トップメニュー今後の日程
Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2008年03月22日(土)
_ [スペイン代表] A代表召集メンバー
3月26日に Elche で行われるイタリア代表戦に召集するメンバーを Luis Aragonés 監督が発表しました。そして残念ながら Atlético からは一人も選ばれていません。最近では唯一コンスタントに召集されていたのが Pablo でしたが、最近の不安定なパフォーマンスを考えると仕方ないかもしれませんね。以前のようなプレーができるようになれば復帰の可能性はあると思っています。それから今回は U-21 代表に招集されている Raúl García 辺りが今後A代表に招集される可能性にも期待したいです。ちなみに前回召集されたものの体調不良で出場できなかった Bojan も U-21 代表に召集されています。
それから Luis が監督を務めてから代表選出が当たり前だった Albelda がついに落選しました。Valencia で全く試合に出ていないことを考えると仕方ないかもしれませんが。現状を考えるとシーズン終了まで出場機会は無いと思うので、EURO 出場の可能性も限りなくゼロに近いと言わざるを得ないでしょう。
一方新顔として挙げられるのは Getafe の De la Red です。ここ最近の Getafe の躍進に大きく貢献していることを考えると自然かもしれませんね。また同じく最近調子の良い Villarreal からは Marcos Senna が復帰を果たしています。
と言うことで召集メンバーは以下の通り:
Arsenal: Cesc
Barcelona: Iniesta, Puyol, Xavi
Betis: Juanito
Espnayol: Luis García, Riera
Getafe: De la Red
Liverpool: Xabi Alonso, Arbeloa, Reina, Fernando Torres
Mallorca: Güiza, Fernando Navarro
Real Madrid: Casillas, Sergio Ramos
Valencia: Albiol, Marchena, Silva, Villa
Villarreal: Capdevila, Senna
_ [Atlético] 代表選手召集状況
ミッドウィークの代表戦に招集されている選手をまとめておきます。対戦相手の後ろの文字は、C: ホーム、F: アウェー、N: 中立地を表します。今回はA代表の試合は全て親善試合で、U-21 スペイン代表の試合はこのカテゴリーの欧州選手権の予選です。
U-21スペイン代表: Raúl García, Jurado
25日: カザフスタン戦(C)
ポルトガル代表: Simão
26日: ギリシャ戦(N)
ギリシャ代表: Seitaridis
26日: ポルトガル戦(N)
アルゼンチン代表: Agüero, Maxi
26日: エジプト戦(F)
コロンビア代表: Perea
26日: ホンジュラス戦(N)
個人的に疑問なのは約4ヶ月間全く試合に出ていない Seitaridis が選ばれていることです。ギリシャ代表にとって重要な選手なのは分かりますが、今回は選出を控えてもらいたかったなぁ、というのが本音です。そもそも Seitaridis が長期間離脱する怪我を負ったのは代表召集中ですし。とにかく今回は怪我無くチームに戻ってくることを祈るだけです。もちろん Seitaridis 以外の選手も何事も無く戻ってくることを願っています。
ちなみにウルグアイ代表の試合が無いので、Forlán はチームから離脱しません。シーズン終盤のことを考えるとこの点は Atlético にとって朗報かもしれませんね。
_ [Atlético] Liga Española 1a División 29a Jornada : Sevilla 1 - 2 Atlético de Madrid
[ 試合の詳細 ]
正直引き分けで御の字と思っていたので、この勝利は本当に嬉しいです。Antonio López のクロスは見事としか言いようがないです。合わせた Agüero も素晴らしかったですが。先制点も前線の選手がうまく絡んで奪ったものなので、今後も彼らの連携が良くなればゴールの量産も期待できるのではないかと思います。
試合そのものですが、Sánchez Pizjuán だったことを考えれば押し込まれる時間帯が多かったことは仕方ないですし、ある意味予想通り(予定通り?)だったと思います。前半の終盤から後半開始早々に点を取られるまでの時間帯はずるずると下がっていた印象がありますが、それ以外の時間帯はうまく Sevilla の良さを消していたと思います。
この試合の MVP は私の中では Nacho Camacho です。彼が中盤でバランスを取っていたので Sevilla のやりたい放題という展開にならなかったと感じました。プレスを掛けなければならないときとスペースを埋めるべきときの判断力が良く、センスの高さを改めて感じました。Raúl García も Cléber Santana も元々は攻撃的な選手なので、Camacho が中盤に居るとチーム全体が落ち着くのではないかと思います。とりあえず並の17歳とは全然違うことだけは確かですね。
ところで同点直後に Raúl García と Cléber Santana が交代しましたが、今日の Cléber は良かったと思います。正直彼に関してはこれまで厳しいコメントの方が圧倒的に多かったですが、今日は彼が入ってからの方がさらに良くなった気がします。あまり触れていませんでしたが、ここ最近の Raúl García のパフォーマンスはシーズン序盤と比べると落ちているように感じるので、もしかすると現状のベストな組合せは Cléber と Camacho なのかもしれませんね。もちろん Raúl García が調子を戻せば彼を軸にすべきでしょうけど。
それから不安材料だと思っていた Pernía ですが、予想以上の出来でだったのではないでしょうか。前半で Jesús Navas が居なくなったことは大きかったとは思いますが、それでも今シーズンの Pernía の守備を考えると今日は良かったと思います。失点シーンではいつものように上がった裏のスペースを突かれていましたが、チーム全体が上がり過ぎていたようにも見えたので、彼一人の責任ではないでしょう。今後も今日のようなプレーならそれなりに安心できるんですけどね。
試合の話に戻ると、Maresca の退場以降は試合が荒れるかと思ったのですが、熱くなる Sevilla とは対照的に Atlético が妙に落ち着いてしまった感じがしました。冷静に試合を運ぶためには必要な要素なのですが、落ち着きすぎて守備面で気が抜ける場面もいくつかあったようにも見えました。3点目を是が非でも取るんだ、という気迫も若干欠けていた感もあったような。何だか違うチームを見ていたような印象が……(苦笑)
と言うことで終盤は良くも悪くもらしくない戦い方でしたが、とにかく勝ち点3を持ち帰ることができて良かったです。これで良いイメージを持って El Madrigal に乗り込めるでしょうし。あとはミッドウィークの代表戦で怪我人が出ないことを祈るだけですね。チームとしては良い形で次の山場を迎えられそうです。
_ [Liga Española] 1a División 29a Jornada