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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2007年10月24日(水)
_ [Atlético] Lucas Biglia
《 as 》
10月に入ってから(だったかな?)Anderlechtに所属しているアルゼンチン人の中盤の選手であるLucas BigliaをAtléticoが狙っているという噂が出てきましたが、本日asが彼のことを取り上げていたのでその記事について適当にまとめておきます。
Lucas Bigliaは現在22歳で、昨夏にAgüeroの古巣でもあるIndependienteからAnderlechtへ移籍しました。つまり2シーズン前まではAgüeroとチームメイトだったことになります。また2005年にアルゼンチンが優勝したワールドユースにもMessiやAgüeroとともに出場しています(主力ではありませんでしたが)。Anderlechtでは1年目から主力選手として君臨し、ベルギーリーグの最優秀選手の候補にも挙がっています。Anderlechtへの移籍金は300万ユーロでしたが、彼を獲得するには600万〜800万ユーロが必要だそうです。
現時点でAtlético以外にBigliaに興味を示しているのはBarçaとInterで、いずれもAtléticoよりも経済力があるクラブです。そのためAtléticoは獲得するならできるだけ早くしたいと思っているようです。尤もAnderlechtもチームの主力を簡単に手放したくはないみたいですが。
ところでAtléticoが彼を獲得するためには解決しなければならない問題があります。それはEU圏外枠を空けなければならないことです。現在はAgüero, Eller, Cléber Santanaで占められていますが、Bigliaを獲得する場合は同じポジションのCléber Santanaを放出する可能性が高いようです。
Cléber Santanaは今シーズンからAtléticoに加入しましたが、Aguirreにあまり評価されておらず、Raúl García, Maniche, Motta(離脱中)に次ぐ4番手というのが現状です。SDであるGarcía Pitarchは彼のことを評価しているようですが、現場の指揮を執るAguirreに信頼されないと厳しいものがあるでしょうね。ただZaragoza戦では4点目の基点となるプレーを見せているので、もっと出場機会が与えられれば評価も上がる可能性はあるかもしれないと個人的には思っています。だから半年で放出してしまうのはどうなんだろうか、と考えてしまいますね。
しかしながらLucas Bigliaの獲得に動くことも理解はできます。今のチームのピボテで守備的なのはMottaだけで、しかも彼は現在離脱中。冬の移籍市場が開く前には復帰していると思いますが、また怪我をしない保証は無いですからね。そしてそれ以上に考えられるのがBigliaの将来性を期待していることではないでしょうか。
とは言え個人的には冬に獲得するのは反対です。もちろん今後のチーム状況にもよるでしょうけど、今の調子なら補強の必要性は感じません。チームがうまく行っているのであれば、先行投資は冬ではなく夏に行うべきでしょうし。夏になると競争が激化する恐れはありますが、今シーズンは今居るメンバーを信頼して戦っていくべきではないかと思っています。