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Liga 第30節 : Deportivo de la Coruña vs Atlético de Madrid (Riazor) |
2007年07月30日(月)
_ [Atlético] 昨夏と同じ手法
《 as 》
土曜日の試合前に速報が出たReyesのAtlético入りでしたが、いの一番に速報を出しそうなasだけはなぜか静観していました。そして昨日からこの話題に触れているのですが、どうやらasによるとまだ合意に達したわけではないようです。いつもなら合意していなくても合意していると報じてしまうasがこうだと調子狂うな(笑)
どうでもいい前置きはこれくらいにしておいて本題に入りますが、とりあえずここまでの流れを整理します。当初はArsenalとReal Madridの間でReyesの完全移籍させる交渉が行われており、最終的にReal Madridがオファーした額は600万ユーロでした。Arsenalとすれば到底満足できる額ではありません。その状況に割って入ってきたのがOlympique Lyonneisで、倍額の1200万ユーロをArsenalにオファーしました。Arsenalとしてはこの額なら、と考えましたがReyesはスペインでのプレーを希望しているので破談。一方Real Madridも600万ユーロからの上積みは考えていなかったようなので、交渉は停滞していました。
そしてこのような状況に首を突っ込んだのがAtléticoでした。Atléticoが提示した額は速報記事だと1200万ユーロでしたが、asによると900万ユーロ。Real MadridとLyonの間の額を提示しているようです。Arsenalからすればより高額のオファーをしているLyonに売りたいのが本音でしょうけど、Reyesが絶対にスペイン以外でプレーしたくないと公言している以上Atléticoのオファーを受け入れるだろうと推測されています。
ところで題名にある昨夏と同じ手法というのは何なのかということですが、今年もReyesと先に仮契約みたいなものを結んでしまったようです。つまりReyesが今夏のマーケットでAtlético以外のクラブに移籍した場合は違約金を支払わなければならないというものです。昨年は150万ユーロで、交渉の結果最終的には75万ユーロ(依然として未払い)になりましたが、今年は4000万ユーロというとんでもない額で仮契約したようです(この辺りはasなので真実かどうかは断言できませんが)。額を引き上げてもReyes側が応じたということは、今年こそはAtlético入りを決意したのかもしれませんね。
Atléticoは明日からAmsterdamへ遠征するので、Reyesの入団を明日までに発表してそのまま遠征メンバーに加えたいようです。と言うことでこの交渉の行方は今日決着する可能性もあるのではないでしょうか。ところでReyesはバカンス明けなので、遠征メンバーに加えても他の選手と比べてコンディションに差があり試合に出すのは厳しいような……。
_ [Atlético] バカンスへ
《 as 》
今夏休暇を取らずにチームに合流していたAgüero, Perea, Forlán, Cléber Santanaの4選手はAmsterdam遠征には帯同せずバカンスに入るようです。再合流時期ですがCléber Santanaは8月8日、それ以外の3人は10日だそうです。1年間の疲労を癒すには期間が短いかもしれませんが、じっくり休養して戻ってきてください。
ところでAmsterdam遠征には新加入のSimãoは帯同の予定です。Benficaでプレシーズンを送っていたので、他のメンバーと比べてコンディション面で大きな差はないでしょう。できるだけ早く他の選手との連携を深めてもらいたいものです。本当に連携を深める必要がありそうな2トップはバカンスに行ってしまいますが( ̄▽ ̄;
_ [Atlético] 本拠地の移転が決定
かれこれ数年前から噂になっていたVicente Calderónの売却話でしたが、ついに現実のものになる日が来てしまいました。Madrid市、近隣のビール工場の土地を保有しているMahou社、そしてAtlético de Madridの三者間で行われた交渉が完全に合意に達し、本日正式に発表されました。Vicente CalderónでAtléticoがプレーするのは2009-10シーズンまでで、2010-11シーズンからこちらも以前から報道されていたように現在はLa Peinetaと呼ばれているMadrid市の総合競技場を改築したスタジアムでプレーすることになります。
まずLa Peinetaの話からですが、改築には1億6000万ユーロを要します。現在のLa Peinetaは上段左図のようにメインスタンドしかなく、陸上トラックもあります(この画像はCGですが)。これを上段右図のようにスタンドを増設して屋根を設置し、下段左図のように陸上トラックの部分にも観客席を増設してピッチとの距離を狭めます。下段右図が完成予想図です。しかしながらMadrid市が2016年、もしくはその後のオリンピック誘致に成功した場合はLa Peinetaがメインスタジアムとして使用されるため、陸上競技の開催が可能なような改築をする必要があります。このときはMadrid市が2000万ユーロの改築費用を負担することになっています。
と言うことで一応陸上トラック無のスタジアムになる予定みたいですが、実はピッチと観客席の距離はやや遠かったりします。特にゴール裏は結構広いです(苦笑) 収容人数は73,000とVicente Calderónよりも増えますが、ピッチとの距離を考えるとやはりCalderónの方が良いスタジアムだと思えてしまいます……。
次にVicente Calderónはどうなるのかですが、環状線の拡張工事に伴いスタジアムそのものは壊されることになります。そしてその跡地には緑豊かなAtlético de Madrid公園なるものが造られることが決まりました。一応Atléticoの名は残るようですが、スタジアムそのものは完全に消えてしまうことになります。
以上が今回発表された内容を適当に要約したものです(一部誤訳があるかもしれませんがご勘弁を)。それはさておき今夏の羽振りの良さはやはりCalderón売却がほぼ決まっていたからだったのかもしれませんね。正直このような結末を迎えてしまい非常に残念ですが、環状線を拡張したい市の意向と財政を立て直したいAtléticoの考えがマッチしてしまったのでしょう。決まってしまった以上、取り壊される前にもう一度観戦に行きたいと思っています。
_ [Atlético] Reyesの入団が内定
Josén Antonio Reyesの入団が内定したことが正式に発表されました。メディカルチェックはすでに大部分を終了しており現時点では問題は全くありませんが、明日8時半から行う残りの項目をパスすれば入団が決まります。契約期間は4年間で、現地時間31日10時から入団発表会見が行われる予定です。そしてasが報じたように入団発表会見後すぐにAmsterdam遠征に加わり、Javier Aguirre監督の指揮下に入ることも予定されています。
昨夏の一件以来悪い印象がどうしても拭えないのですが、入団する以上Atléticoのために頑張ってくれと言うしかありません。この印象を覆すような活躍を見せてくれることを期待しています。