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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2008年10月26日(日)
_ [Atlético] 一人少ない状態で2点差を追いつき勝ち点1を持ち帰る
Liga Española 8a Jornada : Villarreal 4 - 4 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
題名だけ見るとよくやったように感じますが、前半37分までを考えると勝ち点3を挙げられなかったと考えることもできるんですよね。それくらいこの試合における Banega の退場は大きかったのではないかと思います。
Atlético はいつもと異なり 4-1-4-1 でしたが、この形がうまくはまっていたのではないかと思います。開始早々でリードできたことは大きかったと思いますが、中盤を要所で抑えることで失点も防ぐことができていたのではないかと。特に Paulo Assunção の守備でのポジション取りのうまさはさすがだと感じました。セントラルの二人が怪しげだったので、彼の存在は大きかったと思います。
ボールを相手に支配されていながらもうまくいっていたので、やはり Banega の退場は痛かったです。それにしても Banega のプレーは軽率すぎじゃないか……。警告を受けたプレーはどちらも不要な反則でしたからねぇ。特に2枚目のプレーは1枚持っていることを全く自覚していないプレーに映りました。こういうプレーをすると監督としては起用しにくいのではないかと。今後は重要な試合では起用されないかもしれませんね。能力的には良いものを持っているだけに非常にもったいないような気がします。
とは言え後半に入ってしばらく持ちこたえれば何とかなった可能性はありましたが、3分で1点取られちゃいましたからね。Senna のシュートは確かに良かったですが、安易にキャッチングにいってしまった Leo のミスだと言いたいです。このゴールで流れは完全に Villarreal に行ってしまったので、痛恨のミスという印象が強いです。このプレーに限らずこの試合の Leo はキャッチングが不安定だったような気が……。
その後は Villarreal ペースだっただけに、立て続けの失点は予想できました。Domínguez のラインコントロールの甘さが露呈しましたが、まだ若い選手だけにこういう状況だとミスを犯すのも仕方ないかもしれませんね。尤も失点シーンでは Heitinga の守備の軽さが改めて気になりましたが(苦笑)
Villarreal の流れが止まったのは Cazorla と Pires を下げてからでしょうね。相手が一人少ない状態で2点リードなら大丈夫だろうと Pellegrini は思ったのだと思いますが、結果的にはこの采配がミスだったのかも(結果論ですが)。ただ Villarreal が追いつかれてしまった最大の要因は Gonzalo の軽い守備から Simão に決められてしまったことかもしれませんね。逆に Atlético はこのゴールで生き返ったと思います。
とは言えたった2分後に本当に追いついてしまうとは……。セットプレーに人数の差は関係ないことは事実ですが、あんなにあっさり取ってしまうとは。しかも同点直後には Forlán の突破から勝ち越せるチャンスまであったので、Villarreal が完全にチームとしておかしくなってしまったのでしょう。Forlán はあそこまできれいに突破したのだから、フィニッシュまでいってほしかったなぁ( ̄▽ ̄;
結局引き分けで勝ち点1を挙げるという結果になりましたが、正直なところどう評価すべきなのかよく分かりません。ただ試合全体を考えるとやはり勝ち点を2つ落としたと考えるべきなのかも。ただ Aguirre の采配は良かったと思いますし、何より Kun を休ませることができたことは大きかったのではないかと。まだまだ厳しい状況ですが2点差をはね返したことでチームの雰囲気は良くなると思うので、この試合をきっかけに浮上してくれることを期待したいです。