Palop と De Sanctis の例もあるので Leo の復帰も否定はできないと思いますが。
最も予想が困難なのは Raúl García の相方ですが、今のところは Cléber Santana の方が有力視されています。ただ Zaragoza 戦の出来を考えると Nacho Camacho を起用してもらいたいところですが(単に私がカンテラーノ贔屓というのもありますけど)。もしくは攻撃的にいくなら Zaragoza 戦の終盤のように Miguel を抜擢するのもありなのではと思いますが、さすがにこれは無いでしょうね( ̄▽ ̄;
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_ [Liga Española] 1a División 28a Jornada
2008年03月16日(日)
_ [Atlético] Liga Española 1a División 28a Jornada : Atlético de Madrid 3 - 0 Levante
チーム力に差があったことは事実かもしれませんが、久々に内容が伴った勝利だったと思います。3点で終わってしまったことに物足りなさを感じますが、逆に言えばそう思えるくらい出来が良かった試合だったということでしょう。尤も守備に関しては Abbiati のおかげで無失点で終えることができた感じもするので、引き続き修正していかないと Sevilla や Villarreal 相手だと厳しいかもしれません。
攻撃に関しては相変わらず個の力に頼る面が大きいことは否定できませんが、彼らの連携が良くなってきていることも感じます。Forlán と Simão は1年目なので、これからさらに良くなっていくことを期待したいです。Simão は試合に出れば及第点以上のプレーを見せてくれるので、今後は怪我無くシーズン終了まで乗り切ってくれることを願っています。
この試合では Camacho と Miguel にも比較的多くの出番が与えられましたが、個人的には Miguel が印象に残りました。特にドリブル突破からシュートまで持ち込んだシーンは今後に可能性を感じさせてくれました。Aguirre の起用の仕方を見ると Reyes よりも優先度が上になりつつあるので、これからもアピールを続けてくれることを期待しています。Camacho は Barça 戦よりも積極的に前線に絡もうという姿勢は見えました。プレッシャーに潰されるタイプでも無さそうなので、Aguirre には今後も積極的に起用してくれることを望みたいです。もしかするとシーズン序盤の怪我が無ければ、Aguirre はもっと出場時間を与えているのかもしれませんね。
次から Sevilla, Villarreal とフエラでの連戦が待ち受けているので、良い形で迎えられて良かったです。まず来週の Sevilla 戦ですが、Sevilla が滅法強い Sánchez Pizjuán での一戦ですので引き分けなら良しと思っています。Sevilla と引き分け以上なら、最終的に勝ち点で並んだ場合は順位が上になりますからね。その次の Villarreal には Calderón で逆転負けを食らっているので、引き分けではなくリベンジの勝利を期待したいです。昨シーズンの El Madrigal での試合では後味の悪い勝ち方をしているので、すっきりした形で勝ってくれることを願っています。ただ最近 Villarreal は調子が良いですからねぇ……。
今シーズンも残り10試合ですが、最終的に CL 圏内に入れることを期待して応援し続けたいと思います。
_ [Liga Española] 1a División 28a Jornada
2008年03月17日(月)
_ [Atlético] Levante 戦後のコメント
Javier Aguirre 監督
「ライバルたちが勝利を収めていたのでこの勝利は大きい。彼らに抜かれたくはなかったからね。ピッチでは集中して戦う必要があるが、今日はそれができていた。次は Sevilla で CL 圏内を確保するための戦いをしたい。これからの2試合が重要なことは言うまでもない。ただその後の24もある勝ち点も重要だ。Liga のチームはどこも一筋縄ではいかないし、CL 圏内は誰も恵んではくれないからね。今シーズンも例年通り最後の3試合で決まるような展開になるんじゃないかな。」
Giovani de Biasi 監督
「できる限りのことはやった。Atlético の方が明らかに勝っていたことは認めるしかないだろう。前半はそれなりに良い戦いができていたが、運もなかった。とは言え私自身は今日のチームの戦いぶりには満足しているよ。今日の Atlético を苦しめるのはもっとプレスを掛ける必要があったと思う。今日の過ちは守り方だろう。自分たちのやり方で良い結果を得るために努力したが、うまくいかなかった。ただ力は出し切れたとは思っているよ。」
Forlán
「そんなに簡単な試合ではなかったよ。比較的早い時間帯に先制することができたから、その後は問題がなかったけどね。Levante は確かに今は最下位だけど、カウンターがうまいチームの一つだと思う。だから彼らのカウンターをうまく封じることができたことが大きかったんじゃないかな。それからこの試合でよかった点はチャンスを確実にものにできたことだろう。今日最も大きかったことは CL 圏内をキープできたことじゃないかな。次の Sevilla 戦に向けて士気も高まったしね。これから先は全ての試合が決勝戦のつもりで戦うつもりだ。CL 圏内争いはシーズンの最終盤まで決着しないだろう。だからこそこれからも今まで通り戦わなければならない。僕たちは自分たちの可能性に自信を持っているし、最終的には CL 圏内を確保できると確信しているよ。」
Miguel de las Cuevas
「僕自身は満足しているよ。監督からの信頼も感じているからね。ただ一番大事なことはチームの勝利だから、今日はそれを達成できて嬉しいね。試合自体は序盤に先制できたので落ち着いて試合を運べたと思う。先制してからは Levante 陣内にスペースが生まれてカウンターがしやすくなったしね。これからシーズンが終わるまでは厳しい試合の連続だ。日程については考えず、目の前の試合に全力を注ぐことが大事だ。Sevilla との一戦は本当に厳しいものになると思うけど、今日の Levante 戦の勝利でチームの士気は高まったし、自信も深めることができたと思っている。」
2008年03月19日(水)
_ [Atlético] Maxi が全体練習に復帰
土曜日の Sevilla 戦に向けて練習を行っている Atlético ですが、Levante 戦を欠場したカピタンの Maxi が午後の練習から全体練習に復帰しました。
Maxi は午前中の練習では Valera とともに Óscar Pitillos の下で別メニューを消化していましたが、午後からは合流することが可能となりました。したがって何事もなければ Sevilla 戦の出場には問題ないようです。Levante 戦に無理をして出場しなかったことが功を奏したのかもしれませんね。
と言うことで Sevilla 戦の欠場が確実なのは Motta と Valera のみということになりました。1ヶ月程前と比べると怪我人はかなり減りましたね。今シーズンも残すところあと10試合ですが、どの選手も怪我無く残りのシーズンを乗り切ってくれることを願っています。
_ [Copa del Rey] Semifinal (vuelta)
2008年03月20日(木)
_ [Atlético] Sevilla 戦も Abbiati が守護神
Levante 戦から Leo Franco が召集メンバーに復帰していますが、本日行われた会見で Aguirre 監督は Sevilla 戦でも引き続き Abbiati がゴールマウスを守ることを明言しました。Abbiati の最近の調子を考えれば自然な選択かもしれませんね。
Leo と同じく長期間離脱していた Seitaridis については90分間出場できる状態までには戻っていないと語っており、Sevilla 戦でも右のラテラルは Antonio López に任せることも明らかにしています。Seitaridis に関しては来週の練習で Villarreal 戦に起用できるかどうかを見極めるそうです。
それから Levante 戦を欠場した Maxi ですが、出場には全く問題ない状態まで回復しているので、明言はしていませんが先発出場が濃厚だと思います。
それはさておき左ラテラルが Pernía で Sevilla の右サイドの二人を相手にするのは相当厳しいような。尤も Sevilla は右だけでなく左サイドも強力なので、こちら側も大変だとは思いますが……。
_ [Copa del Rey] Semifinal (vuelta)
2008年03月21日(金)
_ [Atlético] Sevilla 戦の召集メンバー
遠征前最後の練習後に Javier Aguirre 監督が Sevilla 戦に召集する18名を発表しました。Levante 戦は欠場した Maxi は予定通り召集され、さらに Seitaridis も久々に召集されました。スタメンでの起用は無いみたいですが、状況次第では途中出場の可能性はあるかもしれませんね。
その一方で怪我で離脱中の Motta と Valera に加え、監督の判断により Reyes, Mista, Zé Castro, Falcón が召集メンバーから外れています。Aguirre の最近の起用の仕方を考えると Reyes は戦力外扱いになってしまったのかもしれませんね。尤もここまでほとんどチームに貢献していないことを考えると妥当な判断のような気はしますが(苦笑)
と言うことで召集メンバーは以下の通り:
Seitaridis, Antonio López, Pernía, Cléber Santana, Forlán, Raúl García, Luis García, Agüero, Maxi, Eller, Abbiati, Jurado, Miguel de las Cuevas, Perea, Pablo, Simão, Leo Franco, Camacho
_ [Atlético] Sevilla 戦予想スタメン
Aguirre がスタメンを発表していないので Atlético の方は EL MUNDO の予想です。MARCA の予想だと右のラテラルが Seitaridis になっており、Antonio López が左になっていますが、Aguirre の会見でのコメントを考えると EL MUNDO の予想が正しいのではないかと思われます。カンテラーノ贔屓なので個人的には Raúl García の相方に Nacho Camacho を希望していますが、スタメンは現地予想の通りでしょうね(苦笑)
Sevilla の予想スタメンは MARCA のもので、EL MUNDO だと Escudé とコンビを組むのが Dragutinovic となっています。ただ Escudé, Drago の二人は出場できるかどうか微妙なようなので、どっちも出ない可能性もあります。Sevilla も守備に怪我人が多くてやりくりが大変そうですね。ただ直接のライバルなので同情している場合ではないと思いますが( ̄▽ ̄;
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2008年03月22日(土)
_ [スペイン代表] A代表召集メンバー
3月26日に Elche で行われるイタリア代表戦に召集するメンバーを Luis Aragonés 監督が発表しました。そして残念ながら Atlético からは一人も選ばれていません。最近では唯一コンスタントに召集されていたのが Pablo でしたが、最近の不安定なパフォーマンスを考えると仕方ないかもしれませんね。以前のようなプレーができるようになれば復帰の可能性はあると思っています。それから今回は U-21 代表に招集されている Raúl García 辺りが今後A代表に招集される可能性にも期待したいです。ちなみに前回召集されたものの体調不良で出場できなかった Bojan も U-21 代表に召集されています。
それから Luis が監督を務めてから代表選出が当たり前だった Albelda がついに落選しました。Valencia で全く試合に出ていないことを考えると仕方ないかもしれませんが。現状を考えるとシーズン終了まで出場機会は無いと思うので、EURO 出場の可能性も限りなくゼロに近いと言わざるを得ないでしょう。
一方新顔として挙げられるのは Getafe の De la Red です。ここ最近の Getafe の躍進に大きく貢献していることを考えると自然かもしれませんね。また同じく最近調子の良い Villarreal からは Marcos Senna が復帰を果たしています。
と言うことで召集メンバーは以下の通り:
Arsenal: Cesc
Barcelona: Iniesta, Puyol, Xavi
Betis: Juanito
Espnayol: Luis García, Riera
Getafe: De la Red
Liverpool: Xabi Alonso, Arbeloa, Reina, Fernando Torres
Mallorca: Güiza, Fernando Navarro
Real Madrid: Casillas, Sergio Ramos
Valencia: Albiol, Marchena, Silva, Villa
Villarreal: Capdevila, Senna
_ [Atlético] 代表選手召集状況
ミッドウィークの代表戦に招集されている選手をまとめておきます。対戦相手の後ろの文字は、C: ホーム、F: アウェー、N: 中立地を表します。今回はA代表の試合は全て親善試合で、U-21 スペイン代表の試合はこのカテゴリーの欧州選手権の予選です。
U-21スペイン代表: Raúl García, Jurado
25日: カザフスタン戦(C)
ポルトガル代表: Simão
26日: ギリシャ戦(N)
ギリシャ代表: Seitaridis
26日: ポルトガル戦(N)
アルゼンチン代表: Agüero, Maxi
26日: エジプト戦(F)
コロンビア代表: Perea
26日: ホンジュラス戦(N)
個人的に疑問なのは約4ヶ月間全く試合に出ていない Seitaridis が選ばれていることです。ギリシャ代表にとって重要な選手なのは分かりますが、今回は選出を控えてもらいたかったなぁ、というのが本音です。そもそも Seitaridis が長期間離脱する怪我を負ったのは代表召集中ですし。とにかく今回は怪我無くチームに戻ってくることを祈るだけです。もちろん Seitaridis 以外の選手も何事も無く戻ってくることを願っています。
ちなみにウルグアイ代表の試合が無いので、Forlán はチームから離脱しません。シーズン終盤のことを考えるとこの点は Atlético にとって朗報かもしれませんね。
_ [Atlético] Liga Española 1a División 29a Jornada : Sevilla 1 - 2 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
正直引き分けで御の字と思っていたので、この勝利は本当に嬉しいです。Antonio López のクロスは見事としか言いようがないです。合わせた Agüero も素晴らしかったですが。先制点も前線の選手がうまく絡んで奪ったものなので、今後も彼らの連携が良くなればゴールの量産も期待できるのではないかと思います。
試合そのものですが、Sánchez Pizjuán だったことを考えれば押し込まれる時間帯が多かったことは仕方ないですし、ある意味予想通り(予定通り?)だったと思います。前半の終盤から後半開始早々に点を取られるまでの時間帯はずるずると下がっていた印象がありますが、それ以外の時間帯はうまく Sevilla の良さを消していたと思います。
この試合の MVP は私の中では Nacho Camacho です。彼が中盤でバランスを取っていたので Sevilla のやりたい放題という展開にならなかったと感じました。プレスを掛けなければならないときとスペースを埋めるべきときの判断力が良く、センスの高さを改めて感じました。Raúl García も Cléber Santana も元々は攻撃的な選手なので、Camacho が中盤に居るとチーム全体が落ち着くのではないかと思います。とりあえず並の17歳とは全然違うことだけは確かですね。
ところで同点直後に Raúl García と Cléber Santana が交代しましたが、今日の Cléber は良かったと思います。正直彼に関してはこれまで厳しいコメントの方が圧倒的に多かったですが、今日は彼が入ってからの方がさらに良くなった気がします。あまり触れていませんでしたが、ここ最近の Raúl García のパフォーマンスはシーズン序盤と比べると落ちているように感じるので、もしかすると現状のベストな組合せは Cléber と Camacho なのかもしれませんね。もちろん Raúl García が調子を戻せば彼を軸にすべきでしょうけど。
それから不安材料だと思っていた Pernía ですが、予想以上の出来でだったのではないでしょうか。前半で Jesús Navas が居なくなったことは大きかったとは思いますが、それでも今シーズンの Pernía の守備を考えると今日は良かったと思います。失点シーンではいつものように上がった裏のスペースを突かれていましたが、チーム全体が上がり過ぎていたようにも見えたので、彼一人の責任ではないでしょう。今後も今日のようなプレーならそれなりに安心できるんですけどね。
試合の話に戻ると、Maresca の退場以降は試合が荒れるかと思ったのですが、熱くなる Sevilla とは対照的に Atlético が妙に落ち着いてしまった感じがしました。冷静に試合を運ぶためには必要な要素なのですが、落ち着きすぎて守備面で気が抜ける場面もいくつかあったようにも見えました。3点目を是が非でも取るんだ、という気迫も若干欠けていた感もあったような。何だか違うチームを見ていたような印象が……(苦笑)
と言うことで終盤は良くも悪くもらしくない戦い方でしたが、とにかく勝ち点3を持ち帰ることができて良かったです。これで良いイメージを持って El Madrigal に乗り込めるでしょうし。あとはミッドウィークの代表戦で怪我人が出ないことを祈るだけですね。チームとしては良い形で次の山場を迎えられそうです。
_ [Liga Española] 1a División 29a Jornada
2008年03月23日(日)
_ [Atlético] Sevilla 戦後のコメント
Javier Aguirre 監督
「この試合の勝ち点3は本当に重要なものだと考えていたので、満足している。しかしながらまだ何かを決定付けたわけではない。次の土曜日には再び大一番が待ち受けているし、その後も目標に向かって戦っていかなければならないことには変わりないんだよ。この試合は事をうまく運べた。守備は安定していたし、前線は決定力があったからね。Sevilla は今日も偉大なチームであることを見せつけていたと思うし、彼らにはサポーターの後押しもあった。だからこの試合を勝つのは簡単なことではなかったよ。Kun に対する頭突きがあったものの、試合そのものは終始締まったものだったと感じている。この勝利がチームにもたらすものは多いだろう。特にシーズンの後半戦は結果が出ていなかったので、自信をもたらしてくれるのではないかな。」
Manolo Jiménez 監督
「前半は相手の方が落ち着いていたし、全く焦りが感じられなかった。後半は早々に同点にできたところまでは良かったが、こちらのミスから勝ち越しを許してしまったことが痛かった。しかもその直後に Maresca が退場してしまい、試合の流れを手放すことになってしまった。ただ今日の敗因は前半の戦い方にあったと思っている。Maresca は熱くなってしまったんだろうね。それにしても Agüero はまだ20歳なのに全てを分かっているみたいだね。Maresca に対して小さな反則を犯し、その直後に顔を Maresca の目の前に突き出したんだからね。正直今日の敗戦は大きな後退だろう。直接のライバルに敗れたんだからね。ただまだ試合は残されているので、最後まで諦めずに CL 圏内を狙って戦っていきたい。」
Maxi
「CL 圏内を維持したかったので、この勝利は本当に大きいね。今日の試合では相手を上回るプレーが見せられたんじゃないかな。ただまだ先は長いし、何も成し遂げてはいないので気を引き締めていかなければならない。これからは次の Villarreal 戦に向けて準備を進めていきたい。Villarreal も直接のライバルだから大事な試合だ。今シーズンはここまで上位を維持し続けているので、ここから転げ落ちることだけは避けられるよう、これからも頑張るだけだ。」
Raúl García
「直接のライバルとの試合だったので、この勝利は本当に大きい。これからもこの調子で勝ち点を重ねていきたいね。僕たちは常に CL のことを考えているし、これからもこの圏内を譲るつもりはないよ。途中での交代を余儀なくされたけど、Villarreal 戦には間に合わせたい。怪我を負った直後はもっと重いものだと思ったけどね。相手のタックルはひどいものだったけど、大きな怪我にならなくて良かったよ。」
Ignacio Camacho
「ライバル相手の勝利なので、この勝ち点3は重要なものだ。でも目標を達成するためにはまだまだ頑張らなければならない。ただこの勝ち点3が落ち着きを与えてくれることは確かだろう。僕自身は Barcelona 戦や Sevilla 戦といった重要な試合に出場することができているので満足しているけど、これからも監督の信頼を常に得ることができるよう頑張るだけだ。そして与えられた機会をものにしていきたい。」
Agüero
「数字の上だけでなく自信ももたらす重要な勝利だ。これまで以上に奮闘し、そして Sevilla で達成すべきことを成し遂げられた。鼻の状態は悪くはないかな。Maresca はあのプレーで僕を沈めようとしたのかもね。でもこういうことはサッカーでは起きることだし、振り返りはしないよ。とにかく勝てたことが大きいんだ。来週には Villarreal との重要な一戦が待っているから、今度はその試合に向けて集中しないといけないね。」
_ [Liga Española] 1a División 29a Jornada
2008年03月25日(火)
_ [Atlético] [スペイン代表] Raúl García は先発出場の予定
U-21 スペイン代表は本日カザフスタンとこのカテゴリーの欧州選手権予選を戦いますが、先日の Sevilla 戦で負傷した Raúl García が先発する予定であることを U-21 代表監督の Iñaki Sáez が明言しました。昨日の練習では全体練習に参加していたようなので、先発で起用されることになったのだと思われます。
とは言え正直なところ今回は起用を見送ってもらいたいです。これがA代表の公式戦ならまだ分かりますが、U-21 の試合ですからね。しかも公式戦ゆえに交代枠が少ないので、下手するとフル出場させられる可能性もありますし。もう少し選手の状態を考慮してもらえないのかなぁ、と思ってしまいます。
今はとにかく Raúl García が無事に試合を終えて戻ってくることを祈るしかないですね……。
_ [Atlético] Heitinga と合意
本日スポナビでも掲載されたように、オランダでも John Heitinga の Atlético 移籍が確実だと報じられています。ただ実際にはクラブ間で移籍金に関する話し合いが残っているので、Atlético と Heitinga の間で合意に達したと考えるべきなのでしょう。とは言え Atlético は Heitinga に設定されている1000万ユーロという契約破棄金を満額で支払うことも厭わないようなので、余程のことが無い限り移籍は成立すると思われます。
Heitinga は Ajax ではセントラルを務めていますが、右のラテラルと守備的な中盤もこなせるので、Atlético では状況に応じて異なるポジションを任される可能性が高いのではないでしょうか。複数のポジションをこなせる選手はチームにとって貴重な存在なので、Heitinga 自身が今シーズンのパフォーマンスを Atlético でも発揮してくれることが大前提ですが Atlético にとってこの補強は大きいのではないかと思います。と言うことで正式に入団が決まってくれることを期待しています。
_ [スペイン代表] U-21欧州選手権予選 スペイン 5 - 0 カザフスタン
スペイン: Roberto; Torres, Piqué, Torrejón, Monreal; Raúl García (Javi García, m.64), Jurado, Sisí, Diego Capel; Mata (Kike Sola, m.46), Bojan (Callejón, m.46)
カザフスタン: Shabanov; Zumabayev, Vorotnikov, Kislitsyn, Logvinenko; Borovsky (Khassenov, m.69), Shakmetov (Noskov, m.65), Nurgaliyev, Kukeyev; Azovskiy, Kenbayev (Sabalakov, m.56)
Goles: 1-0, m.9: Jurado. 2-0, m.28: Diego Capel. 3-0, m.32: Bojan. 4-0, m.39: Mata. 5-0, m.61: Callejón.
Raúl García は64分まで出場させられましたが、両チームの実力差が大きくあまり動く必要が無かったので、負担は大きくは無かったと思われます。出場させないでくれればありがたかったことには変わりないですが。
試合そのものは Jurado のゴールを皮切りに Bojan のオーバーヘッドが炸裂するなどして前半で完全に決まってしまいました。そのおかげで後半はかなり気が抜けていたような……。とりあえず怪我人を出さずに快勝できたので良かったのではないでしょうか。
2008年03月26日(水)
_ [スペイン代表] 親善試合 : スペイン 1 - 0 イタリア
[ 試合の詳細 ]終盤の Villa のゴラッソでイタリアから勝利を挙げました。先月にはフランスからも勝利を挙げているので、ワールドカップファイナリスト相手に連勝ということになります。尤もこれまでのスペインは親善試合だと勝てても本大会だと勝てないことが慣例となってしまっているので、次の EURO では今度こそそのジンクスを打ち破ってもらいたいですね。
試合自体はボールを支配するもののなかなかチャンスが作れないような印象を受けました。。Sergio Ramos が右サイドをオーバーラップしてくることで攻撃は厚みを増していましたが、彼が上がったスペースをイタリアに使われて逆にピンチを招く場面もちらほらと。ただ中盤の右サイドには実質的には誰もいないので、Sergio Ramos の攻撃参加はかなり重要だとは思いますが。
この試合の1トップの先発は Fernando Torres でしたが、周りとあまり合っていないような感じがしました。Torres が早めに前線にボールをほしがってもパスが来ないとか、パサーがイメージしたような動きを Torres がしなかったりとか……。前回のフランス戦では早い時間帯に負傷しており、代表の試合にある程度の時間出場したのは久々なので仕方ないかもしれませんが、いつもとリズムが違うのも影響しているかもしれませんね。調子そのものは悪くなさそうだったので、チームにフィットできるかが鍵となりそうです。Villa の方が周囲との呼吸が合っているので、現段階ではどちらが軸になるかは不透明じゃないかと思います。
ところでこの試合では前半に Puyol が負傷してしまい、交代を余儀なくされました。大きな怪我でないことを祈りたいです。
2008年03月27日(木)
_ [Atlético] 代表選手情報
ミッドウィークの代表戦に召集された選手たちの情報です。尚、U-21 スペイン代表の二人に関しては試合結果に簡単なスタッツを載せているので割愛します。
まずアルゼンチン代表に招集された Agüero と Maxi はいずれも Cairo で行われたエジプト戦の先発メンバーに名を連ね、前者は85分間出場、後者はフル出場しています。Agüero はチームを勝利に導く先制ゴールを挙げましたが、その後に訪れた決定的なチャンスは外してしまいました。Maxi は前半に惜しいチャンスを逃しましたが、フリーキックで Burdisso のゴールをアシストしました。試合はアルゼンチンが 0 - 2 でエジプトを下しています。
Dusseldorf で行われたポルトガル vs ギリシャの一戦には Simão と Seitaridis が出場しました。先に Seitaridis についてですが、後半の45分間プレーしました。復帰直後の代表召集はどうなんだろうか、と記しましたが、どうやら実戦の感覚を取り戻すには良い機会になったようです。今回の代表召集は良い方向に転がってくれて良かったです。
しかしながらこの試合ではポルトガル代表として先発した Simão が負傷してしまいました。前半15分に Simão は自身の異変に気付き、その直後に交代を要求しています。診断で左脚のハムストリングを負傷していることが判明しましたが、筋断裂をしているかどうかで復帰までの日数は変化するようです(詳しい診断は Madrid に戻ってきてから)。いずれにせよ土曜日の Villarreal 戦の欠場は確実のようです。Simão はここのところ調子が良かっただけに、Atlético にとっては非常に痛い離脱となってしまいました。
ちなみに試合はギリシャが Karagounis の2ゴールでリードを奪い、その後ポルトガルは Nuno Gomes のゴールで1点差に詰め寄りましたが、結局 1 - 2 でギリシャが勝利を収めています。
Perea が召集されたコロンビア代表は Miami でホンジュラス代表と対戦し、Perea はフル出場をしました。試合は 1 - 2 で敗れています。
2008年03月28日(金)
_ [Atlético] Villarreal 戦の召集メンバー
本日行われた非公開練習後に Javier Aguirre 監督が Villarreal への遠征メンバー18名を発表しました。怪我により外れた Simão, Valera, Motta 以外では、Falcón, Eller, Reyes の3名がリストから漏れています。Simão 離脱でも召集されない Reyes は完全に戦力外扱いとなってしまったようです(苦笑)
と言うことで召集メンバーは以下の通り:
Seitaridis, Antonio López, Pernía, Cléber Santana, Forlán, Raúl García, Luis García, Agüero, Maxi, Abbiati, Zé Castro, Jurado, Miguel de las Cuevas, Mista, Perea, Pablo, Leo Franco, Ignacio Camacho
また先発メンバーも発表されています。
Abbiati; Antonio López, Pablo, Perea, Pernía; Ignacio Camacho, Raúl García, Maxi, Luis García; Agüero, Forlán
Sevilla 戦からの変更点は怪我で欠場の Simão の代わりに Luis García が起用されることだけです。現地では Cléber の先発の可能性も示唆されていましたが、結局 Nacho Camacho が2試合連続のスタメンのようです。
_ [Atlético] Villarreal 戦予想スタメン
Atlético の先発は Aguirre が公表しているので、下記のメンバーは予定ということになります。またしても Antonio López が右のラテラルを務めますが、ここ数試合で慣れてきたような印象が……。右をやり始めた頃は動きにぎこちなさがありましたが、最近は随分と改善されてきたのではないかと。
Simão の代役は Miguel の可能性も示唆されていましたが、結局 Luis García になりました。最近はあまり目立った活躍が無いので、この辺りで印象に残るプレーを見せてくれることを期待したいです。
Villarreal では最近調子が良さそうだった Guille Franco が Simão と同じように代表戦で負傷しています。ただ Nihat や Rossi がおり、さらに Tomasson も控えているので、あまり影響は無いかもしれませんね。ちなみに Villarreal のメンバーは
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2008年03月29日(土)
_ [Atlético] Liga Española 1a División 30a Jornada : Villarreal 3 - 0 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
完敗と言うしかないですね。チームとしての差をまざまざと見せつけられたと思います。左サイドに Simão が居ればもう少しまともな試合にはなったかもしれませんが、状況をひっくり返すまでには至っていなかったかも。ただ押され気味ながらも Abbiati を中心に何とか踏ん張ってはいたので、ゴール前での Perea のキックミスは痛かった……。あれなら空振りしてくれた方がマシでした(苦笑)
とは言えこの失点は Perea が最終的にミスをして奪われたものですが、個人的にはその前に Seitaridis が調子に乗ってドリブルで仕掛けて相手エリア内付近でボールを奪われたことが起因となっているのではないかと考えています。2点目も右サイドを突破されて奪われていることを考えると、Seitaridis はまだまだ試合勘が戻っていないのかもしれません。
と言うことでこの試合ほど Antonio López が二人ほしいと思った試合はありません。Villarreal の左サイド(Atlético の右サイド)からの攻撃が途中から多くなりましたが、これは Antonio López が反対側に回ったこととは無縁ではないでしょう。それまでは右サイドの Cazorla が目立っていましたが、Antonio López と対峙するようになってからは目立たなくなりましたから。Antonio López は攻撃では精度の良いクロスを上げるなどして貢献できる反面、守備面では課題が多いというのが昨シーズンまでの評価でしたが、ここ最近は守備面でかなり向上していると感じます。Antonio López の居るサイドは今なら相手に制圧されることは少ないのではないかと。先週も Diego Capel にあまり仕事をさせていませんでしたし。
以上のことを考えるとセントラルと右のラテラルの補強(Heitinga と Ujfalusi)が必要だというフロントの考えは当たっているのかもしれません。セントラルでは Pablo は最近は安定感を取り戻してきていますが、Perea は相変わらずポカがありますからねぇ。先制点の場面以外でも失点につながりそうなミスがありましたし。右のラテラルに関しては Seitaridis が今後もこの調子ならやはり厳しいでしょう。今シーズン限りで放出という報道も出ているので、それをかき消すようなプレーを見せてもらいたいところですが……。
これで上位との差は開く一方で、再び下との差を気にしなければならない状況に……。後ろ向きな考え方ですが、とりあえず明日は眼下のチームがあまり良い結果を残さないことを期待するしかないですね(苦笑)
(追記)
改めて見直したら3失点目は Nacho Camacho ではなく Raúl García のミスからでしたね。ネットで見ていたときは Camacho だと勘違いしていましたので、最初に書いたときの該当部分は消しました。ただ集中力がいつもよりも多少欠けているように見えたことは確かなので、精神面の向上はこれからの課題であることは事実だとは思います。ただ17歳でこれだけのプレーができれば十分だとは思いますが( ̄▽ ̄;
_ [Liga Española] 1a División 30a Jornada
2008年03月30日(日)
_ [Atlético] Villarreal 戦後のコメント
Javier Aguirre 監督
「Villarreal の方が良かったので、彼らを祝福するしかないな。Seitaridis と Pernía が交代する時間帯まではこちらにも可能性はあったと思うが、その直後に立て続けに2失点してしまったから厳しくなってしまった。負けたときはあら探しをしたくなるものだ。しかし私がそれを見つけたとしても最初に言うのは選手たちに対してだ。とりあえず今私がここで言えることは、試合の流れは2失点を喫した5分間で変わってしまったということだ。それまでは試合はどちらに転んでもおかしくはなかった。とは言え今の Villarreal はリーグ優勝を争うのに相応しい、素晴らしいチームだと思う。こちらは残りの8試合に全てを注ぎ、最後まで戦い抜きたい。最終的に CL 圏内を確保できることを期待しているよ。」
Manuel Pellegrini 監督
「直接のライバルを下しての勝利なので、本当に嬉しいよ。これで彼らとの勝ち点差は10になったようなものだからね(実質の勝ち点差9+直接対決分)。しかし今日は良い結果を得られたが、まだ何も決まっていないことも事実だ。ただ Liga 屈指の2トップを止めることができたので、守備面では自信を持っていいだろう。第30節までで私たちは27節も CL 圏内に位置している。チームが成長する上で上位をキープすることは大切だということだ。だからこれからは今日得ることができた2位というポジションを守り抜きたい。チームがさらに成長するチャンスだからね。」
Pablo
「試合は5分間で決まってしまった。ただ試合はまだ残されているので、これからも目標を達成するために頑張るだけだ。依然として CL 圏内にはとどまっているわけだしね。今日の試合では Villarreal の方が上だったと認めるしかない。僕たちは精一杯のことをやったが、彼らを倒すには至らなかった。彼らがどう戦うかはここ数試合で分かっていたが、それでもダメだったので彼らは強かったということだ。これからは次の試合のことに集中していきたい。この試合だけ見たら Atlético は厳しい状況に追い込まれたように見えるけど、まだ試合は残っているからね。そのことを前向きに捉えて戦っていくだけだ。」
Jurado
「彼らの方が上だった。それだけだよ。こちらは何もできなかったので、今日は僕たちの日ではなかったということだ。僕たちにできることは Villarreal を祝福することだけだ。ただいつまでも落ち込んでいるわけにはいかない。次の Almería 戦に向けて士気を高めていかないといけないんだ。彼らは試合を支配していたが、特に後半は完全に彼らのペースだった。スコアは彼らにとって優位なもので、リスクを犯す必要も無かったからね。こうなったらこちらが試合をどうにかするのは難しい。今日は勝ち点3を持ち帰るべく試合に臨んだが、彼らが良かったので叶わなかった。この敗戦は確かに痛いけど、まだ試合は残されているので、下を向いていても仕方ない。次の試合で勝ち点3を挙げ、CL 圏内をキープすることだけを考えていきたい。」
_ [Liga Española] 1a División 30a Jornada